おっとりとした性格と表情が特徴的なデグー。
元AKB48の前田敦子さんが飼育をしていることでも話題になりました。
そんなデグーをなつかせるためにはどうすれば良いのでしょうか。
なつかせる方法をご紹介します。
1匹で飼育する
デグーは元々集団で生活する動物です。
そのため、野性に近い形で飼育したいのであれば多頭飼いをするのがオススメですが、多頭飼いをすると繁殖やケンカの問題があります。
デグーは1回の出産で3匹から6匹の子どもを産みますし、オス同士のケンカは激しいです。
そして、多頭飼いにするとデグー同士が仲良くなり、飼い主になつきにくいことがあります。
デグーになついて欲しくて、かつ、繁殖を考えていないのであれば、1匹だけで飼育するようにしましょう。
デグーは寂しがり屋な性格をしていますので、他にデグーがいないと飼い主に関心を持ち、なつきやすくなります。
こまめに声をかける
デグーは聴力がとても優れた動物です。
人間が聞こえない音域の音を聞き分けていると言われています。
挨拶や求愛、警戒など用途に応じて鳴き声を使い分けることが出来ます。
まるで歌を歌っているような姿から「アンデスの歌うネズミ」と呼ばれています。
デグーは社交性がある動物なので気の合う仲間とは離れることがなく、仲間同士で会話をするように鳴き合うことがあります。
鳴き声を交わすことによりコミュニケーションを取っていると言えます。
ですので、デグーにはこまめに声をかけてあげましょう。
こまめに声をかけることによりデグーとの間に信頼関係が生まれ、なつきやすくなります。
おやつを手渡しであげる
動物は、基本的に遊んでくれる人よりも食事の用意をしてくれる人を信用します。
デグーも同様で、遊ぶだけの人より食事の用意をしてくれる人を信用します。
ですので、デグーをなつかせようと思ったらきちんとエサや水を用意しつつ、ケージから出すときなどに手渡しでおやつを与えてみましょう。
最初は警戒して食べないこともありますが、そのうち「この人はエサやおやつをくれる人だ」と認識し、なついてくれます。
そのうち、おやつが無くてもなついてくれるようになります。
おやつには糖質や脂質の多いものもあるので、あげるときは少しずつにしましょう。
にんじんなどの乾燥した野菜を与えると良いでしょう。
ひまわりの種などの種子は美味しいですが、脂質が多いので注意が必要です。
スキンシップを心がける
デグーは人懐っこい性格をしている個体が多いです。
そのため、デグーをなつかせるためにスキンシップは有効です。
飼い始めてから日が経ち慣れてくると、デグーは飼い主の姿を見て鳴き声を上げたり、ケージから出すようにケージをかじって催促したりするようになります。
そして、飼い主の手からおやつなどを食べるようになるくらいなついたら、そっとデグーの体を指で撫でてあげましょう。
デグーはおやつなどを食べているときは食事に夢中になるため、触らせてくれることが多く、触られても気が付かないこともあります。
何回か繰り返すうちにデグーも慣れて安心し、触らせてくれるようになります。
飼い主を信頼してなつくと、自分から触るように訴える個体もいます。
びっくりさせないようにする
デグーは好奇心旺盛で人懐っこい性格の反面、他の小動物と同じように臆病で環境の変化に敏感な一面もあります。
新しい環境だと巣穴に閉じ籠もって出てこないこともあります。
環境に慣れると出てきてくれますので、気長に待ちましょう。
可愛い姿や仕草を早く見たくてウズウズする気持ちは分かりますが、巣穴から無理矢理引っ張り出したりしてびっくりさせると逆効果になってしまい、かえってなつくまでに時間がかかります。
また、デグーは聴力がとても優れた動物なので、人の物音やインターホンなどにびっくりしてしまうこともあります。
小さなお子さんなどがいる場合や自宅の周りが騒がしい場合は、びっくりさせないように言い聞かせたり、騒音対策を考えたりしましょう。
子どものときから接するようにする
デグーを子どものときから飼育をすると、よくなつく傾向があります。
ペットショップで販売されているデグーは既に大人なっている個体が多いため、子どものデグーを迎え入れようと思っているのであれば、デグー専門のペットショップやデグーのブリーダーから購入すると良いでしょう。
大人のデグーであっても時間と愛情を持って接してあげればなついてくれるようになりますが、やはり子どもよりは時間がかかってしまいます。
ペットショップに入荷されてから時間が経ち大人になったデグーは、店内の騒音などで対人恐怖症になっていることがあります。
このようなデグーをなつかせるのは時間がかかります。
気長に待ちましょう。
愛情を持って優しく接するようにする
デグーをなつかせるためには、おやつをあげたり名前を呼んでスキンシップを取ることが重要です。
そして、何より重要なのは、デグーに愛情を持って接してあげることです。
動物は、環境の変化や飼い主の気持ちの変化に敏感に反応します。
デグーもその点は同様で、愛されていると感じれば、話しかけてくるように鳴き声を上げたり、体を擦り寄せてきたりなどの反応が返ってきます。
しかし、愛されていない・邪険にされていると感じれば、デグーは心を開いてくれません。
心を開いてくれなければ、飼い主になつくことはないでしょう。
動物の飼育は自分の思い通りにならないときもありますが、広い心を持って接してあげるようにしましょう。
時間がかかるかも知れませんが、デグーもそれに応えてくれるようになります。
テグーがなついてくれるまで気長に待ってあげよう
デグーは好奇心旺盛で人間になつきやすい傾向がある動物ですが、なつくまでにかかる時間は個体差があります。
なつかないからといっていじめたり捨てたりすることだけは絶対にしないで下さい。
臆病な小動物が新しい環境に慣れるまでには、どうしても時間がかかります。
デグーが飼い主を信頼して心を開いてくれるまで待ってあげましょう。
待ってあげるのもデグーがなつくための大事な方法のひとつです。