トイプードルがかかりやすい病気6つ

最終更新日:2016年7月1日

トイプードルは抜け毛や体臭が少なく、また賢く社会性が高いため、訓練性能が高く、室内犬として飼いやすい犬種として人気が高いです。

しかし、非常にデリケートな犬種でもあり、遺伝的にかかりやすい病気も存在します。

トイプードルのかかりやすい病気をあらかじめ知っておくことで、早期発見早期治療をすることができます。

1.膝蓋骨脱臼

トイプードルに限らず小型犬に広く見られます。

膝の関節にあるお皿(膝蓋骨)が正常な位置から外れてしまうものです。

先天性と後天性がありますが、小型犬は先天性のものがよく見られます。

膝蓋骨が脱臼すると痛み、腫れ、跛行(足を引きずって歩く)などの症状が見られます。

症状の程度により4つのグレードに分けられます。

痛みがほとんどなく、犬が自分で足を伸ばして元の位置に戻せる軽いもの(グレード1~2)から、習慣的に脱臼してしまうが、獣医師の処置で簡単に戻るもの(グレード3)、常に外れたままになってしまって膝蓋骨がほとんど動かず足を上げたまま歩くもの(グレード4)まで。

グレードが軽いものは肥満にさせないことや激しい運動を避けて関節の周りに筋肉をつけることで予防することができますが、グレードが重く、常に脱臼したままの場合は外科的手術を受けることが必要です。


2.白内障

眼の中には水晶体と呼ばれるレンズの役割を果たしているものがありますが、白内障になると水晶体が白く濁っていき、視力が低下して失明に至ることがあります。

白内障は先天的なものと後天的(加齢によるもの)がありますが、プードルは先天的に若くして白内障になりやすいと言われています。

白内障は軽度であれば痛みもなく犬の行動にも目立った変化はないため飼い主も気づきにくく、進行して犬が家具などにぶつかるようになって初めて気づくという事が多くなります。

日ごろから犬の目に変化がないか注意深く見ておく必要があります。

3.アトピー性皮膚炎

花粉、真菌、ハウスダストなどの環境アレルゲンを鼻や口から吸い込むことで起こる痒みを伴う皮膚疾患です。

顔、耳、わき、四肢、お腹などにできやすく、赤い発疹やフケ、脱毛、色素沈着などが見られ、全身に広がってしまうこともあります。

皮膚疾患は原因により治療法が異なるため、原因がわからないまま自己判断で薬用シャンプーを使ったりすればかえって悪化してしまうこともよくあります。

犬に皮膚疾患と思われる発疹などが見られた場合は獣医師による診察を受け、適切な治療ができるようにしましょう。


4.気管虚脱

正常な気管は円形をしていますが、何らかの原因で気管を作っている軟骨が円形を保てず潰れてしまうことで、上手く呼吸ができなくなってしまうものです。

小型犬や短頭種に発症することが多く、トイプードルでもしばしば見られます。

気管が潰れる原因は先天的な異常のためとも言われていますが、高齢になったり肥満にさせることで引き起こされる場合もあります。

気温が高くなると急にハーハーやゼーゼーとか苦しそうな呼吸をしだし、時に激しい咳が出たり、酷い場合は舌や歯茎の色が紫色になるチアノーゼを起こしたりして倒れてしまいます。

内科療法によって改善することができますが再発を繰り返すことも多いので、夏場はなるべく涼しい場所で過ごさせて、室温管理には気をつける必要があります。

5.クッシング症候群

副腎皮質機能亢進症とも呼ばれます。

糖の代謝を助ける副腎皮質ホルモンが異常に多く分泌されることによって起こる病気です。

水を多量に飲むようになり、尿の量が増えたり、お腹が太鼓のように膨らんだり、皮膚が乾燥し体毛が左右対称に抜け落ちたりというような症状が見られます。

また、食欲が異常に増えることもあります。

7歳以上のシニア犬に最も多く見られます。

多くの場合は脳下垂体に腫瘍ができてしまい、それにより副腎皮質刺激ホルモンが過剰につくられて、副腎が刺激されることで副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されます。

また副腎に腫瘍ができることでも引き起こされます。

獣医療が原因でこの病気が引き起こされることもあります。

ガンやアレルギーの治療に使うステロイドを長期間投与しつづけることで、クッシング症候群の症状が現れることがあります。


6.眼瞼内反症

まぶたが内側に曲がりこんだ状態を眼瞼内反症と言います。

この症状になるとまつげが角膜や結膜を刺激して、角膜炎や結膜炎を引き起こす原因になります。

まぶたの内反が軽い場合は軽い結膜炎程度の症状がたまに出るだけのこともありますが、まつげの刺激でさらに強い角膜炎や結膜炎を起こすと、目のかゆみや痛みが出て、目を前足でこすったり、まぶたがけいれんしたり、目やにや涙がたくさん出たりするようになります。

角膜が慢性的に刺激を受けることで角膜が白く濁ってしまい、内反症そのものを治療しても予後が悪くなってしまうので早期に適切な処置をすることが重要です。

子犬の頃からよく目やにが出たり目を気にしたりするような傾向があれば、早めに獣医師の診察を受けて内反の程度により適切な処置を受けるようにしましょう。

トイプードルはデリケートな犬種

トイプードルは改良を繰り返し繁殖してきたことで、特定の病気も出やすくなってしまいました。

先天的に起こりやすい病気でも日常生活を気をつけて予防したり、早期に発見したりすることで完治できる病気もあります。

トイプードルを飼う上でトイプードルのかかりやすい病気を知ることは、愛犬が元気に長生きしてくれることにつながります。

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