犬に名前をつけるには、何をヒントにすれば良いでしょうか?どんな点に注意して名前をつけたら良いのでしょうか?
ランキングやいくつかの例をご紹介しながら犬の名前の付け方についてまとめてみました。
ランキングから見える犬の名づけの傾向
犬の名前ランキングを見ると、犬の名づけにいくつかの傾向が見えてきます。
ランキングにある名前はほとんど2文字、最高でも3文字以内です。
母音のOが入る名前が多いです。(ココ、モコ、モモ…)
和風の名前が半数(モコ、モモ、ハナ、ソラ、サクラ)、英語やフランス語など洋風の名前が半数です。
オスメス別のランキングを見ると、オスは10位以内にレオ、コテツ、レオンといった強そうな名前が入っています。
反面ココ、チョコ、モコといったメスでもランキングに入っている、女の子っぽい名前がランク入りしています。
メスの名前ではココ、モモ、ナナといった同じ音を重ねる名前が10位以内に3つ入っています。
名前がかぶらないように気をつけましょう
犬の名前をつけるときに気を付けることがいくつかあります。
犬は公園など野外に連れ出すことが多いので、ほかの犬や人間と名前がかぶらないようにしましょう。
ランキング上位の名前をご紹介しましたが、これらの名前は外で呼んだ時にほかの犬とかぶる可能性が高いです。
和風の人名を犬につけるときには、実在の人間とかぶらないように気をつけましょう。
歴史上の人物の古風な名前や、現実にはあまりいないアニメの名前などから取るのが無難です。
カンベエやゴエモンといった名前の人は実際にはあまりいないでしょうが、タロウやヒロシにすると、公園で呼んだ時に本人がいて失礼になるかもしれません。
犬が聞き取りやすく覚えやすい名前にしましょう
犬が聞き取りやすく覚えやすい、発音がシンプルで短い名前にしましょう。
犬は母音は聞き取れても子音の聞き取りは曖昧なので、複雑な名前をつけても判別できないことがあります。
また名前が長いと犬が覚えにくい上に、しつけのときに呼んでもメリハリが出ません。
できれば2音節、長くても4音節以内が望ましいです。
日常でよく使う言葉や犬のしつけに使う言葉、またそれと似た音の名前も犬が混乱するので望ましくありません。
例えば「ごはん」という名前にすると、しつけや日常会話で言うたびに犬が反応してしまいます。
また子音の聞き取りが苦手な犬には「ごはん」と「ヨハン」が同じに聞こえてしまいます。
何をヒントに犬の名前をつけるか
・犬の特徴(外見や動作)から取った名前
チョコ、モコ、マロン、レオ、モカ
・食べ物から取った名前
チョコ、モモ、マロン、モカ
・植物や自然物から取った名前
モモ、ハナ、ソラ、サクラ
・人名から取った名前
ココ(ココ・シャネル)
またオス犬の名前のランキングにはコタロウ、コテツといった和風の人名が出てきます。
和風の名前は「小太郎」「小梅」などのように漢字の場合が多いです。
犬の特徴から取った名前の例
その犬の色、毛並み、体格、動作、鳴き声などの特徴から名づけるのはとても一般的です。
その犬の個性に合った名前はきっと愛着がわくでしょう。
・色や毛並み
ココア、ミルク、もなか、茶々丸、クロベエ、小雪、ましろ、ツヤコ、ふわり
・体格や体形
コタロウ、ちび太、レオ、熊太郎、プチ、マロ、コロン
・動作や鳴き声
チョコ、トコ、クー、わん太郎、わん助
また実際そうでなくても「こうあってほしい」という願いを名前に付ける場合もあります。
例えば体が弱い犬に、強くなってもらいたいという願いを込めて「レオ」と強そうな動物の名前をつけるようなケースです。
食べ物や自然物などから取った名前の例
食べ物の名前は、その食べ物が犬の特徴を表している場合が多いです。
例えば黒と白の犬で「モナカ」といった具合です。
また自然物はその犬が生まれた季節の植物の名前など、時期とも関係しています。
・食べ物
きなこ、あずき、小麦、アンズ、ゆず、チョコ、ショコラ、くるみ、マロン、プリン
・植物や自然物
サクラ、アヤメ、もみじ、ハナ、青葉、空、リク、大地、嵐、ルナ
・季節や月の名前
ハル、小春、やよい、メイ、ジューン
・その他のもの
ニコ、ラブ、愛、きらり、ルル、ララ
人名から取った名前の例
オスの犬は戦国武将から取った強そうな名前に人気があります。
メスは映画女優などのおしゃれな名前に人気があります。
・歴史上の人物から
信長、秀吉、龍馬、五右衛門、官兵衛、蘭丸、佐助、式部、茶々
・アニメから
ケンシロウ、ルパン、ゴクウ、ミナミ、まる子
・外国人の名前
ジャック、ジャッキー、ロッキー、マックス、オスカー、クレア、ジェニファー、ジゼル、ココ
犬に素敵な名前をつけよう
犬の名前を考えても決まらないときは、周りにいる人にアイデアを出してもらいましょう。
それでも決まらないときは、いくつかのサイトにある「ネーミングコンペ」に出してみるのが良いでしょう。(例.CrowdWorks)
犬の特徴や写真を掲載すると、何百人もの人が名前を考えてアイデアを出してくれます。
最終的に決めるのは飼い主になりますが、自分では考えつかなかった良いアイデアに出会えるかもしれません。