犬がひとりきりになると破壊行動をしてしまう理由とは

最終更新日:2017年7月14日

「犬に留守番をさせたら家の中がめちゃくちゃになっていた」という経験はありませんか?

普段大人しい犬だとなおさら「どうしてこんなことをするんだろう?」とショックを受けるものです。

犬が一人きりになると破壊行動をしてしまうときの理由をご紹介して、その中で特に重要な「分離不安」についてご紹介します。

1.分離不安から

いっしょにいると大人しいのに、留守番をさせたり一人で置いておくと、いきなり破壊的な行動をする犬がいます。

家に帰ると、カーペットがはがされ、クッションが食いちぎられて、家具には歯形がついていて、靴はボロボロに…といったショッキングな光景が展開されます。

これは犬が飼い主と離れることから過度の不安を感じて問題行動を起こす「分離不安」の例です。

飼い主が不在中の「破壊行動」「過剰な吠え」「不適切な場所での排泄」などが含まれます。

さらに進むと、下痢、嘔吐などの胃腸障害、脈拍数増加、代謝異常など体調不良も起こります。

足を舐め続けて脱毛を起こさせるような自傷行為も起こします。

これは犬の心身に影響するストレス障害で「分離不安症」と言われます。

この「分離不安(症)」については後ほど詳しくご紹介します。

2.退屈している

分離不安のように大きなストレスでなくても、ただ退屈して周囲にある興味を引くもので遊んでいて、結果として破壊行為になってしまうことがあります。

例えばクッションがボロボロになるというのは良くあることですが、犬はクッションを獲物に見立てて、歯を立てて噛んだり、くわえたまま首を振って絶命させるなど。

野生時代の本能的な行動を思い出して再現しています。

犬に悪気は無くただ退屈を紛らわすために遊んでいるつもりです。

このような場合は、破壊されると困るものを片付けて、犬が遊べるようなおもちゃを与えるようにしましょう。

また日ごろの散歩や遊びが足りないと、一人の時にこうした行為をしやすいので、十分な散歩をさせて、飼い主が積極的に遊んであげましょう。

3.飼い主の反応を楽しんでいる

犬が破壊行為をすると、何度も名前を呼んだり、くわえたものを取りかえそうと追いかけたりしていませんか?

犬はそうした飼い主の行動を「遊んでくれている」と勘違いしているのかもしれません。

そうしたことが繰り返されると「破壊行為をすれば遊んでもらえる」と思って破壊を繰り返すようになります。

4.歯が痒い

歯が生え変わる時期の子犬は、歯が痒くて周りのものを噛むことがあります。

また経験を積むために、ありとあらゆるものを噛んで確かめる行動をします。

家具などありとあらゆるものを噛んだりするので、他に噛んでも良いものを与えて、しつけをきちんとしましょう。

5.分離不安の傾向をチェックする

以上の理由の中で、特に考えなければならないのは「分離不安」です。

犬に分離不安の傾向があるかをまずチェックしましょう。

飼い主をいつも目で追っている、どこにでもついてくる、飼い主がトイレに入っただけでさみしがる、飼い主が目に入らないところに移動しただけで騒ぐ、外出の準備を始めただけで落ち着かなくなる。

このような傾向があると分離不安かもしれません。

犬は精神的に飼い主に過度に依存しています。

ほとんどは過保護と社会性の不足が原因ですが、留守中に怖いことを経験してトラウマが原因になることもあります。

この分離不安を解消するための方法を以下にご紹介します。

6.飼い主は必ず帰ってくるということをわからせる

分離不安に陥る犬は「もう飼い主が帰って来ないのではないか?」と思ってパニックになります。

そうでないことをわからせるために、少しの間不在にして、大人しくしていたら褒めたりご褒美をあげる訓練をしましょう。

最初は数分間から始めて、だんだん時間を延ばしていくようにしましょう。

7.出かけるとき、帰ってくるときは何気なくふるまう

外出するときには名前を連呼しながら抱きしめる、帰ってきたら靴を脱ぐのもそこそこに飛びついてきた愛犬を抱きしめる。

こうした外出の際の過剰なアクションは、犬の分離不安を作り出す原因になります。

犬は飼い主の外出を「特別な一大事」だと思うようになり、不安を募らせるのです。

出かけるときも帰ってくるときも、できるだけ普段通りにふるまいましょう。

帰ってきたら、まず靴や上着を脱いで、手を洗ったりうがいをして、それから犬を抱きしめるようにしましょう。

こうして繰り返していると、犬は飼い主の外出を「別に大したことではない」と思うようになります。

8.犬が留守中に安心して過ごせる環境を作る

犬が留守中に快適に過ごせるように環境を整えましょう。

快適な寝床や快適に遊べる場所を用意して、危険なものや破壊されると困るものは片付けておきましょう。

長時間一人で遊べるおもちゃがありますので、適当なものを選んで与えてあげましょう。

またラジオや音楽をかけたり、外出先から電話で声を聞かせるなどの方法もあります。

犬が「留守番は楽しい」と思えるような環境づくりをしていきましょう。

犬がひとりになると破壊行動をしてしまう理由を知ろう

犬が一人になると破壊行為をする原因の一つは分離不安です。

犬が飼い主に過度に依存している状態で、心身に影響を及ぼすこともあるので改善する必要があります。

飼い主と離れても大丈夫だと思えるように訓練をして、楽しく留守番ができるような環境を作ってあげましょう。

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