小さなセキセイインコから体長1メートル近くにもなる大型のコンゴウインコまで、インコには様々な種類があります。
物まね上手から羽色のキレイなもの、愛らしい仕草や愛嬌のある表情など魅力も様々です。
そんなインコ達と暮らすメリットもいろいろあります。
インコを飼うとコミュニケーションが楽しめる
群れで暮らす生き物であるインコは「仲間同士のコミュニケーション」を大切にする鳥です。
おしゃべりを真似ることができるコでもおしゃべりを全くしないコでも色々な方法で飼い主やその家族とコミュニケーションを取ろうとします。
一緒に暮らしていると、「遊ぼうよ」「頭を撫でて」「おやつをちょうだい」「こっちに来て」などインコから積極的に呼びかけられたりすることが多いことにすぐに気が付きます。
仲良しの飼い主が話しかけると嬉しそうに寄ってきてじっと顔をみていたりするインコを見ると、まるで人間の言葉をすべて理解しているかのように感じるものです。
おしゃべりの上手なコなら「いってらっしゃい」「おかえり」「おはよう、おやすみ」など挨拶の言葉を正しいタイミングで話すことも珍しくありません。
一人暮らしの人の場合でも、まるで「羽の生えた小さい人間」と会話している気持ちになるくらいです。
インコが理解しているしていないに関わらず話しかけたくなります。
インコのほうも飼い主が声を掛けるとじっと見つめ返してきたり足踏みしたり鳴いたりして反応するので、「会話」が成り立ってしまうこともあったりします。
インコを飼うとヘルシーな食習慣になる
インコのエサはペレットやシード類だけでなく、新鮮な野菜や果物も必要です。
そのためにインコを飼うと色々な季節の野菜や果物を買う習慣がつきます。
インコは飼い主と「なんでも一緒」が大好きですから、野菜や果物を一緒に分けて食べると大喜びします。
その様子が嬉しくて、人間のおやつも果物中心になったり「インコにあげるから」と買った野菜を人間も食べる、ということが習慣になった飼い主さんの話も珍しくありません。
この他にも「愛鳥に食べさせるために安全なものを」と食材に気を付ける習慣がついた結果、人間もジャンクフードを食べなくなったりします。
インコを飼うと友達が増える
小さなセキセイインコでも飼育の方法は「エサやり・掃除」だけではありません。
おもちゃのことや健康管理など勉強したいことがたくさんあります。
ネットを使ったりショップや小鳥カフェなどに出かけて情報収集する人も多いです。
愛鳥家のブログを見たりするうちに質問したりメッセージを送ったりして仲良くなり、「愛鳥家のオフ会」に参加したりすることもあるでしょう。
愛鳥家クラブのようなものに参加することもできます。
「インコが好き」という共通点があるので、普段は人見知りしやすくてなかなか友達ができにくいという人も、たくさんの人との交流を楽しむようになることも多いのです。
中形以上のインコならハーネスをつけたりして近所をお散歩したりするうちに今まで知らなかった人とも交流ができたりします。
インコを飼うと長い間一緒にいることができる
小さなセキセイインコでも寿命は約10年ほどになります。
大型のコンゴウインコになると80年以上生きる可能性もあります。
そのためにインコは「長い間一緒に暮らすことのできるコンパニオンアニマル」であると言えます。
寿命が長い分、インコと飼い主の間にできる絆も強いものになり、種類は違うけれど本当の家族のような付き合いができるようになります。
大型インコのように長い寿命を持つ種類を飼うとなると、最後まで世話ができるのかどうかを慎重に考える必要があります。
でも、新しい家族を迎えることを考えれば十分に納得できることでしょう。
インコを飼うと規則正しい生活が身につく
インコに限ったことではありませんが、野性の鳥は普通日没とともに寝て日の出とともに起きるという生活をしています。
飼い鳥としてのインコも基本は同じです。
人間側には「今日は休みだから」と朝寝坊をしたくなる理由もあります。
でもインコにとっては「毎日決まった時間に起床・就寝」は健康で長生きするためにも必要なことです。
飼い主である人間の生活リズムにある程度合わせることは必要ですが、不規則な生活リズムは愛鳥の健康にいい影響はありません。
インコに規則正しい生活を送らせるためや世話の時間を確保するために早寝早起きするうちにそれがいつもの習慣になってきます。
インコを飼ってみよう
インコは鳥類の中でもトップクラスの愛情豊かな鳥です。
飼い主に対しても身体いっぱいの愛情表現で接してくれます。
頭もよく、基本的にどの種類も一緒に暮らしている仲間とのコミュニケーションを重視します。
ご紹介した以外にも一緒に暮らすうちに落ち込みにくくなった・価値観が変わったというような経験をすることも多いでしょう。
インコを飼う人それぞれのメリットがあります。
メリットは小型・中型・大型どのサイズのインコの場合でも変わりなく享受できます。
子供の情操教育のひとつとしてペットを飼うという家庭もありますが、インコは大人が飼っても色々なことを教えてくれる存在です。