インコは賢い鳥です。

遊んであげれば、いきいきと反応してくれます。

さらに、遊ぶことでコミュニケーションが生まれれば、飼い主さんのことをもっと好きになるでしょう。

そこで今回は、インコと上手に遊ぶ方法をご紹介します。

指に乗せてボディタッチ

猫はあごの下を触るとゴロゴロ言って気持ち良さそうにしていますが、インコは頭をカキカキされることが好きです。

全てのインコがそうだとは断言できませんが、手乗りになっていて、ボディタッチを嫌がらないインコでしたら、嫌いではないでしょう。

インコを指に乗せて、頭をカキカキすると、首をかしげて、目を閉じて、気持ち良さそうにすると思います。

カキカキするだけじゃなく、なでなでしてみたり、指先でツンツンとしてみたり、色々な感触を覚えさせましょう。

握手

手乗りのインコだったら、簡単にできる遊びです。

インコをテーブルに置いて、人差し指を片方の足の前に差し出します。

指に乗ることに慣れていれば、反射的に片足で指を掴もうとするはずです。

両足で乗ってこようとする前に、お終いと言って指を引いてしまいましょう。

指に乗りたかったインコががっかりするかもしれないので、そこでご褒美のエサをあげてください。

右足、左足、別々に何度も練習すると、握手のやり方を覚えてくれます。

ヘンゼルとグレーテル

「ヘンゼルとグレーテル」のお話を思い出してください。

こんなシーンがなかったでしょうか?

二人が迷わないように森の中をパンクズを落としながら進むと、鳥がそれを食べてしまうという場面。

これをインコにやってもらいましょう。

テーブルに向こう側からこちら側までの一直線のライン上に、いくつかポイントをつくって、そこにエサを置きます。

テーブルの向こう側にインコを置いて、「おいで」と声をかけてください。

エサをついばみながら、こちらにやってきます。

一直線がクリアできたら、ぎざぎざのラインにエサを置いたり、曲線を描くように置いたりすると楽しいです。

トンネルくぐり

インコをテーブルの上に置いてください。

鉄棒を握るときのように手を開き、親指と残りの指でアーチを作るようにして、インコの前に置きます。

これがトンネルです。

そのままにしておいても、インコがひとりでくぐり抜けるわけはないので、エサをつかって誘導します。

最初はトンネルの前にエサを置きます。

食べ終わったら、それで一回目のトライは終わり。

また手でトンネルを作って、今度はトンネルの内側にエサを置いてみます。

これが成功したら、エサの位置をさらに内側にしてみます。

最終的には、インコがトンネルをくぐるようにトンネルの向こう側にエサを置いてみましょう。

何度も繰り返すと、エサを置かなくても、トンネルをくぐるようになります。

空中散歩

インコを指に乗せます。

反対の手を使って、指に足を乗せるように、インコの足元より少し高い位置に差し出します。

インコは「よいしょ」と、新しく出した指に乗りかえるはずです。

乗らなかったら、指でインコの足元をトントンしてみてください。

それでも乗らなかったら、指と指をくっつけて、爪の先から下からすくいあげるようにすると、インコは新しい指に乗るはずです。

こうやって、右手の人差し指、左手の人差し指を交互に出して、インコを移動させて遊びます。

ケージの中で遊ぶ

これは手乗りになってなくてもできる遊びです。

ケージの中でインコが止まり木に止まっていたら、「おいで」と声をかけ、止まり木の端をトントンと叩きます。

寄ってきたら、ご褒美のエサをあげます。

次に、向こう側の端をトントンと叩いて、来たらエサを与えます。

こうして、行ったり来たりさせて遊びます。

そのうちにエサがなくても、叩くだけで来るようになります。

鳴きかわし

インコが鳴いたら、口笛で応えてあげましょう。

鳥の声を真似て、ピュウ、ピュウと音を出すのがコツです。

インコはそれに応えて鳴くはずです。

そうしたら、またピュウ、ピュウとやります。

こうしてインコと音でコミュニケートするのです。

野生の鳥も鳴き交わしをしますから、インコにとってこれは自然なリアクションです。

プレイジムで遊ぶ

ペットショッブで売っている、鳥用の遊び場、プレイジム。

ブランコがついた、ジャングルジムのようなものですが、これで遊ばせます。

いきなりインコを乗せても、そこに乗っているだけで動こうとしないものです。

最初は飼い主が遊びをリードしてあげると良いでしょう。

手でトントンと叩いて、登ったり下りたりさせます。

ちゃんとできたら、ご褒美にエサをあげましょう。

面白いアクションをしたときにご褒美をあげると、その動きを繰り返すようになります。

ご褒美を使って上手にインコと遊ぼう

インコと遊ぶコツは、ご褒美を用意しておくことです。

楽しく遊んで、エサをもらえるわけですから、インコは大満足。

インコと良い関係を築きたい、もっと仲良くなりたいと思いましたら、ぜひ積極的に遊んであげてください。