高級な金魚5種。数十万円する金魚もいる

最終更新日:2017年1月29日

金魚と言えば古くから庶民に親しまれてきた観賞魚です。

その身近でリーズナブルな存在故にアクアリウムの世界でも入門用の魚として扱われています。

しかし世の中には1匹数万円も数十万円もする高級な金魚がいることをご存知でしょうか。

今回は金魚の中でも「高級魚」に分類される種類をご紹介します。

東錦

東錦は金魚の中でも高級な種類が多い「オランダ型」の金魚の一種です。

高級金魚の中でも特にメジャーな存在で、品評会でもよく上位入賞している優良個体が多いです。

東錦は昭和18年に、金魚商の加藤金蔵氏によって作り出された金魚です。

「オランダ獅子頭」と「キャリコデメキン」を交配させて生み出されたと言います。

名の由来は東京出身の金魚商が土地柄に因んで名付けたことから「東(関東)錦」と命名されました。

東錦は頭部の肉瘤が特徴的で、他と比べて特に発達しています。

体色はキャリコデメキンの特徴を色濃く受け継いでおり、ツルのような赤い頭部と白を基調とした体色に黒い模様が入った、非常に鮮やかな外見をしています。

生み出された当時から東錦は非常に人気が高く、全国的に愛好家もかなり多くいます。

そのため優良個体が多く、また流通量も多いため、他の高級金魚に比べて入手がし易い傾向にあります。

桜錦

桜錦は高級金魚の代名詞でもある「らんちゅう」の一種です。

平成に入ってから生み出された、金魚の中ではかなり新しい種類になります。

愛知県の伊藤恵造氏によって発表された桜錦は、「江戸錦」と「らんちゅう」を交配させたことによって、意図的に作られた体色が、まるで桜の花びらのようであったことから名付けられました。

桜錦は体形がらんちゅう型で背びれがなく、体色は赤と白の2色のみで構成されています。

桜錦最大の特徴はその体色で、赤い体色の上を透明の鱗がモザイクのように覆っているため、桜色に見えます。

元は「江戸錦」と呼ばれる3色の金魚から作り出されたため、中には青っぽい体色が混じってしまう個体もいますが、そういった個体は質が良くないとされます。

また個体差によって赤みが強いものと、白が強いものとに分かれますが、どちらが優良という訳ではません。

桜錦は最近出来たばかりの金魚なせいか、流通量が少なく、普通の熱帯魚ショップではまずお目にかかれません。

入手するならば専門業者を訪ねるのが一番です。

らんちゅう

高級金魚の代名詞であり、「金魚の王様」の異名を持つ、全ての「らんちゅう型」の元となる金魚です。

らんちゅうは江戸時代から存在する古い金魚で、当時から希少性の高い金魚として名を馳せました。

しかし当時はまだ和金に近く、現在のような背びれのない丸くてずんぐりした形になったのは明治に入ってからだと言います。

らんちゅうは大きく分けて「大阪らんちゅう」「協会らんちゅう」「宇野らんちゅう」の3つの系列があります。

この3つの系列のらんちゅうはどれも高級種が多く、特に「協会らんちゅう」は現在の「らんちゅう型」の基礎とも言われている系列で、別名を「宗家らんちゅう」とも言われます。

またこれら3つのらんちゅうは、どれも「全くの別物」として扱われ、同じらんちゅうでありながら別の品種として見なされています。

らんちゅうは全ての高級金魚の中でも高額な個体が多く、特に品評会で3度優勝した経歴のあるらんちゅうは「横綱」と呼ばれ、新車1台分ほどもするそうです。

オランダ獅子頭

上で紹介した「東錦」の元となった金魚です。

オランダ獅子頭は江戸時代中期に中国から輸入された種類で、誰が作ったか等の詳しいことは伝わっていません。

所謂「オランダ型」の代表格であり、様々な品種改良の元になった金魚でもあります。

高級金魚と呼ばれる金魚の中に合って、比較的リーズナブルに入手が可能で、流通量も多い金魚です。

場合によってはホームセンターなどでも見られるため、高級金魚のイメージは無いかもしれません。

しかしオランダ獅子頭は古くからある金魚のため、非常に血筋の良い系統が存在します。

そういった血筋の個体は他の高級金魚に引けを取らない貫禄があり、値段もそれに見合う高額なものになります。

高級金魚ではあるけれどピンとキリの差が激しい、と考えればわかり易いでしょう。

タマサバ

タマサバはここ最近になって知名度が上がった金魚で、琉金から生み出された新潟の地金魚です。

タマサバは「玉のように丸い」身体つきが特徴的で、特に横から見ると丸くお腹が張り出しています。

元々は鯉と共に池で泳がせて飼育出来る金魚を目的として作られました。

そのため、体が非常に大きく、ずんぐりとしているにも関わらず、野性味溢れるシャープな泳ぎ方をします。

以前はあまり知名度のない金魚でしたが、近年になって品評会も行われています。

全国大会にも出展されるような優良な個体も生み出されるようになりました。

それに伴いネット販売を中心に、高級金魚として売り出されるようになったようです。

高級な金魚を知ろう

金魚には大きく分けて4つの系統があり、所謂「高級金魚」と呼ばれる種類が多いのは「オランダ型」と「らんちゅう型」と呼ばれる系統です。

上に挙げた金魚は何れも高級金魚と呼ばれる種類になりますが、金魚はどちらかと言うと種類よりも血筋を重視されます。

そのため非常に安価な「高級金魚」もいれば、非常に高額な「普通の金魚」も存在します。

もしも血筋の良い高級金魚を求めているならば、品評会に参加してみることをオススメします。

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