猫を飼っていると、キッチンやコンロの上に乗ってしまうことがあります。
危険だったり衛生面でも問題があるため、防止する必要があります。
猫がキッチンやコンロの上に乗る時は、どのような対策法をとればよいでしょうか。
水スプレーをかける
猫がキッチンやコンロの上に乗ってしまう時は、水スプレーをかける方法があります。
よく使っているスプレーボトルなどを利用すると便利です。
常にキッチンの近くに水を入れて置いておくと、いざという時にすぐ使えます。
キッチンに立っている時に猫が近づいて来たら、目を合わせたり身振り手振りをして、乗らないようにしつけをします。
それでも近づこうとしたら、水スプレーを少し吹きかけましょう。
猫は水をかけられると嫌がることが多いです。
そのためすぐ逃げてしまいます。
できれば猫がキッチンやコンロの上に乗る前に対処する方が良いですが、乗った時でも効果があります。
水スプレーが手元になかったら、水を手に取って少しかけてあげましょう。
でも多くの水をかけるのはやめましょう。
また水スプレーをかけても再びキッチンに近づこうとする時もあります。
あまり何度もかけてしまうと、猫が濡れてしまうので状況を見て対処するようにしましょう。
フェンスを利用する
猫がキッチンやコンロの上に乗ろうとする時は、キッチンの近くにフェンスを置く方法をオススメします。
フェンスを置いて猫がキッチンに入れないようにします。
フェンスは様々なタイプの物が販売されています。
折りたたみができて、幅を変えられる便利な物もあります。
キッチンの幅を考慮しながら、ある程度高さのある物を選びましょう。
猫はジャンプ力があるので、ある程度高さがないとフェンスを飛び越えてしまいます。
安定感があることも重要です。
猫がフェンスを倒して、ケガをする恐れもあります。
また人が出入りできるようなフェンスを、直接取り付けてしまう方法もあります。
取り付けてしまえばフェンスが倒れる心配もありません。
キッチンの構造を考えて検討してみましょう。
猫を隔離する
猫がキッチンに何度も入ろうとする時は、猫を隔離させるといった対策もあります。
キッチン以外にドアを閉めて隔離ができる部屋があれば、一時的にキッチンのある部屋に行かせないようにします。
自分以外に誰か部屋にいる場合は、別の人に猫と遊んでもらうと良いでしょう。
遊ばせることで、別の気をひかせてあげるのもコツです。
猫が落ち着かない状態で長時間隔離をすると、かえってストレスになることがあります。
隔離をさせる時間はできるだけ短くするようにしましょう。
でも猫の様子をたまに見に行ってあげることも大切です。
猫を隔離させる時は、事前に窓の戸締りを確認してから行うようにしましょう。
隔離ができる部屋がない場合は、フェンスなどを考慮する必要があります。
キッチンやコンロ自体をガードする
猫がキッチンやコンロの上に乗ってしまう時は、キッチンやコンロ自体をガードしてしまう方法もあります。
キッチンやコンロの上は危険がたくさんあります。
包丁やピーラーといったキッチン用品や、調理している鍋が置いてあることもあります。
また清潔保持といった面でも良くありません。
そのため猫がキッチンやコンロに近づくような時は、キッチン用具やコンロをガードを使って覆ってしまいます。
すると猫はその部分には、上がろうとしなくなる時があります。
キッチンの上の広さを考えて、いろいろなキッチンガードを検討してみましょう。
でも場合によってはガードで覆っても、無理に乗ろうとする猫もいます。
このような時は別の対策法も合わせて検討する必要があります。
また猫の安全を考えて、包丁やピーラーの置きっぱなしには注意をしましょう。
食べ物はできるだけ早く片づける
猫はニオイに敏感なので、キッチンに食べ物があると盛んに近づこうとします。
料理をしている時にニオイを出さないというわけにはいきません。
でも調理した食べ物などを置きっぱなしにしない、といった配慮はできるはずです。
食べ物を置きっぱなしにしていると、猫がキッチンやコンロの上に乗って食べてしまう恐れがあります。
飼い主が気が付かないうちにトラブルが起こることもよくあります。
衛生状態が悪くなってしまったり、何度も乗るクセがついてしまいます。
またキッチンに食べ残しがなくても、食事をした後のお皿やスプーンにはニオイが残っていることがあります。
そのため洗い物をすぐ行うといった配慮も必要です。
猫がキッチンやコンロの上に乗ることがないように、食べ物はすぐ片づける習慣をつけておきましょう。
状況に合わせて適切な対策を心掛けよう
猫がキッチンやコンロに乗る時は水スプレーをかけたり、フェンスやキッチンガードを利用するといった対策があります。
猫を一時的に隔離してしまう方法もあります。
また猫はニオイに敏感なので、食べ物はできるだけ早く片づけてしまうことも重要です。
飼っている猫やキッチンの状況に合わせて、適切な対策を心掛けるようにしましょう。