猫が飼い主の上に寝る心理とは

最終更新日:2016年9月26日

愛情たっぷりによく可愛がられて育った猫は、飼い主にべったりと甘えて来ます。

喉をゴロゴロ鳴らしながらスキンシップを求めます。

そのとき、寝ている飼い主の胸の上に乗ってウトウトすることがありますが、猫はどのような気持ちなのでしょうか?

いくつか考えられる理由をご紹介します。

1.飼い主に対する深い信頼がある

犬はよく、人間との関係を上下関係で捉えるといわれますが、猫は親子の関係であったり、あるいは自分の一部として捉えたりするといわれます。

群れで行動する動物と単独行動がメインの動物とで性格や生き方などに違いがあります。

猫は「上下」ではなく「フラット」な関係の中に生きていますので、飼い主に合わせて自分のペースを崩すことはしません。

自分の気が向いたとき、欲求がわいたときだけ近寄って来ます。

そんな猫が飼い主の胸の上に乗ってウトウトするというのは、飼い主のことを自分の「一部」、「もの」と思えるほどの親密な仲であると、猫が認識しているのだということです。

よほど親しくて、飼い主との距離が近い猫でないと、なかなか胸の上にまで乗ってくるということはないです。

そんな猫が胸の上に乗ってきたら、軽く扱ったり邪険にしたりせずに、満足するまで撫でてあげ、スキンシップによるコミュニケーションを取りましょう。

そうすることで、飼い主と猫の双方が癒されます。

猫が気持ちいいときに放つゴロゴロとした喉の振動が飼い主の体に伝わり、気持ちが落ち着いて安らかになるでしょう。

それは猫と飼い主にとって、ストレスから解放されほっと安心できるひとときです。


2.飼い主の胸の上があったかくて、ほっこりできるから

季節によっては、猫が飼い主にスキンシップしてくる頻度が少なくなります。

それはズバリ「夏」です。

うだるように暑い季節では、猫もぐったりします。

猫がいくら砂漠地帯の出身で、乾燥や暑さにやや強い動物だとはいっても、夏は日陰や風通しのいい場所でグタッとなって過ごそうとします。

そんな季節では、飼い主に対するべったりとしたスキンシップは少なくなり、胸の上に乗ってくるということもなくなります。

ところが季節が「冬」だったらどうでしょうか。

寒さに弱い生き物である猫にとって、冬はつらい季節です。

毛布の上や段ボール箱の中など、少しでもあったかく過ごせるところで、丸くなっている姿をよく見かけます。

そんな姿が目に入る季節では、猫の飼い主に対するスキンシップの度合いも強くなり、その回数も増えます。

例えば、膝の上に乗ってそのまま動かなくなるなどです。

「寒いからあったかいところで寝て過ごしたい」という単純な理由で、寝床にやってきては飼い主の胸の上に乗っかろうとするわけです。

もちろん、それも飼い主と猫が仲のいい間柄でないとできないことには変わりありません。

3.欲求不満なことがあって飼い主に訴えている

猫が飼い主の胸の上に乗ってくるとき、気持ちいいからという理由以外に何か訴えたいことがあって、それをアピールするためというケースもあります。

欲求不満なのにはいくつか理由が考えられます。

それはまず、お腹が減ったから、早く起きてキャットフードをちょうだいというアピールです。

いつもお皿の中に入っているはずのフードがないと、猫は不安になります。

人間でいうと冷蔵庫の中に食べ物が入っていないようなものです。

それを訴えるために乗ってくるケースの他に、暇だから遊んでほしいという場合もあります。

猫もたまには体を動かす遊びがしたいと思うときがあり、そのときに飼い主が猫じゃらしなどを使って遊んでくれたら、嬉しく感じるでしょう。

それで胸の上で気持ちよくウトウトしながらも、何とか飼い主の気を引こうとして、手を使いさすってくるのです。

そして、あともう一つ考えられることは、トイレが汚くなってきたから、早く掃除をしてほしいということです。

というのも猫はキレイ好きな生き物です。

どんなにキレイなトイレでも1か月ほどで臭ってきます。

猫の鼻は人間の鼻と違い、とても敏感です。

また、猫は狩りをする動物でもあるため、自分の体が臭っていると獲物に気付かれて、狩りが失敗に終わる確率が高くなります。

汚いトイレではやりたくなく、かといっていつものトイレ以外の場所で排泄するのも安心できない。

だから今のトイレをキレイにしてくれと訴えるために、飼い主の胸の上に乗ってきて、そのまま寝るのかと思いきや尿を少しだけ漏らす(粗相する)のです。

そうなった場合は速やかに対処してあげましょう。

猫が飼い主の上で寝る時の気持ちを知ろう

このように、猫が飼い主の胸の上で寝るときや、ウトウトしながらもさすってくるときは、それぞれ目的が違います。

しかし、いずれにしても、猫が飼い主と一定以上の信頼関係を築けていて仲良くなければ、胸の上まで乗ってくるということはありません。

「粗相」をされるときは除いて、胸の上で歓迎して可愛がってあげましょう。

そして粗相のときはトイレ掃除をすぐにしてあげましょう。

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