ハムスターが出産した時は、できるだけ良い環境で子育てをしてもらうことが大切です。
飼い主はハムスターが出産した時、子どもや親に対してどのようなことに注意をすればよいでしょうか。
ここで注意点をご紹介します。
母親ハムスターにストレスを与えない
母親ハムスターが出産したら、できるだけストレスのない環境を作ってあげることが大切です。
母親ハムスターは出産をしても、子食いをしてしまうことがあります。
子食いはいろいろな原因で起こります。
その原因の一つに母親ハムスターにストレスがかかることで起こることがあります。
飼い主は母親ハムスターが出産したら、様子を気にしてしまいがちです。
でも気になるからといって、むやみにケージに近づいたり、のぞき込むのはやめましょう。
母親ハムスターのストレスになります。
子育ては母親ハムスターに任せることが重要です。
特に出産後一週間から二週間くらいは、構いすぎないように注意しましょう。
ハムスターの子育てに適した環境を整える
母親ハムスターが出産したら子育てをするのに、適した環境を整えてあげることが大切です。
出産後は23℃から25℃くらいの室温で管理するのが望ましいです。
そのため夏や冬は注意が必要です。
エアコンを使用して、部屋全体の室温管理を行っていくことをオススメします。
母親も子どもも、暑すぎず寒すぎない環境で過ごしてもらうことが重要になります。
母子ともにデリケートな時期なので、体調を崩さないような配慮が必要です。
また騒音への配慮も大切です。
ケージのある部屋では、むやみに物音をたてないようにしましょう。
母親ハムスターにできるだけ静かな環境で子育てをしてもらうように、配慮をすることが大切です。
ハムスターの子どもに触らない
母親ハムスターが出産したら、飼い主は産まれたての赤ちゃんに触りたいという気持ちになります。
でもこれは絶対に避けなければならないことです。
母親ハムスターが子食いをする原因の一つに、子どものカラダに別のニオイがついてしまうことで起こります。
飼い主が子どものハムスターが可愛いからといって触ってしまうと、人間のニオイがついてしまいます。
人間のニオイがつくことで、自分の子どもではないと認識してしまいます。
ハムスターはもともとニオイにはかなり敏感です。
なおかつ出産後のハムスターは神経質になっていることが多いので注意が必要です。
子どもが置き去りになったら適切な対応を行う
母親ハムスターが子育て中に、子どもが巣箱から出てしまうことがあります。
このような時は、母親ハムスターが巣箱に連れ戻します。
でも時には気がつかない場合もあります。
少し離れた場所からしばらく観察して、連れ戻しに来ないようなら、飼い主が戻してあげましょう。
この時も絶対に素手で触ってはいけません。
いろいろな方法はありますが、割り箸にティッシュなどを巻き付けて、ハムスターの子どもをはさんで戻してあげると良いでしょう。
この時も人間のニオイがつかないように、注意をすることが大切です。
またハムスターの子どもに傷がつかないように、静かに戻してあげるようにしましょう。
掃除はできるだけ行わない
母親ハムスターの出産後は、掃除を控えることが大切です。
ケージ内のニオイや汚れが気になるからといって、掃除をしてしまうと母親ハムスターのストレスになってしまいます。
ハムスターの子どもは離乳の時期になると、母乳の他に母親のウンチを食べて栄養を吸収しようとします。
またケージ内にある母親ハムスターのニオイを、消してしまうので良くありません。
そのため二週間くらいはできるだけ掃除を行わないようにしましょう。
どうしても汚れが気になる時は、その部分だけそっと取り除くくらいにします。
エサを与える時に一緒に行うなど、工夫が必要です。
十分なエサや水分を与える
母親ハムスターが子育てをするには体力が必要になります。
また栄養が不足することで、子食いをしてしまうこともあります。
そのため出産後も栄養のある食べ物や、十分な量を与えることは非常に重要なことです。
エサは高たんぱく質を心掛けて、普段の2倍くらいの量を与えるようにしましょう。
その他ビタミンやカルシウムなどを多めに含んだ食べ物を与えることも大切です。
ペレットの他に、煮干しやチーズなどを一緒に与えると良いでしょう。
また新鮮な水も必要になります。
エサを与えたり水を交換する時は、できるだけ静かに行うように注意しましょう。
母親ハムスターの子食いには極力注意しよう
母親ハムスターの出産後は、子食いに極力注意をする必要があります。
この時期は母親ハムスターが神経質な状態なので、できるだけストレスを与えないような環境作りが大切です。
また基本的に母親ハムスターに子育てを任せて、構いすぎないようにしましょう。
ハムスターの子どもが元気に育つように、適切な配慮を心掛けましょう。