ハムスターに綿は危険!使わない様に気をつけよう

最終更新日:2016年7月27日

小学生から大人まで、いつでも不動の人気のある「ハムスター」。

その人気の理由は、簡単で手軽に飼えるイメージが強いからでしょう。

ハムスターや飼育するための用品が、ほかの動物に比べて安いことや、かわいらしいことも、その人気に拍車をかけています。

しかし、その手軽さゆえに、危険な状態に陥ることも多いのです。

ここでは、見た目の美しさ、また温かそうという印象から、ハムスターのケージの床材として使っている方も多い「綿」をとりあげ、その危険性についてご紹介します。

1.手足に絡まり壊死する危険

綿は繊維でできているため軟らかそうに見えますが、ハムスターの動きで糸がよれて、太く強い糸になってしまうことがあります。

その糸がハムスターの爪に引っかかり骨折することもありますし、それが小さな手足に絡まった場合、血液の流れが止まり、壊死(体の一部の細胞や組織が死ぬこと)してしまうことがあります。

絡まっていることに早く気づいてあげられないと、壊死してしまった部分は、ポロリと取れてしまいます。

エサを食べたり運動することは、ハムスターの健康には欠かせません。

骨折したり、壊死して手足が取れてしまうという最悪の事態にならないように、綿はハムスターから遠ざけておくべきでしょう。


2.アレルギー症状が起こる危険

私たちの使う布団からも分かるように、綿からはほこりが出ます。

ハムスターの個体によっては、そのほこりによって眼病やアレルギー症状を引き起こすことがあります。

症状としては、咳や鼻水やくしゃみといったものがありますが、これらのうち2つ以上が同時に出る場合はアレルギーであることが多いです。

また、死に至るほどのアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

どの床材が合うかどうかは、種類や個体によって異なるものですが、上記の症状が続く場合は、床材を変えてみることや動物病院に相談してみることが大切です。

ハムスターを飼育するための床材としては、新聞紙やウッドチップなど様々なものが売られています。

どれが「我が子」に合うかは試してみないとわからない部分もありますが、アレルギー症状が出ていないかチェックをするなど、面倒がらずに責任をもってひとつひとつ対応していくことが必要ですね。

3.腸閉塞が起こる危険

ハムスターが綿を食べてしまった場合、腸に詰まって腸閉塞を起こすことがあります。

腸に異常があることは、外から見ただけではわからないため、動物病院に行くのが遅れてしまうことがあります。

繊維を飲み込んでいる証拠である「便秘」や「数珠つなぎに連なった便」がみられるようであれば、床材を変えたり、繊維質のものに近づけないことも必要です。

また、普段から食物繊維の多いエサを与えるなどして、予防することも大切です。

食欲がないのにおなかが膨らんでくることも見逃せない兆候です。

腸閉塞を起こす原因としては、ハムスター用のトイレの砂(食べても大丈夫と謳っている商品でも注意が必要です)、タオルなどの繊維のほか、毛の長い種類の場合それ自身の毛を飲み込むことによっても起こります。

病院で腸閉塞と診断されると、お薬が処方されるか、ひどい場合は外科手術を受けることになります。

早めに気づいてあげられないと死に至る怖い症状ですから、注意しておきたいものです。

危険なものは使わないという決意

値段が安く繁殖もしやすいことから、初めてのペットとして買う場合や、知識のないまま飼育を始めることも多いハムスター。

かわいらしい商品もたくさんありますから選ぶのも楽しいものです。

しかし、ハムスター用の「お布団」なる商品を例にとってみても「寒そうでかわいそう」という親心もありますが、ペットを擬人化することでより身近に感じてもっと楽しくかわいがりたいという飼い主のエゴも否定できません。

ちまたでは、ハムスターの飼育用品として、様々な工夫がされた商品が売られていますが、ハムスターは、与えられた材料で工夫して巣作りをし、遊びます。

おもちゃも必要ありませんし、布団も本来は使いません。

ハムスターは「動物」ですから、見た目で選ぶことなくハムスターのことを本当に考えて作られた動物用のヒーターを使うなど、本当に必要なものは何かをよく考えて与えたいものです。

ハムスターを飼育するのに必要なのは、大切な「我が子」をかわいそうな目に合わせないために、飼育しているハムスターに関する知識を増やすこと、そして健康や環境のチェックは日常的に行うことです。

そして見ているだけで癒される、かわいらしいハムスターとの生活を長く続けていきましょう。

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