ハムスターには与えていい野菜と、ダメな野菜があります。
そうした中でもブロッコリーは人参や大根の葉と同様、栄養価が高いので積極的に与えたい野菜です。
ここではハムスターにブロッコリーを与える時に注意したいことをご紹介します。
むやみにやたらにブロッコリーを与えない
ハムスターにブロッコリーをあげる時、茹でてあげた方がいいのか、生野菜であげた方がいいのか、悩む人が多いでしょう。
どちらであげても構いませんが、一番はハムスターの状態に応じてあげることです。
高齢のハムスターは歯が弱っているので、茹でて柔らかくしてあげるなど、ハムスターの状態に合わせるようにします。
またハムスターが生野菜を好むなら、そのまま茹でずにあげます。
茹でるよりも電子レンジや蒸し器で調理した方が、栄養価をあまり失わずにあげることができるので活用しても良いでしょう。
冷凍のブロッコリーは電子レンジでチンするだけであげることができるので、非常に便利です。
たまにだったらいいのですが冷凍食品は添加物も多いので、できるだけ無添加の野菜をあげるようにしましょう。
大きな塊はあげないようにする
ハムスターにブロッコリーをあげるなら、食べやすい大きさに切ってあげましょう。
ハムスターは多少大きくても、前足で支えて食べます。
でもあまり大きく過ぎると食べにくいです。
また食べていると思っても、頬袋に溜め込んでいることもあります。
それを巣箱に運んでしまうこともあります。
巣箱に溜め込むと、ブロッコリーが傷んでしまう恐れもあります。
飼い主が知らずにハムスターが傷んだ物を食べて、病気になってしまう恐れもあります。
大きめの状態であげたとしても、緑色のつぼみの部分の一つを、半分位にしてあげましょう。
また巣箱にブロッコリーを溜め込んでいたら、取り除くようにしましょう。
水分を拭きとってからあげる
ハムスターにブロッコリーの水分を拭き取らずにあげると、下痢をしてしまう可能性があります。
ハムスターは体が小さいので下痢が続くと、死んでしまうこともあります。
野菜自体も水分が多いので、余分な水分を拭き取ることが大切です。
生のブロッコリーは水をはじきますが、そのままあげる場合は水で洗った後、水分をキッチンペーパーなどでよく拭き取ってからあげましょう。
茹でる時も水切りをしっかりして、冷ましてからあげます。
ただし茹でた後は意外と傷みやすいので、長時間放置をしないようにしましょう。
できるだけハムスターが食べられる分だけ調理するようにしましょう。
つぼみだけでなく茎もあげる
ハムスターにブロッコリーをあげる場合、緑色のつぼみの部分を中心にあげる時が多いでしょう。
茎の部分は人間でも調理して活用できますが、硬いため捨ててしまうことが多くなります。
でもブロッコリーの茎の部分はハムスターにも活用できます。
芯の部分はつぼみの部分よりも硬めです。
ハムスターが何かを噛むのは習性の一つです。
でも噛み癖があっては困るので、硬めの物を食べてもらうことは良いことです。
ブロッコリーの茎も食べてもらって、歯をしっかりと使ってもらいましょう。
ハムスターにとって噛みごたえもあり、栄養もあるので一石二鳥です。
大きなものではなくブロッコリースプラウトを与える
ブロッコリースプラウトはスーパーでよく見かけます。
カイワレ大根と間違えそうな位よく似ています。
これはブロッコリーの新芽です。
人間でも腫瘍の予防になると話題になっています。
スルフォラファンという物質が腫瘍を予防する効果があると言われています。
腫瘍はハムスターにも多い病気です。
ブロッコリーとは違い柔らかいですが、好んで食べることが多いので、ハムスターにも積極的に食べてもらいましょう。
ブロッコリースプラウトは安価で手軽に購入できます。
また家庭菜園も行いやすく、キットを購入して育てることもできます。
補助的なおやつとしてあげる
ブロッコリーはビタミンCも豊富で栄養価は高いです。
積極的にあげたい野菜の一つですが、あげ過ぎてはいけません。
ブロッコリーはカルシウムも高いので、食べすぎると尿管結石になる可能性もあります。
あくまでも市販されているペレットを主食にして、補助的にあげるようにしましょう。
またハムスターのおやつとしてあげるのも良いでしょう。
ハムスターは果物の他に、プリンやケーキをあげると喜んで食べます。
でもこれらはかなり高カロリーなので、たまにだったらいいのですが、おやつにあげ過ぎると肥満になってしまいます。
野菜の中でもブロッコリーは好んで食べる方なので、おやつとしてあげてみるのも良いでしょう。
ブロッコリーは適度にあげることが大切
ハムスターにブロッコリーをあげることで、様々なメリットが生じます。
飼い主は事前にブロッコリーの効能をしっかりと把握してあげるようにしましょう。
でもメリットがたくさんあるからといって、決してあげ過ぎてはいけません。
かえって病気を引き起こす可能性も出てきます。
これらの注意点を守りながら、状況をみてあげるようにしましょう。