ハムスターが喜ぶ遊び道具6つ

かわいいペット、ハムスター。

新しく迎える時には必要な物を用意をしますが、遊び道具もいろいろとあります。

どのような物を与えるとハムスターが喜んで遊ぶでしょうか。

遊び道具の選ぶポイントや使い方、遊ばせるときの注意点などと合わせてご紹介します。

砂浴び用の砂

ハムスターはとてもキレイ好きで、起きている間はしょっちゅう毛づくろいをします。

中でも砂浴びは、身だしなみと共に、思い切り砂を掻くなどの遊びにもなります。

元々ハムスターは砂漠のようなところに穴を掘って住んでいたので、砂を掘り返すような動きも良くします。

そこで砂を用意するのですが、公園の砂場から拾ってくるわけにはいきません。

きちんと処理されたハムスター用のものを準備しましょう。

市販の砂にも何種類かあり、トイレ用として吸湿して固まるものもあります。

でもこれだと固くなってしまい、うまく砂が掻けなかったり、塊が爪や体にこびりついてしまいますので、固まらない砂が良いでしょう。

また、排泄も砂にするハムスターが多いのですが、その砂を浴びてしまっては衛生的ではありません。

遊び用の砂はトイレとは別の容器に入れ、時間を決めてしばらくケージに入れて遊ばせると良いでしょう。

回し車

ハムスターの遊び物の定番です。

ハムスターは本来、餌を探して長い距離を歩き回る動物で運動量も結構多いのです。

小さなケージでは物足りないので、回し車で走ったりして遊びます。

ケージの柵に取り付けて使うものや、自立した台にホイールが付いたものなどがあり、大きさもいろいろとあるので、ハムスターのサイズに合わせて、小さすぎるものは避けましょう。

窮屈な姿勢で走って腰を痛めたりすることにつながります。

また、ハムスターは夜行性ですので、夜に活発に車を回すでしょう。

音が気になるようなら、サイレントホイールを選びましょう。

木製のハウスやおもちゃ

ハムスターはかじることが好きで、歯が伸びすぎたりするのを防いだり、ストレス防止に役立ちます。

そのためにかじっても安全な物をケージに入れます。

ハウスも木製のものだと安心です。

ケージの中や柵に取り付ける「かじり木」もあります。

色々な大きさや形があり、かじるだけではなく、登ったりして遊ぶこともあります。

ハムスターがかじる物ですから、着色料や金属製の物を使用していない安全な物を選びましょう。

また、トウモロコシ粉末を加工して固めたかじりコーンもあり、こちらも天然成分なので安心です。

紙製のおもちゃ

市販されているというよりは家庭にあるものを利用したおもちゃです。

ハムスターはかじることに加えて狭いトンネルのような空間が好きなので、潜って遊べるものは喜びます。

トイレットペーパーやラップフィルムの芯はまさにトンネルのように使えますし、かじっても大丈夫です。

その他にティッシュペーパーの空き箱なども隠れたりして遊ぶのに適していますが、取り出し口のフィルムはきちんと剥がしておかないと、ハムスターがかじって飲み込むと危険です。

広い空間と迷路

上に出てきたような素材を使って、ハムスター用のプレイランドを作ってみましょう。

部屋の空間に色々なものを並べて遊ばせても良いですが、ハムスターは意外に素早く動くので、できれば囲っておいたほうが良いです。

大き目の段ボールや木の箱にトンネルや隠れ場所、登って遊べる部分などを作ります。

ハムスターは視力は良くないですが、嗅覚が発達しているので、あちこちにフードを隠しておけば探して回ります。

ハムスターは探検気分で遊び、その動きを見るのも楽しいものです。

その際に気を付けたいのは、材料をつなぐ時に釘やホッチキスなど尖ったものを使わないことです。

また、接着剤などがはみ出していたり、かじるところに付いていたりしないようにしましょう。

また、サイズには気を付けて、ハムスターに窮屈過ぎないようにしましょう。

食べられるものを利用したおもちゃ

ハムスターは丈夫な歯で色々なものをかじります。

与えるフードもペレットなど固いもので、ひまわりの種やピーナッツも殻を上手にかじって剥きます。

そのピーナッツの殻は食べずに放置しているのですが、一工夫でおもちゃになります。

半分に裂けていない殻を使って、その中に小さなおやつを詰めます。

穀物やペレットだといくつか入ります。

また、もう少し固いですが、クルミもかじります。

なかなかかじり切れないので、中身を食べるまでにはいきません。

クルミやピーナッツをすぐに食べられるようにたくさん与えると、油脂分の摂りすぎになるので、殻をかじって遊んで他の物を食べるほうが良いのです。

ハムスターの遊び道具は安全なものを選ぼう

ハムスターは、実は豊富な運動量を持ちながら、狭いケージの中で暮らしています。

十分に運動ができないとストレスもたまりますが、散歩に連れ出すわけにはいきませんから、色々な道具を工夫して、楽しく安全に運動をさせましょう。

与える物によって、どんな遊び方をするのか見守るのも、ハムスターとの生活の中での楽しみではないでしょうか。