ハムスターは小さくてとてもかわいい見た目で、どんなペットショップにもいます。
種類も豊富で、とっとこハム太郎のモデルでもあるゴールデン、こちらは大きめの体で比較的飼いやすいとされています。
ゴールデンには茶色と白のノーマル、キンクマ、長毛白などがあり、他には小さめのジャンガリアン、ロボロフスキー、キャンベル、チャイニーズなどの種類があります。
その見た目のかわいさと飼育用具のお手軽さから、生態をよく知らずに飼い始めてしまう飼い主さんもたくさんおり、無理な飼い方をしてしまう人がいるのも現実です。
まず基本中の基本は多頭飼いは絶対に止めましょう。
ハムスターは縄張り意識が強く、ケンカしてしまい、命に関わるので、2匹飼う時は2つのゲージで、5匹飼うときは5個のゲージが必要です。
まずは、ハムスターが驚いてしまう行為を勉強しましょう。
どんなことに驚いてしまうかを知り、もっともっとハムスターと仲良くなり楽しいハムスターライフを送りましょう。
飼って初日に触ると噛まれるくらい驚く
ペットショップなどでお気に入りのハムスターを見つけ、飼い始めることになったとします。
慣れない場所、慣れないゲージ、慣れない飼い主にハムスターはとても驚いています。
慣れるまで1週間から3週間は様子を見ましょう。
飼ってきた初日は絶対に触ってはいけません。
初日はエサを与えるだけにしましょう。
一週間後位から手渡しでエサなどをあげてみて、飼い主の臭いを覚えさせましょう。
それで食べてくれたら、徐々に頭を撫でるなどして慣らして行きましょう。
触ってもびっくりしなくなるまでじっくり観察して、びっくりしなくなったら手に乗せてみましょう。
高周波の音(救急車のサイレンなど)
ハムスターは人間でいうところの近眼で、細かいものは識別できずぼんやりと全体像が把握できている程度です。
なので、聴覚がものすごく発達しており、飼い主の声も聞き分けています。
高周波も聞き分けます。
とりわけ高い音にはびっくりしてしまうので、サイレンなど高周波を発するものはなるべく出さないようにしましょう。
変な臭い(ゲージの掃除のしすぎや、部屋の臭い、飼い主の臭いなど)
ハムスターは嗅覚もとても発達しており、臭腺から分泌液を出し縄張りを作っています。
この縄張りを邪魔されるのを嫌うので、掃除の際、洗いすぎたりすると自分の臭いが全くしなくなり、びっくりして落ち着かなくなってしまうことがあります。
なので、掃除する前に少しだけ前のオガクズやちり紙など取っておいて、掃除後には、取っておいたオガクズなどを入れてあげましょう。
それから、ハムスターの飼っているお部屋では香水をつけたり、アロマをたいたりするのは控えましょう。
それと、飼い主のことも臭いや声で判断しているので、手に変な臭いが付いてしまっている時(にんにくを切ったり、ハイター等を触ったり、手にクリームなどつけたりした時)は触るのは止めましょう。
びっくりされて噛みつかれてしまうこともあります。
いきなり触る
いくら慣れて来たからといって、いきなり触ると驚かれます。
びっくりしてひっくり返ってしまうこともあります。
最悪の場合噛まれることもあるので注意しましょう。
触る時は、名前を呼ぶなどしてから、ゆっくりすくうように持ちあげましょう。
また、ハムスターは夜行性なので、昼間はほとんど寝ています。
いくら構いたくても昼間寝ている時に起こすのはやめましょう。
寝ているところを触るのは絶対に止めましょう。
振動を与える
ハムスターは振動にも驚いてしまいます。
ぐらぐらする場所に置くのは絶対に止めましょう。
やむを得ず車などで移動するときは、なるべく振動が起きないようにしてあげましょう。
揺れている間ストレスがかかっているので、長時間車に乗せるのは控えましょう。
でも病院などにいかなければいけないこともあるので、そういう時我慢をしてもらいましょう。
他の動物と同じ空間にいさせる
ハムスターは捕食される側の動物です。
いくら優しい犬や猫でもハムスターにとっては脅威です。
絶対に一緒にするのは止めましょう。
猛烈なストレスを感じてしまいます。
ハムスターのストレスを減らしてあげよう
ハムスターはなつくと、飼い主の声でそばによってきてくれたり、触ってもぜんぜん嫌がらなくなったり、とてもかわいい動物です。
生態を理解して仲良くなり、少しでも長い時間ハムスターと暮らしましょう。
かわいい仕草やお顔にとても癒されます。
そのためには毎日の観察が大切になってくるので、よく観察し、何をすると嫌がるのかを知り、嫌がることはなるべくしないようにしましょう。