ハムスターを飼っている人が一番気になるのが臭いです。

飼い主は臭いに慣れてしまうので気づかないかもしれませんが、かなりの悪臭を放つ場合があります。

かわいいハムスターと気持ちよく過ごすにはどうすればよいか。

臭い対策をしっかりやって、気持ちよく過ごしましょう。

トイレの掃除を欠かさない

ハムスターの臭いの原因で多いのは尿の臭いが主な原因の一つです。

動物ですから臭うのは当たり前ですが、このトイレ対策をしっかりすることで臭いを軽減できます。

一般的にはトイレ用の砂を使うことをオススメします。

臭い消しの成分も入っている砂で、ハムスターがここにおしっこをしてくれれば毎日交換するのも楽です。

臭いを抑えるだけでなく、吸収してくれるのもこの砂の特徴です。

このトイレ用の砂が無いと、トイレでしたとしてもそれが体についてケージなどについてしまいます。

これを放置することで臭いの原因となってしまうのです。

中には自分で臭いをワザとつけるハムスターもいるようですし、トイレ以外の場所にしてしまうこともあります。

まずはトイレ用の砂を用意して、ケージ内も月に何度か掃除をしてあげれば臭いは軽減されます。

エサの量を調整する

ハムスターはエサをあげればあげるだけ食べます。

どんどん太っていく分には良いのですが、このエサを自分の家やケージの隅に隠してしまうことがあります。

これはあとでハムスターが食べるのに取っておく習性ですのですが、エサをいっぱい与えていると、取っておいたエサは忘れ去られてしまいます。

それがだんだんと腐っていき臭いの原因となることがあります。

種などは腐ることはあまりありませんが、色々なエサを与えている人は要注意です。

家の中、ケージの隅、床材の中などあらゆるところにエサが放置されている場合は、しっかりと掃除をしてあげることが大切です。

エサの量を管理して、毎日食べる分だけ与えるようにしてください。

エサの種類に注意する

エサの量にも注意が必要ですが、与えるエサの種類にも注意してください。

種系のエサのほかに野菜も与えなければいけませんが、この野菜が落とし穴になります。

野菜は水分を多く含むので、ハムスターが下痢を起こす場合があります。

下痢を起こすことで臭いを誘発します。

下痢はハムスターの体にもついてしまうことがあるので、それが原因の場合があります。

野菜はハムスターにとって必要なエサですので、与えることは必要ですが、様子を見ながら量を調整することも必要です。

また、野菜そのものが腐って臭いを放つ場合があります。

食べ残った野菜を色々なところに隠してしまうので、それが腐ってしまうこともあります。

これを防ぐにもケージ内を清潔にしておけば問題はありません。

体をブラッシングしてあげる

ハムスターの体には尿がついてしまったり、体臭が臭うこともあります。

ハムスターは風呂に入れて洗ってあげることは厳禁です。

なぜならハムスターの体は、毛が短く水分を蒸発させるときに体温が下がりすぎてしまうことがあるからです。

ですからどんなに臭いを放っていても、風呂に入れることができません。

では体についた異臭はどうすればよいのでしょうか。

やわらかい毛先のものでブラッシングをしてあげるのが効果的です。

また硬く絞ったタオルで体を拭いてあげるのもいいです。

水に濡らさないようにして、体についた汚れをおとしてあげれば良いのです。

体についた異物が異臭を放つ原因ともなりますし、ブラッシングをすることで体毛も清潔に保つことができます。

床材を工夫する

異臭の原因はハムスターの汚物や尿が体についでしまうことで、臭ってしまうことが多いです。

ブラッシングをしてあげることで、汚れを落としてあげるのが効果的ですが、毎日してあげることは難しいです。

そこでハムスターの習性を利用し、床材を工夫することで自分で汚れを落とすようにしてもらいます。

多くの人は新聞紙などを下に引いていると思いますが、その代わりに目の粗い木屑やウッドチップを敷き詰めてあげます。

ハムスターがもぐる習性を利用するもので、ウッドチップを深めに敷き詰めておけば、ハムスターが勝手にもぐってくれます。

これにより体についた汚れが、ウッドチップに付きます。

ブラッシングと同じ効果ですが、ハムスターが勝手に自分をキレイにしてくれるので、オススメです。

もちろんウッドチップも数日で入れ替えてあげることが大切で、常にキレイにしてあげて下さい。

ハムスターは家の中で飼うにはとても良いペットです。

臭いを放つことでも有名ですが、しっかり対処してあげれば問題ありません。

常にケージ内はキレイにすることで、臭いの元を絶つことができます。

ペットの中でも飼いやすく、手があまりかからないので人気のハムスターですが、何もしなければ当然汚れていきます。

キレイな環境で育ててあげて、家族同然の愛情があればハムスターも喜んでくれるはずです。