ハムスターを時々触ったりして、可愛がっている人も多いでしょう。
中にはハムスターに慣れて、手乗りにして触っている人もいます。
でも可愛いいからといって、ハムスターに触りすぎてはいけません。
ここでその理由をご紹介します。
好きな行動ができないため
ハムスターはエサを食べたい、遊びたいなどと会話で何かを訴えることができません。
ハムスターを手乗りにして、エサをあげることはできます。
でもハムスターは単にエサを食べるだけでなく、エサをため込んだり自分の臭いをつけるといった習性があります。
おもちゃで遊んだり、回し車で運動したい時もあるでしょう。
ハムスターに触りすぎることで、好きな行動をする時間が奪われてしまいます。
これはハムスターにとって大きなストレスになるため、避けるようにしましょう。
飼い主の方で触っている時間を、あらかじめ決めておくと良いでしょう。
睡眠不足などで疲労がたまるため
ハムスターは夜行性のため、夜は走り回ったり回し車を回したりして活動します。
日中は休んだり寝ていることが多いです。
人間とは逆の行動パターンであるため、日中ハムスターに触って遊んであげる人も多いでしょう。
でもこれは逆効果です。
日中ハムスターに触りすぎると、睡眠不足を起こします。
ハムスターが眠いのに起こされて遊んでしまうと、しばらくは寝ようとしません。
むしろしっかり覚醒してしまい、ケージを走り回ったりして落ち着きません。
このためハムスターに触りすぎると、寝ている時間が短くなってしまいます。
睡眠不足が続くと、ハムスターにダメージを与えてしまうので要注意です。
そのためハムスターに触るのは短時間にして、できるだけ夕方から夜にかけて行うようにしましょう。
転落でケガをする確率が上がってしまうため
ハムスターに触りすぎると、可愛くて夢中になってしまうこともあるでしょう。
また危険だから高い所で触らないようにしようと、気をつけていると思います。
でもハムスターに触り過ぎていると、あっという間に時間が過ぎます。
時間がたつと人間にも疲労が蓄積して、集中力が失われていきます。
気をつけてハムスターに触っていても、集中力が切れてハムスターを落としてしまうこともあります。
ハムスターが転落すると、体を打ってケガをする可能性があります。
特に頭を打ってしまうと、命を失うケースもあります。
このためハムスターに触りすぎると、転落する確率が上がるので注意が必要です。
感染によって病気を発生させるため
キレイな手でハムスターに触っていても、長時間たつと清潔を保ってなくなります。
空気中に浮遊している病原菌が、ハムスターを触った手にいつでも付く可能性はあります。
そのため長時間ハムスターに触りすぎると、細菌が繁殖する原因になります。
長時間触った手に病原菌が付着して、病気を発生させる恐れが高まるのです。
ハムスターの病気を避けるためにも、長時間ハムスターに触りすぎるのは避けるようにしましょうハムスターに触りすぎることで、飼い主自身も感染しやすく病気になりやすくなります。
世話をする立場の飼い主が病気になっては、ハムスターに迷惑がかかるので気をつけましょう。
また事前にしっかりと手洗いをして、清潔にしてからハムスターに触るようにしましょう。
粗相をしてしまうため
ハムスターに触りすぎていると、粗相をしてしまう可能性があります。
トイレを覚えたハムスターでも、長時間何かに拘束されると粗相をすることがあります。
ハムスターは普段砂浴びや毛づくろいなどで、体をキレイにして清潔を保ちます。
でも飼い主の手で粗相をしてしまうと、お互い不潔になりやすくなってしまいます。
不潔になると感染して病気にかかりやすくなるので、粗相をしないような配慮も必要です。
ハムスターを触りすぎないように気をつけるとともに、時々トイレに行けるように離してあげるようにしましょう。
ハムスターが自らトイレに行ける環境を作ってあげるのも大切です。
ハムスターに傷をつけてしまうため
飼い主が気をつけていてもハムスターに触りすぎて、知らず知らず傷をつけてしまうケースがあります。
またハムスターは休んでいる時以外は、基本的にじっとしていられない動物です。
手乗りにしていても、あちこち動いて走り回ろうとします。
触っている時に動いてしまうと、飼い主の手でひっかいてしまう恐れもあります。
傷をつけて出血すると、病原菌に感染しやすくなり、病気の発生につながります。
それを避けるために、ハムスターに触るのは短時間にするようにしましょう。
またハムスターに触る前に、しっかりと爪を切っておきましょう。
触りすぎるとハムスターの負担になることを十分理解しておこう
ハムスターに触りすぎると、良くないことがたくさんあります。
触りすぎると病気やケガをしたり、疲労が蓄積してストレスもたまります。
ハムスターの負担はかなり大きくなってしまいます。
ハムスターを可愛がったり、コミュニケーションをとるために触ることは良いことですが、決して長時間触りすぎないようにしましょう。