ハムスターを放し飼いをする際の注意点5つ

ハムスターは小さいため、一人暮らしでも飼いやすいペットです。

さらに、ハムスターはしっかりと心を通わせることもできるので、手の上に乗ったり駆け寄ってきたりして「放し飼い」を考える人も多いようです。

しかし、ハムスターは基本的にケージで飼うものなので、放し飼いには様々な注意点があります。

そこで今回は、ハムスターを放し飼いをする際の注意点をご紹介します。

配線にカバーをする

ハムスターはネズミの一種なので、配線や家具などをかじってしまいます。

そのため、ハムスターを放し飼いするには、配線などにカバーをつけてハムスターが噛んでも電線まで届かないようにしましょう。

もしくはハムスターの届かない場所にまとめる、配線がある場所にハムスターが入れないように柵などを用意する、などの対策をする必要があります。

配線をハムスターが噛んでしまった場合、ネズミによる被害と同じで、最悪の場合は家事になって家が燃えてしまうでしょう。

そのため、ハムスターを放し飼いにする場合は一番気を付けなければいけません。

さらに、配線だけでなく様々なものをハムスターはかじってしまう可能性があるため、床にものを落としておかないようにしておく必要もあります。

食べこぼしなども注意しましょう。

隙間を作らない

ハムスターは狭い場所や暗い場所が大好きな生き物。

しかも夜行性のため、昼間のほとんどは自分の心の落ち着ける場所ですやすやと眠っていることが多いです。

そのため、ケージの中よりも隙間が多いので入り込んでしまいます。

ほこりまみれになったり隙間に食べ物などを持ち込んでしまうので掃除が大変になってしまいますし、ハムスターがどこにいるのか把握できないために様々なトラブルが起きてしまうかもしれません。

ですので、ハムスターを放し飼いにする場合は、ハムスターが入り込める隙間などを塞いでおきましょう。

テレビの裏などに入らないように柵を付けたり、押し入れやトイレなどはドアを常に締めておかないと、ハムスターが行方不明に…というケースも考えられるので注意が必要です。

特にキッチンは食べ物や洗剤などが置いてあるためにハムスターにとっては危険がいっぱいなので、放し飼いといってもキッチンなどの水回りへの出入りができないようにしましょう

ハムスターがどこにいるか把握する

ハムスターの放し飼いで気を付けなければならないのは、踏んでしまう事故です。

猫や小型犬でも起きやすい事故であり、ハムスターとなればかなりの小ささなので、より起きやすいのです。

ですから、ハムスターを放し飼いにする際には常にハムスターがどこにいるかを確認し、踏まないように気をつけなければなりません。

さらには、眠っているときの寝返りでハムスターを下敷きにしてしまうことがあります。

そのため寝る場所にハムスターを入れないか、ロフトベッドなどのハムスターが登れないような場所で眠る必要があるでしょう。

さらには、お酒などを飲んで注意力が散漫になってしまうとそういった事故になる可能性が高いため、お酒に弱い方が放し飼いにする際にはお酒も控えた方が良いでしょう。

踏んでしまうことだけでなく、ドアなどに挟んでしまったり物の下敷きにしてしまうという可能性も考えられるので、ハムスターを放し飼いにしている際には常にハムスターがどこにいるのか把握しておきましょう。

脱走に注意する

ハムスターを放し飼いにする際に注意が必要なものの中で、最もハムスターにとって危険度が高いのが「外への脱走」です。

小さな隙間からも簡単に脱走することができますし、網戸なども簡単にかじって破いてしまうでしょう。

そして、ハムスターのような小さな生き物は、一度脱走してしまうと帰ってくる可能性はとても低いです。

外には天敵が多いですし、ハムスターがもっと良い居場所を見つけてしまうと、帰ってこないこともあるようです。

ですので、ハムスターを放し飼いする際は外への脱走をしないように細心の注意を払う必要があります。

糞尿をしてしまう

ハムスターは犬や猫のようにトイレを覚えることができないので、放し飼いにしていると様々な場所で糞尿をしてしまい部屋が汚れてしまいます。

ですので、病気の温床になる前に、部屋の隅までこまめな掃除をするように心がけましょう。

ハムスターの糞は小さく、傷のついた足などで踏んでしまうと傷が化膿したりして、大事になってしまうので気を付けましょう。

注意点を守ってハムスターを放し飼いしよう

ハムスターの放し飼いには細心の注意が必要です。

ですので、家具がこまごまと置かれている部屋よりは、家具の少ない、見渡しの良い部屋で放し飼いをすることをオススメします。