ハムスターは基本的に、ケージごと移動させることが多いです。

家にいる時や外出する時など、移動手段や目的によっても注意点は変わってきます。

飼い主がケージを移動する際、どんなことに気をつければよいのでしょうか。

静かな場所へ移動させる

ハムスターは物音に敏感な小動物です。

少し物音がするだけで、驚いた様子をみせます。

ハムスターが驚いたり、怖がったりするとストレスにつながります。

ハムスターのケージを移動させる際は、意図的に静かな場所へ移動させるようにしましょう。

ハムスターのケージを移動させる際、あらかじめ移動させる部屋を決めておくと良いでしょう。

飼い主の都合でうるさい場所へ移動させるのは避けましょう。

ハムスターのケージを移動する目的は様々ですが、ハムスター気持ちを第一に考えて移動させるようにしましょう。

少しの間だけなら大丈夫という気持ちも良くないです。

振動を与えないようにする

ハムスターのケージを移動させる際は、できるだけ振動を与えないようにします。

ハムスターはケージが少し揺れただけでも、びっくりします。

またケージを持ち上げると、周囲の変化に気づいてそわそわするなど、落ち着きがなくなります。

できるだけハムスターに気づかれないよう、ゆっくりと持ち上げるようにしましょう。

また移動させる時は、片手で抱えて運ぶようにすると、振動が大きくて安定しません。

両手でケージをしっかり持って運ぶようにしましょう。

ケージを移動させる際は、飼い主自身も転んでケージに振動がないよう心掛けましょう。

外出時は車で移動する

帰省したり引っ越しなど、外出の際ハムスターをケージごと移動させたい時もあるでしょう。

その際移動手段はできるだけ車にしましょう。

車だとハムスターの観察もしやすいのがメリットです。

また飼い主側で窓を適度に開けることができたり、エアコンでの温度調節も自由にできのは良いことです。

車で移動する際一人で出かけるなら、助手席の下が良いでしょう。

ハムスターが動いた時の音などがわかるのと、椅子に置くよりも振動が少ないです。

二人以上いるなら後部座席で、一人が支えたり時々観察して対応しましょう。

引っ越しの時、業者は動物を引き受けてくれないので、必然的に自分で移動させるようになります。

その際車であればキャリーケースではなく、ケージごと移動させることができるので安心です。

温度の管理ができる場所へ移動する

ハムスターをケージごと移動させるなら、温度が管理しやすい場所を選びます。

エアコンが設置されていたり窓の開け閉めが容易で、通気性を保てる部屋に移動させるようにします。

ハムスターが快適に過ごせる温度は、20℃前後です。

暑すぎたり寒すぎたりすると、ぐったりしたり落ち着きがなくなります。

適温で過ごせる場所を、あらかじめ確保して移動させるようにしましょう。

またハムスターは極端な温度変化を嫌います。

極端な温度変化はハムスターのストレスにもなります。

できるだけ温度変化が少ない場所の間で行うようにしましょう。

移動は夜間に行う

ハムスターは夜行性の小動物なので、移動は夜間に行うのがベストです。

昼間は寝ていることが多いので、起こさないためにも移動はできるだけ避けるようにします。

移動による振動や環境の変化があると、眠そうにしていたハムスターも覚醒して落ち着きがなくなります。

夜活動するためにゆっくり休むことができなくなります。

よってハムスターが活動を行う、夜間に移動させるようにしましょう。

また夜は活動することが多いため、ハムスターの状態をみながら移動をさせるようにします。

夜は巣箱から出て回し車にいたり、ケージをよじ登ったりします。

ハムスターが高い所にいる時は少し待って、下に降りて安全を確認してから移動させましょう。

巣箱にいる間に移動させる

ハムスターをケージごと移動させるなら、巣箱にいる時がチャンスです。

ハムスターの巣箱は、一部透明で中が見える物もありますが、多くは見えない物です。

飼い主は巣箱の穴をのぞきこむしか、中の様子はわかりません。

よってハムスターは巣箱にいることで中は暗いし、外の様子はわかりにくいはずです。

その間に移動させるようにしましょう。

でもハムスターはかなり敏感なため、少しの揺れでもびっくりして巣箱から出てきてしまいます。

ハムスターが巣箱にいる間に、気づかれないよう、静かに真っ直ぐ持ち上げて移動させるようにしましょう。

安全で適切な方法を考えてハムスターをケージから移動させよう

ハムスターのことを一番に考えるなら、ケージの移動は最小限にしましょう。

できれば同じ場所で快適に過ごさせてあげましょう。

でもやむを得ずケージごと移動させなければならない時もあるはずです。

その時はハムスターにストレスをかけず、安全で適切な方法で行うことが大切です。

上記の注意点を念頭において移動させるようにしましょう。