ハムスターを飼育していると、いろいろな仕草を見ることができます。

ハムスターの仕草には様々な心理があると言われています。

中には耳をたたむ姿を見ることがあります。

このような場合、どのような心理でいるのでしょうか。

リラックスして安心している

ハムスターに安心感が見られる時は、耳をたたみます。

周囲を警戒せずリラックスしている証拠です。

巣箱の中やケージ内の到る所で耳をたたむ姿が見られます。

ハムスターがリラックスして耳をたたんでいる様子が見られたら、飼い主はできるだけそっとしておいてあげるようにしましょう。

このような時は無理に関わるのはやめましょう。

また複数飼いをしている人は注意が必要です。

ゴールデンハムスターは縄張り意識が強いので無理ですが、ドワーフハムスターを複数飼いしている人はいます。

複数飼いをしていても、ケンカをせず仲良く過ごしているハムスターもいます。

でもハムスター同士が接触して、リラックスできない時もあります。

飼い主はハムスターが耳をたたんでリラックスできるように、環境を整えてあげることも大切です。

騒音がうるさいと感じている

ハムスターが周囲の騒音が気になって、うるさいと思っている時も耳をたたむ時があります。

耳をたたむことで周囲の騒音を遮りたいという心理があります。

そのため飼い主は騒音に対する配慮も必要になります。

ハムスターは人が近づいたり、周囲で少し物音がするだけでもすぐ反応します。

たたんでいる耳を立てて警戒します。

ハムスターが耳をたたんでいる時は、むやみに物音をたてるのはやめましょう。

ケージのそばに近づく時は、足音をできるだけ立てないようにしてあげましょう。

また外部からの騒音が大きい時は、ケージを別の部屋に移動させるようにしましょう。

眠くて仕方がない

ハムスターの眠気が強い時にも耳をたたむ様子が見られます。

ハムスターが眠くて仕方がないという心理があります。

ハムスターは夜行性の小動物です。

昼間はゆっくり休んだり睡眠をとっています。

昼間は薄目になって眠そうにしていることが多いです。

逆に夜間は活動していることが多いです。

そのためハムスターの世話は、できるだけ夕方から夜にかけて行うようにしましょう。

また手乗りなどをして遊んであげるのも同様です。

飼い主はハムスターが眠そうで耳をたたむ様子を見たら、できるだけ睡眠を妨げないような工夫をするようにしましょう。

疲れて休みたい

ハムスターが回し車で運動したりおもちゃで遊んだ後は、疲れてぐったりしている時があります。

このような時は耳をたたんで寝そべっていることがあります。

疲れたからゆっくり休みたいという心理があります。

眠気が強い時だけでなく、その場でゆっくりカラダを休めたいという時にも見られます。

目を開けて耳をたたんでいるような時です。

そのため飼い主はハムスターが運動したり遊んだ後は、注意して観察するようにしましょう。

ハムスターに疲労がたまるとストレスになって、悪影響を及ぼす可能性があります。

ハムスターに疲労感が見られて耳をたたんでいるようなら、その場でゆっくり休ませてあげるような配慮を心掛けましょう。

体調が悪くて辛い

ハムスターが耳をたたむ時は、元気な時だけではありません。

何か病気にかかっていることもあります。

体調が悪くて辛いという心理が隠されている可能性もあります。

またハムスターは一歳半を過ぎると早くも老化が始まります。

老化が始まるとぐったりしたり、耳をたたむ様子も多くなってきます。

特に何度も見られるようなら注意が必要です。

ハムスターの様子がいつもと違うと感じたら、すぐに動物病院へ連れて行き獣医の診察を受けるようにしましょう。

またハムスターを診てくれる病院は少ないです。

事前に診てもらえる病院を探しておくことも大切です。

暑さがしんどい

ハムスターが暑くて横になっている時にも耳をたたみます。

暑くてしんどいという心理があります。

ハムスターは暑さに弱い小動物です。

普段巣箱で過ごすことの多いハムスターでも、暑さに耐えられなくなりぐったりしていることもあります。

ハムスターの適温は25℃前後と言われていますが、人間のように汗をかくことができません。

暑いからと言って必ずしも耳をたたむわけではありませんが、ハムスターにとって暑さ対策は重要です。

ハムスターの暑さ対策は様々ですが、エアコンを稼働させて室温を管理したり、涼感グッズをケージの中に入れて対応するようにしましょう。

ハムスターが耳をたたむ時の心理を理解しよう

ハムスターが耳をたたむ時は、眠気が強い時やうるさいと感じている時など様々です。

また中には病気の場合もあるので注意が必要です。

ハムスターを飼育したら、注意して観察をするようにしましょう。

耳をたたんでいる時の心理を徐々に把握できるようになります。

また事前に耳をたたむ時の心理を学んで、理解しておくと良いでしょう。