ハムスターは小さくて愛らしいですが、小動物であるがゆえに病気にかかりやすかったり、飼育が大変だったりと飼うにおいて困ることもあるでしょう。
今回はその一例をご紹介します。
頻繁にケージを掃除をしなければならない
ハムスターはケージの中で生活します。
ケージの中には床材と呼ばれるものを敷きます。
ハムスターはこの床材の中に潜ることが大好きなので、よく潜って遊んではその中でウンチやおしっこをすることもあります。
トイレを覚えている子でも、ハムスターの大半はトイレ以外の場所でもウンチをします。
そうしていくと、徐々に匂いが気になってきます。
ハムスターはキレイ好きなので、常にキレイで清潔な環境にいないとストレスが溜まります。
また、不衛生な環境で生活することで皮膚病などの病気にかかりやすくなります。
そのため、1週間に1回は床材の入れ替え、1ヵ月に1回はケージ全体の大掃除をしなければなりません。
ハムスターは夜行性なので昼間は寝ている
ハムスターは夜行性なので、夜に活動し基本的に昼間は寝ています。
ハムスターの大好きなものである「回し車」も活発に回しています。
この回し車の音は、音が気になる人にとっては結構ストレスかもしれません。
回し車にも色々な種類があり、音の静かな回し車や安い物だと音がうるさい物もあります。
音の静かな回し車でも、使用するにつれてやはり多少の音は聞こえてしまいます。
そうしたハムスターの生活音が気にならない方なら問題ないですが、音に敏感な方にとっては結構耳に障るのではないでしょうか。
ハムスターは慣れてくれるまでは噛む
ハムスターは種類にもよりますが臆病な生き物です。
飼って間もないうちはこちらが手の上に乗せようとしても逃げてしまったり、最悪の場合は噛まれることもあります。
ですので、最初のうちは最低限のお世話をする時以外はそっとしておいてあげてください。
毎日お世話をしていくうちに、だんだん慣れてきてくれて手乗りにもなりますよ。
ハムスターは寿命が短い
ハムスターはとっても寿命が短いです。
平均的に1~2年の寿命と言われています。
長い子で3年以上生きたケースもあります。
体が小さい分しょうがないのですが、それでもやはりペットとして可愛がってお世話して家族の一員を亡くした時のショックは壮絶なものです。
もしハムスターを飼いたい場合は、寿命が短いことを覚悟して飼いましょう。
そして、少しでも長く生きてもらうために毎日の健康管理をしっかりしていきましょう。
毎日の食事内容を気を付けるだけでもぐっと寿命が伸びます。
カロリーの多い物を与えるのはやめて、低カロリーで栄養のある食べ物を与えましょう。
ハムスターは病気にかかりやすい
ハムスターは小さい体であるがゆえに病気にかかりやすいです。
例えば、掃除を少しでもサボってしまうと皮膚病にかかり、体の一部が禿げたり目の周りが赤くなったりします。
ウンチのチェックも大事ですね。
きちんと健康なウンチをしているか、もし軟便の様子があれば体の中に菌がいる場合もあります。
もし病気にかかってしまったかな?と思った時は、自己判断で処理するのではなく必ず信頼できる動物病院で診てもらってください。
ハムスターは保険がきかないので、診療代は高つきますが、大事なペットです。
命ある生き物なので、お金を惜しむより病気を治すことに専念してください。
旅行へ行く時困る
ハムスターを飼って生活していて旅行に行くとなると問題になってくるのが、ハムスターのお世話は誰がするのか?ということです。
実家住まいの人なら家族に世話を頼めるので良いのですが、一人暮らしの人だと、自分以外の人に世話を頼むのは少し困難です。
なんとか世話をしてくれる人が見つかればいいですが、なかなか難しいでしょう。
例え1泊でもハムスターにとっては長い1日です。
留守の間にハムスターの体に異常が起きたりしてしまう可能性も0ではありません。
もしどうしても家を留守にする必要があり、誰も世話を見てくれる人がいない場合は、水やエサをいつもより多く与えておき、部屋の温度管理もしっかりしていきましょう。
脱走する
ハムスターはケージ以外の世界に興味があります。
暇さえあれば、ケージのあらゆる隙間から脱走を試みようとします。
全部のハムスターが脱走するとはいえませんが、脱走が好きなハムスターは結構多いです。
そのためにケージの隙間をなくすなど脱走対策はきちんとしてください。
万が一脱走してしまった場合は、まず焦らずに部屋のドアを閉め密室状態にしましょう。
ハムスターの好物を使っておびき寄せたり、布団の中や家具の端などハムスターが潜んでいそうな場所を徹底的にチェックしてください。
ハムスターを飼っていると困ることもある
これまで、ハムスターを飼うにあたって困ることを紹介してきました。
ハムスターはペットの中でもメジャーで、簡単に飼えるイメージがありますが、実際はその逆でハムスターの飼育は容易ではありません。
メリットとデメリットをしっかりと考え、ハムスターについて勉強し知識をつけてから飼育するようにしましょう。