ケージの外に出たハムスター

ペットとしてポピュラーなハムスター、今回はそんなハムスターのケージの掃除の仕方についてお話します。

ハムスターのケージの掃除は少しコツをつかめばそう難しいものではありませんが、いくつか気をつけたいポイントがあります。

今回はそうしたハムスターケージの掃除方法をご紹介します。

まずハムスターをよける

まずいちばん最初に気をつけたいのは「掃除中にハムスターをよけておく場所」です。

ハムスターはとても小さな隙間から逃げてしまうので、ダンボールの箱などではよくありません。

しかし完全に密閉できるような容器では、短時間でも蒸れてしまいハムスターが弱ってしまうのです。

ですので掃除中は、販売されているハムスター用の隔離ケージ等「通気がよくしっかりと蓋が閉まるもの」にハムスターをよけておくようにしましょう。

また、夏場や冬場などは「よけるためにハムスターを入れたケース」を置く場所を考えないと暑さや寒さで弱らせてしまうことがあります。

これは掃除中にまず一番気をつけたいポイントです。

基本的なハムスターケージ掃除の種類

ハムスターの掃除の基本的な掃除の種類には「日常の管理」と「大掛かりな掃除」があります。

その二つを組み合わせて行くことでより良い環境を作っていきます。

日常の管理としては「食べ残し」や「巣箱の隅にある糞」、「尿で濡れた床材」等をどけましょう。

そうした小さな掃除がまずは大切です。

大掛かりな掃除は「以下にまとめてあるいくつかの注意点」を踏まえた上で行うようにしてください。

床材を残しながら捨てよう

ハムスターを飼育されている方はパインチップ等の床材を使用していると思います。

そこをよく観察し、汚れている部分を中心に「多めに」捨てましょう。

その後は古いチップをあまりかき混ぜないように、新しいものをそっと追加します。

また、部分的な交換だけではなくたまには「ほとんど捨てる」ようにします。

そうすることで雑菌の繁殖をさせないようにするのです。

特に夏場などはそのほうが良いと思われます。

冬場にパネルヒーター等で加温している時も同様です。

その場合は散らばりやすいので大きめの袋の中に、ケージの底受けをいれて作業するとよいでしょう。

また巣箱などを入れている場合、その中の床材も忘れないようにしてください。

その際は古い床材から一部だけ「できるだけキレイな」部分を残してやる事で「完全にハムスターの匂いが床材から消えてしまわない」ようにしてあげると掃除後に落ち着きやすくなります。

ケージを拭くときの注意点

床材を捨てたら、ケージの底などで特に汚れが目立つ場所を「洗剤などをつけていないお湯だけで濡らした」タオル等で軽く拭きます。

この時あまり全体をキレイに拭きすぎたりしてしまうと、ハムスター自身の匂いが消えてしまい「ハムスターが落ち着かなく」なるので注意が必要です。

汚れが酷く「ケージを丸洗い」する場合は床材を少し多めに残しておきましょう。

それをケージをセットした時に隅にでも置いてあげることで「匂い」を完全になくしてしまわないようにします。

丸洗いは石鹸などの別な匂いをつけないようお湯だけで丁寧に行います。

その後洗ったものの水気は、しっかりと拭き取るか乾かしてからセットしてください。

ストレスを与えない時間帯で

ハムスターはよく眠る生き物です。

無理に起こしたりして掃除をしないようにしましょう。

また購入してきたばかりでは落ち着いてはいないので「大掛かりな掃除」はしばらく待つのが大切です。

ハムスターはあまり物怖じしない生き物ですのですぐに慣れてくれるはずです。

木製のものはよく乾かして

ハムスターの飼育には巣箱などの木製のものを使用することもあると思います。

こちらを水洗いしたり拭いた場合はよく水分を乾かしてからケージに戻してください。

床材に埋もれてしまう事で湿気がこもってしまう場合があります。

また濡れたままの飼育ゲージに床材をひくことも同様です。

隠れた汚れを見つけましょう

一見キレイに見えるケージ内でも前途した「巣箱の中」や床材の下の方に汚れがたまってしまっている時があります。

そういう場所を長く残してしまうとそこから菌が広がってしまう時がありますのでちゃんと「探して」あげるようにしてください。

ハムスターの様子を見ながら掃除をしよう

ハムスターの掃除で一番大切なことは「様子を見ながら掃除をする」ということです。

ハムスターは個々の性格も違い「よく汚す」場合や「一部だけ」を汚す場合があります。

また季節によっても行動の仕方は違います。

それに合わせた掃除をしていくことが何よりも大切です。

掃除をスムーズにすすめるためにも日頃から「手から餌をやる」等と人間に慣れさせておくようにしましょう。

飼育ケージは限定された環境ですので人が汚れをとってあげないと、とても不潔な状況になりハムスターにとって危険な場合があります。

できるだけ「掃除をこまめに行うこと」でその生活を守ってあげましょう。

また掃除をすることで「下痢」等の異常も見つけやすくなります。

ケージを正しく掃除することそれは「ハムスター」という生き物を正しく知ると言う事でもあるのです。