ハムスターにみかんをあげてもOK!でも与えすぎに注意しよう

ハムスターを飼っているけれども、みかんはあげてもいいの?と思う方多いと思います。

みかんを与えて良いものなのか悪いものなのか、飼育本に載っていないためなかなか判断が難しいですよね。

ハムスターの個体によっては口にしなかったりするのですが、ここではみかんあげる際に注意すべきことをご紹介します。

与えすぎない様にする

ハムスターにみかんをあげて良いのか否かだけでの答えは、良いです。

ただ、人間が食べてもわかるようにみかんは水分を多く含む果実です。

ハムスターは水分過多で下痢をし、それを放置しておくと脱水症状を起こして命を落としてしまう事もあります。

ハムスターに一度与えて、気に入った様子で夢中で食べている姿が可愛くて、ついついたくさんあげたら喜ぶのかなと思ってしまいがちですが、ハムスターの健康を考えるならば、ほんの少しだけにしましょう。

ちなみにみかんを形成する水分量は85%もあります。

ハムスターの種類や大きさにもよりますが、一かけら程度で十分です。

皮はむいて与える

みかんの皮は、むいてあげましょう。

というのも皮に農薬が付いている場合があり、水で洗ったところでどこまで落ちているのかもわかりません。

農薬部分を口にしてしまったハムスターが腸を刺激されて下痢などを引き起こす原因になりかねません。

また、みかんの皮をむく際に汁が皮からピュッと飛んできて目などに入って痛い思いをした経験はないでしょうか。

皮付きのままハムスターに与えると、かじった際に同じ災難がハムスターに降り注ぐ可能性もあります。

人間でしたら洗い流したりすることが出来ますが、ハムスターにはそういうわけにもいきませんし、実際にそうなるとパニック状態に陥る個体もいます。

みかんだけでなく柑橘類の皮には全て同じことが言えますので、必ずむいてから与えるようにしてください。

薄皮はついていても良いという説もありますが、できれば薄皮もむいてあげて純粋に身の部分だけあげるのが賢明です

あげ過ぎたなと思ったらそれ以上はやめる

ほんの少しと思っても、ついついあげてしまった…という事もあると思います。

水分過多になってしまう可能性ともう一つ、糖分も取り過ぎになってしまいます。

糖分を取り過ぎると人間と同じように肥満になります。

肥満になるとこれまた人間同様に心臓病、肝臓病、糖尿病、皮膚病などになってしまう恐れがあります。

残念ながらハムスターは体が小さすぎて手術など出来ませんので寿命を縮めてしまうだけです。

みかんを与え過ぎたように思ったら、他のおやつは与えない、水分の多い野菜を与えないなどして水分量と糖分を飼い主さんが調整してあげてください。

後から後悔してもどうにもならないことですし、甘やかしは人間同様ハムスターもダメにすると認識しておいてください。

下痢とまではならなくても、みかんをあげてから軟便が見られるようであれば、次にあげるときには量を減らしてあげてください。

特に赤ちゃんハムスターの場合は2粒くらいに留めておいてください。

みかんを放置しない

ペレットなどの主食は、エサ入れの中に1日中入れておいても夏場でも問題はありませんが、みかんなど生もので傷みやすいものは出来るだけ放置せず、飼い主さんが見られる時間だけに留めておくのが好ましいです。

万が一腐ってしまい、それをハムスターが口にしてしまう事もありますし、腐ったみかんと一緒になっていたペレットや他のフードに菌が付着してしまい、そこからハムスターの体内に入ってしまうと体調不良を引き起こす原因になります。

ですので、飼い主さんが見ているところであげて、食べかけのみかんは放置せずにすぐに捨てるようにしてください。

万が一放置してしまった場合はハムスターがケージ内に隠すことも考えられるので、無いなと思ったら間食したと思わずにケージ内を探してください。

隠していたのに気づかず腐らせてしまったというケースが多いようです。

カビの発生にも注意しなければなりません。

出来れば、みかんをあげる際にはケージの外であげる方が、汁が垂れてケージの中が汚れてしまったりすることも無いので、掃除の手間などを考えれば好ましいと言えます。

また、汁はハムスターの体にも付着しますので、いくらハムスター自身が手入れをするとはいえ汚くなってしまいますから、衛生面にも注意してください。

ハムスターにみかんをあげる時は注意しよう

ハムスターは飼育が簡単そうで意外と難しいものです。

みかん一つにしても注意が多々必要です。

ほんの数粒を与えるようにし、色々食べさせて栄養バランスを整えてあげるのが飼い主さんの務めです。

甘やかすことなく、一緒に楽しい時間を少しでも長く過ごせるように考えてあげましょう。