ハムスターにドッグフードやキャットフードを食べさせたいという人や、実際に食べさせたことがある人もいるでしょう。
ハムスターにこれらのフードをあげる際、どのようなことに注意すればよいでしょうか。
ドッグフードやキャットフードの成分を知っておく
ハムスターは雑食なので、キャットフードやドッグフードも食べます。
でも食べさせたいなら、まずその成分を知っておく必要があります。
ドッグフードやキャットフードはタンパク質や脂質が多く含まれています。
他にカルシウムやリン、ビタミン類などが含まれます。
ハムスターのペレットとより、高タンパク質で高脂質であることが大きな違いです。
エサによっては無添加のものや、ダイエットフードといったものもあります。
また子犬や子猫用、成犬や成猫用などといったように、動物の年齢に合わせたフードもあります。
これらの成分を十分に理解していると、あげる量を把握できたり、トラブルにも対処しやすくなります。
粒を小さめにしてあげる
ハムスターはエサをため込む習性があります。
またエサをあげ過ぎると、必要量以上に食べてしまったり、頬袋にため込んでパンパンになってしまうこともあります。
特にドッグフードやキャットフードを多めにあげると、その分食べてしまいます。
ドッグフードやキャットフードは高タンパク質で高脂質のため、あげ過ぎてはいけません。
そのため食べさせる時は、小さくしてあげると良いでしょう。
ドッグフードやキャットフードはその種類にもよりますが、ハムスターのペレットよりも大きめの粒もあります。
これを半分に割ったりしてあげると良いでしょう。
また少量のフードを手乗りにしてあげると、食べ過ぎも予防できます。
主食としてあげない
ドッグフードやキャットフードをあげても良いですが、主食としてあげるのはできるだけ避けましょう。
犬や猫を飼っている人であれば、ドッグフードやキャットフードを常備している人も多いでしょう。
そのためハムスターのペレットをきらしてしまった時、余っているフードをついついあげてしまいがちです。
でも主食としてこれらをあげてしまうと、ハムスターはカロリーオバーになりがちです。
またタンパク質も摂りすぎは良くないです。
よっておやつとして補助的にあげると良いでしょう。
エサなどをきらしてどうしても主食としてあげなければならない時は、一時的にするようにします。
またハムスターのペレットを常にきらさないよう、すこし多めに常備しておきましょう。
体重をこまめに量る
ドッグフードやキャットフードは、ハムスターのペレットよりも高カロリーです。
ハムスターが太る原因は成長期によるものなど様々ですが、高カロリーのものを食べ過ぎると、急に体重が増えることもあります。
よってこれらのフードをあげた後は、しばらく体重測定をこまめに行うと良いでしょう。
3~7日おきくらいを目安に量ると、変化が把握しやすいです。
またドッグフードやキャットフードをあげない日が続いても、ハムスターの体重管理は大事です。
表を作って体重の変化を記録しておきましょう。
体重の変化がわかることで、病気の早期発見にもつながります。
ドライフードをあげる
ハムスターにドッグフードやキャットフードをあげるなら、ドライフードにするようにしましょう。
ウエットフードはハムスターに向きません。
ぬるっとしていて食べにくいですし、水分も多いので下痢をしてしまうこともあります。
またウエットフードは日持ちをしないので、あげるとハムスターがエサをため込んで傷んだものを食べてしまう恐れもあります。
ハムスターは噛む習性があると言っても良いので、日々何かを噛もうとします。
よってエサは硬いドライフードの方が向いています。
ドライフードは日持ちもしますし万が一、エサをため込んでしまっても安心です。
あげた後の観察をしっかり行う
ドッグフードやキャットフードは高タンパク質で高脂質です。
ハムスターがこれらのフードを食べ過ぎると、病気になってしまう可能性もあります。
タンパク質や脂質の摂りすぎで、腎障害を引き起こしたり、心臓にも負担がかかります。
よってハムスターにドッグフードやキャットフードをあげた後は、異常はないか観察を行うことが大切です。
ハムスターの動きに変化はないか、オシッコに血液は混じっていないかなど、注意して観察するようにします。
ハムスターが病気になっても、カラダに変化がみられないケースもありますが、異常を早期発見することでそれだけ早く治療を行うことができます。
またハムスターに何か異常がみられたら、できるだけ早く病院で診てもらいましょう。
ドッグフードやキャットフードは注意点を守ってハムスターにあげよう
ハムスターにドッグフードやキャットフードをあげても構いません。
でもハムスターが喜ぶからと言って、決してあげ過ぎてはいけません。
食べ過ぎて病気になってしまっては、元も子もありません。
やはりカロリーコントロールや栄養のバランスは大切です。
あげる時は成分を確認して、注意点をしっかり守ってあげるようにしましょう。