ハムスター

ハムスターは飼いやすくて初心者でもオススメのペットと紹介されることが多いです。

しかし、小さいだけに体の変化を見つけにくく、寿命も短い動物です。

あらかじめ寿命をしておくと、どれくらいから老後のケアをしたらいいのかがわかり、少しでも長生きするさせることができます。

ハムスターの老化現象とともに、大まかな寿命をご紹介します。

ゴールデンハムスターは2年半

ハムスターの元祖でもあるゴールデンハムスターは、比較的大きな体でゆったりとしているため、寿命もハムスターの中では長めになります。

同じタイプのキンクマハムスターやカラーハムスターも同様です。

平均的な寿命は2年から3年が多く、3年近く生きればよく頑張った長生きさんと言えます。

中には5年近く生きたハムスターもいるようです。

多くは2年半くらいです。

飼い方次第で大きく寿命を延ばせる種類のハムスターでもあります。

ゴールデンはハムスターの中では体が大きいので、その分長く生きられますが、それでも他の動物に比べると短い生涯です。

ジャンがリンハムスターは2年と少し

ジャンガリアンも人気のハムスターです。

ゴールデンよりも一回り以上小柄になるので、体に対する心臓の大きさや働きは負担が大きくなってしまいます。

そのため平均的な寿命は2年から2年半くらいが多く、2年超えたあたりが最も多いようです。

体の負担も大きいのもありますが、性格も関係しているようです。

個体差はあるものの気性の荒いところもあり、おっとりというよりはすばしっこいです。

そのためストレスも感じやすく、寿命にも影響してきます。

縄張り意識も強い種類ですので、ケンカも多く単体で飼うのがオススメです。

飼う環境が非常に重要になってくる種類です。

ロボロフスキーやキャンベルハムスターは2年

ハムスターの中でも小さな体の種類です。

寿命には個体差が大きく、飼育環境や元々の体質が大きく関わってきます。

平均寿命は1年半から2年半で、2年程度が多いです。

ひときわ体が小さいですので、ちょっとの環境の変化や刺激でも、ハムスターに与える影響は人間の想像以上です。

しかし、健康な体であれば、正しい飼育をするとある程度生きてくれますので、購入する前にしっかりとチェックすることが大切です。

また、このタイプのハムスターは体が小さいので、ちょっとした体調の変化にすぐに気づくことも大切です。

ストレスをかけないようにしながらチェックを怠らないようにしましょう。

オスの方が寿命が長いのは共通

ハムスターは種類によって多少の寿命の差があります。

ただ、大まかに2歳から3歳程度です。

しかし、さらに細かく見ていくと、どの種類でもメスよりもオスの方が若干長生きする傾向があります。

というのも、メスはメス特有の子宮関係の病気のリスクが出てくるからです。

子宮の病気にならなくても弱ってくるポイントでもあるので、その分短くなってしまいます。

だいたいオスよりも6か月から3カ月程度短くなることが多いです。

子供を産まなくても、この傾向は変わらないようです。

しかし、オスでもメスよりも短い寿命の個体もいますし、長生きするメスもいます。

ケアすることと、個体の持つ体質にもよります。

長生きさせるコツは干渉しすぎないこと

ハムスターは寿命が短いですが、それでも1日でも長く生きてほしいものです。

そのためにはもともとの個体の体質も大切ですが、過ごす環境を飼い主が整えて、ストレスを与えない快適な生活を送らせることです。

ハムスターは野生では単独行動です。

縄張り意識も強いので、争いで怪我をしないためにも、ストレスを与えないためにも、多頭飼いは厳禁です。

毎日の積み重ねでストレスも強くなり、ハムスターを弱らせます。

さらに、自分のテリトリーを荒らされないことで落ち着いた生活を送れます。

ケージの中の清掃は適度にしましょう。

人間はキレイな方が良いハズと思ったり、ニオイが気になるかもしれませんが、それもハムスターの1つの縄張りの主張です。

自分のニオイがなくなったり、違うニオイが付くとストレスになります。

また、配置が微妙に変わるだけでも警戒してしまい、ゆっくりできないハムスターもいます。

ですので、汚れた床材を清掃するのも2日に1回くらいでも十分です。

洗剤や消臭スプレーなどは使わず、熱湯で消毒する程度で構いません。

さらに、ケージの移動もハムスターにとっては急に知らない場所に移されるので安心できません。

ハムスターの性質に合わせて飼育させよう

このようにハムスターの寿命は飼育環境によって、大きく差が出ます。

人間の視点ではなく、ハムスターの性質を知ってそれに合わせるようにすると、ストレスなく生きられて長生きできます。

まずは飼い主がハムスターの特徴や弱点を理解して、それぞれ個々の性質も踏まえて管理すると良いでしょう。

多くは2年から3年と短い時間しか一緒に入れません。

その間、楽しく快適に過ごしてもらえるように、最善の工夫をするようにしましょう。