鳴くハムスター

ハムスターは通常はほとんど鳴かない動物です。

しかし、その時々に応じて多少は鳴いたりすることがあります。

病気やストレスによる場合もあるため、ハムスターはどんな時にどんな風に鳴くのか、またそれを抑える方法をご紹介します。

怒っている・警戒している場合

ハムスターが怒っている場合は警戒、威嚇している場合は、「ジー」「ギー」などの鳴き声をあげます。

これは、言葉では説明しにくいのですが、様子や声のボリュームから判断すると、明らかに怒っている、気に食わない、といったことが感じ取れます。

ハムスターはとても臆病な動物ですので、まだ環境に慣れていないのに飼い主が手からエサを与えようとした場合などに、こうした鳴き声を発します。

要するにとても警戒して、怖がっている状態のときに発する可能性が高い鳴き声といっていいかもしれません。

これはハムスターのいわゆる「警戒音」ともいえる鳴き声ですので、まず何かにストレスを感じている、その原因を取り除いてあげる必要があります。

1匹飼いで鳴いているのであれば、飼育環境や飼い主、さらには外敵要因(他の動物など)が原因と考えられます。

多数飼いであれば、これらの要因の他にハムスター同士のケンカなども要因のひとつとして挙げられます。

いずれ、こうした鳴き声はハムスターにとっては最大レベルの警戒の証拠ですので、この鳴き声が聞こえたらとにかく早急にその原因を取り除いてあげる必要があります。

こういった鳴き方をさせないためには、何といってもストレスを与えない、ストレスを取り除いてあげることに尽きます。

ちょっと驚いている・嫌がっている場合

ハムスターが何となく嫌がったり、びっくりしたりした場合は「チュ」「チュー」のような鳴き声を発します。

これは警戒している際の鳴き声よりもストレスの度合いとしては弱い感じです。

複数飼いでよく聞かれる鳴き声かもしれません。

「ジー」とか「ギー」とか鳴いているよりははるかに軽く小さい感じの鳴き声ですが、多少なりとも不快に感じていることは確かです。

一般的にとてもストレスを感じている場合の鳴き声は大きい声であり、リラックス状態の場合には小さい声と覚えておけば、まず間違いありません。

警戒レベルとしてはそれほど強くもないため、ほったらかしにしておいても自然に収まるかもしれませんが、長引く様であれば不満要因を対策する必要があります。

これは多数飼いで日常的によく聞かれる鳴き声ですので、抑えるのは基本的には難しいですが、気になる場合は単独飼いに切り替えるのが良いでしょう。

SOSを発信している場合

複数飼いの場合にケンカなどが起きると「キー」「ピー」といった鳴き声が聞かれます。

これは弱いハムスターが発している悲鳴と思ってもらえればいいかと思います。

助けてくれのサインですから、こういう声を聞いたら即対応しないと取り返しがつかなくなることもあり得ます。

これも言葉では表現しずらいのですが、実際に聞いてみるととても切迫した感じで声も大きいので、非常事態であることは認識できるかと思います。

こうなった場合には、一刻も早く別々に隔離しないとケガや最悪共食いなどという事態にもなりかねないので、とにかく十分な注意が必要です。

本来ハムスターは1匹で暮らす動物ですから、多数飼いは極力避けるべきで全くオススメできません。

飼い主のエゴでハムスターがケガをしたり命を落としたりすることのないよう気を付けたいものです。

これはとにかく1匹ずつ別々に飼うことがこうした鳴き声をさせない最大のポイントです。

ウレシイ場合

ハムスターがエサをもらった時などに「プッ」などの鳴き声を発する場合があります。

うれしいのか、警戒しているのか判断が難しい場合もありますが、エサをもらうときに発することの多い鳴き声ですので、喜んでいると解釈してよさそうです。

すべてのハムスターがこういう鳴き声を発するわけではないので、正直判断するには難しいところです。

自分の飼っているハムスターがどんな気持ちで鳴いているのか、それを解りたければとにかく日頃からよく観察しておく必要があります。

ウレシイ気持ちですので特に抑える必要もないと思いますし、抑え込むと逆にストレスとなりかねません。

寝言の場合

寝ているときに「プウ」「クウ」などの声が聞こえることがあります。

寝言というより、いびきに近いといったほうがいいかもしれません。

人間の感覚からすると、ハムスターだって寝言やいびきのひとつも発したところで、何の不思議もない気がします。

寝ている時間だけ聞こえていれば、かなりの確率で寝言やいびきと思っていいのではないでしょうか。

起きている間も聞こえるのであれば、何かの病気である可能性もあるので、とにかく早めに病院で診てもらいましょう。

気になる場合は素人判断せず、病院で診てもらうに限ります。

ハムスターの鳴き声を抑えるためにハムスターの心理を理解しよう

ハムスターも自分の意思表示その他で鳴き声を発することがあります。

しかし、往々にしてハムスター自身のストレスによるところが多く、そのストレスを取り除いてあげれば、鳴き声は自然と収まります。

せっかく鳴くことでいろいろな情報を発信してくれているのですから、その様子をしっかりと観察して、何を言いたいのかどうしたいのか、理解してあげたいところです。