ハムスターがかじり木をかじらない時の理由

ハムスターがかじり木を使わない理由とは

最終更新日:2015年9月22日

ハムスター用のかじり木がペットショップなどで売られています。

専用があるくらいだから与えてあげると良いと思い、いざあげると、見向きもしてくれないという声を良く聞きます。

どうしてなのか、どのように対策を取ったらいいのでしょうか。

ハムスターにとってのもかじり木の意味も含めて、かじり木をかじらない時の理由をご紹介します。


1.ハムスターのかじり木は歯を削るため

ハムスターの前歯はとがっています。

ここで堅い木の実を砕いて、中身を取り出すことができます。

この前歯は一生伸び続けます。

ですから、伸びすぎないように整えるために削ることが必要です。

伸びすぎると口を閉じる、かじる時に支障が出ます。

うまく噛めなくなると食事ができずに、痩せて病気になってしまう原因にもなります。

ですから、ある程度歯を削って調節することが必要です。

ペットのハムスターは堅いものを食べる自然界とは違うので、飼い主が調節することが大切です。

そのために考えられたのがかじり木です。

木をかじることで歯を整える目的で作られています。


2.ケージをかじるのをやめさせるために

もう1つ、飼い主の目的としてケージをかじってしまうハムスターの行動をやめさせるために、かじり木を置く方も多いです。

ケージで柵部分があるタイプだと、その部分をかじって音を立てるハムスターも多いのです。

しかし、これを続けていると歯のかみ合わせが悪くなり、食事を食べるのに問題が出てきます。

それを防ぐ意味でも、かじるものを他に与えれば、そちらを噛んでケージには興味を示さないだろうとかじり木を用意する方がいます。

しかし、ケージを噛むのは歯が伸びているという意味だけではなく、外に出たい、エサが欲しいなどのアピールでもあります。

また、ケージの外からの風の流れやニオイを感じて、そちらへ向かいたいという意思表示でもあります。

野生の生態が出ている状態です。

ですから、ケージを噛むイコール歯が伸びていると決めつけてしまっては危険です。

ケージの構造自体を変えた方が良い場合もあります。

3.かじり木かじるほど歯が伸びていないから、かじらない

では、かじり木を与えてもかじらないのはなぜでしょうか。

まず考えられる理由はかじり木をかじるほど歯が伸びていない時です。

実はハムスターの歯は日常の食事で十分に削れて調節されています。

ハムスター用のペレットを毎日食べていれば、それだけでも削れています。

伸びすぎることはありませんので、そこに加えてかじり木をかじる必要はないのです。

もしペレットをまったく与えていない、ごくたまにしか与えない場合は歯が伸びやすいですから、そのような場合は食事以外で歯を調節する必要が出てきます。

しかしペレットを食事にとりいれている場合は、人間が考えるよりも案外歯が削れて、わざわざ対策を取らなくても健康的に保てるのです。

またペレットによる歯の伸びの調節は、食事で歯の伸びを整えられるので、ハムスターにとっても自然なことで歯にも負担がありません。

ペレットを与えているなら、かじり木を必要としていないことが多くなります。

ペレットはこのように歯の健康の面でも、栄養面でも優れた食事です。


4.見慣れないものに警戒しているから、かじらない

ハムスターは野生の世界では捕食される弱い立場です。

そのため警戒心が強く、ペットとして飼われていても、その野生の生態は残っています。

見慣れないもの、自分のニオイがないものなどを、なかなか使わない、近づかないことが多いです。

飼い主自身もはじめのうちは、手を近づけただけで逃げたり噛まれてしまったりすることもしばしばです。

同じようにかじり木もハムスターに安全であるという認識を持ってもらうまでは、まったく無視されてしまうことが多いです。

今までなかったものが自分のテリトリーに突然置かれてしまうと、反対に警戒して近づきません。

すぐに使わなくても、しばらく置いておくと理解して使う場合もあるので、しばらくはそっと様子を見ましょう。

5.ハムスターのかじりやすいものではなかったから、かじらない

かじり木は人間が考えたものですので、必ずしもハムスターの使いやすいもの、好みのものにはなっていません。

例えばかじり木の質感やサイズ、形、ニオイです。

自然界のハムスターは主に地面に穴を掘ったり、木に穴をあけて巣にします。

木は身近な素材ですが、木の枝となるとあまり日常生活で扱うことはありません。

自然界ではかじる時は木の幹や木の実などですので、かじり木は馴染みがない、かじりにくいと感じるハムスターもいます。

また、形状がかじりにくい、ニオイも好みのニオイではないと敬遠してしまいます。

もし、木の小屋の巣などの他のものをかじっているようなら、それに近い形やサイズ、素材のものを代替品として用意すると、ハムスターもかじりやすくてストレスにならないでしょう。

売っているものではなくても、割りばしなどでも歯を削ることができます。

ハムスターはかじる必要がないから、かじらないことも多い

ハムスターは人間が与えたかじり木ではなくても、自分に合った方法を自ら考えて歯をケアしています。

あくびの時などに歯が伸びすぎていないかチェックして、伸びすぎていなければ必ずしもかじり木は必要ではありません。

かじらないからと言って神経質になることはありません。

普段の食事で自然に削れている可能性が高いです。

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