秋はさつまいもの美味しい季節です。
さつまいもは甘みがあるので、好んで食べるハムスターが多いです。
ハムスターにもさつまいもを食べてもらいたい時、どのようなことに注意すれば良いでしょうか。
注意点や気をつけるべきポイントをご紹介します。
ハムスターに合わせてあげる
ハムスターにさつまいもをあげる時、生のままでもふかしてあげても構いません。
ハムスターの好みに合わせてあげましょう。
人間がさつまいもを食べる時、生のままだと硬くて食べられませんが、ハムスターは歯がしっかりしているので大丈夫です。
むしろ生のままの硬いさつまいもを食べることで、歯をしっかり使って食べることができます。
逆に高齢のハムスターにはふかして、軟らかくした状態であげても良いでしょう。
またふかした方が消化がよくなりますし、さつまいもの甘みが増すので喜ぶハムスターが多いです。
さつまいもは飼育しているハムスターの好みや状態に合わせてあげるようにしましょう。
あげすぎに注意する
さつまいもはハムスターにあげても良い野菜です。
でもさつまいもの特徴として、炭水化物を多く含み野菜類の中ではカロリーは高めです。
あげすぎてしまうと、カロリー過多による肥満の原因になります。
よってあげすぎには注意しましょう。
さつまいもの甘みを好むハムスターは多く、一度にあげると結構な量を食べてしまいます。
そのため一回量を少なめにして、なおかつ小さくカットしてあげるようにしましょう。
ハムスターはカロリーの高い物を摂取すると、体重が増加しやすくなります。
中には急激に体重が増えてしまうハムスターもいます。
さつまいもをあげた後はこまめに体重を量ってコントロールしていきましょう。
食べ残しに注意する
ハムスターにさつまいもをあげた後の食べ残しには注意が必要です。
さつまいもを好んで食べるハムスターは多いですが、あげすぎると食べ残してしまいます。
でも再び残ったさつまいもを食べることもあります。
また飼い主が気が付かないうちに、巣箱にため込んでしまうこともあります。
食べ残しを長く置いておくと、傷んだものをハムスターが食べてしまう可能性があります。
ハムスターが食べ残したものは、できるだけその場で片づけるようにしましょう。
さつまいもをあげた後はケージ内を見まわして、食べ残しがないかしっかり確認しましょう。
おやつとしてあげる
さつまいもは炭水化物が多いので、それだけでもハムスターの主食になるイメージがあります。
でも主食としてあげるのではなく、あくまでも補助的にあげるようにしましょう。
ハムスターの主食としてさつまいもをあげてしまうと、カロリー過多になる可能性があります。
主食はできるだけペレットにして、おやつとしてあげると良いでしょう。
主食はペレットのようなカロリーや栄養バランスが整ったものをオススメします。
さつまいもは野菜でありながら甘みもあり、ビタミンやカリウムなどを多く含み、栄養価が高いのが特徴的です。
おやつとして適量をあげる方が良いでしょう。
過剰摂取による腎障害に気をつける
さつまいもにはいろいろな栄養成分が含まれますが、カリウムを豊富に含むのが特徴的です。
人間と同様ハムスターもカリウムを過剰に摂取すると、腎障害を引き起こす可能性もあります。
さつまいもをあげすぎないことも大切ですが、その後の観察も重要です。
尿の性状やニオイなどの異常をしっかり観察していきましょう。
腎障害をそのまま放置しておくと非常に危険です。
何か気になる症状を見つけたら、すぐに動物病院に連れていきましょう。
ハムスターはカラダが小さいので、事態が深刻になってしまうこともあります。
病気の早期発見、早期治療が重要になります。
下痢に注意する
さつまいもを切ると白い液体が見えます。
これが「ヤラピン」と言われる物質で、さつまいもに多く含まれます。
このヤラピンは人間の間では便秘解消になると注目されている成分です。
でもハムスターがさつまいもを食べ過ぎてしまうと、ヤラピンの過多による下痢を引き起こす可能性があります。
ハムスターはカラダが小さいので下痢を放置するだけでも、危険な状態になることもあります。
さつまいもをあげた後は、便の性状や色などを観察しましょう。
下痢をしている場合はハムスターの肛門を観察するとわかる場合もあります。
ハムスターが下痢をしてしまったら、動物病院に早めに連れていきましょう。
下痢は事前に予防していくことも大切です。
よってさつまいものあげ過ぎには十分注意しましょう。
ハムスターへさつまいもをあげる際の注意点を把握しよう
秋になるとハムスターにさつまいもをあげる機会が増えます。
ハムスターにさつまいもをあげても構いませんが、あげすぎは良くありません。
さつまいもの成分を考慮して、適量をあげるようにしましょう。
またさつまいもをあげた後の対応も大切です。
ハムスターにさつまいもをあげるなら、注意点をしっかり守ってあげましょう。