水菜は一年中手軽に食べられる野菜です。
飼い主はハムスターにも食べさせたい、と思う時もあるでしょう。
ハムスターに水菜をあげる際、どんなことに注意すれば良いでしょうか。
ここで注意すべきことをご紹介します。
水分をよく拭き取ってからあげる
ハムスターに水菜をあげる時は、水分をよく拭き取ってからあげましょう。
水菜は水分が多い野菜です。
水分を拭き取らないであげてしまうと、下痢をする可能性があります。
よって水菜を洗った後、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ってからあげましょう。
また水菜はできるだけ新鮮なものをあげるようにしましょう。
ハムスターは下痢をしただけでも、大きなダメージにつながることがあります。
特にカラダが小さいドワーフハムスターは要注意です。
普段から下痢を防いでいくことが大切です。
水菜をあげる時も過剰な水分摂取を考慮してあげるようにしましょう。
水菜の成分を考慮してあげる
ハムスターに水菜をあげる際、生のままあげた方が良いのか、茹でた方が良いのか迷ってしまうこともあります。
でもどちらの方法でも構いません。
水菜には硝酸塩といって発がん性物質を生成する物質を含んでいると言われています。
人間と同様食べ過ぎなければ問題ありませんが、ハムスターはカラダが小さいので注意してあげる必要があります。
人間の間でも水菜を生で食べる機会が多くあります。
ハムスターにもあげすぎなければ生のままあげても良いです。
気になるなら茹でてあげると良いでしょう。
茹でることで有害物質を減少させることができるからです。
いずれにしても水菜の成分をよく考慮してあげるようにしましょう。
食べやすい大きさにカットしてからあげる
ハムスターに水菜をあげる時は、食べやすい大きさにカットしてからあげるようにしましょう。
ハムスターは大きめにカットした水菜をあげても、前足で支えながら上手に食べます。
でも頬袋にどんどんため込んで、パンパンになっていることもあります。
危険を感じると結局吐き出していることもありますが、食べ過ぎを予防するためにも小さくカットしたものを少量あげると良いでしょう。
水菜を茹でてあげる場合は軟らかくなるので、水分をふき取ってから少しまとめるようにしてあげると良いでしょう。
また小さめにカットした水菜を手乗りにしてあげると、ハムスターとのスキンシップにもなるのでオススメします。
補助的にあげる
ハムスターに水菜をあげても良いですが、あげすぎは良くありません。
水菜を主食としてあげてしまうと、栄養が偏ったり有害物質の影響を受けやすくなります。
主食は様々な栄養バランスのとれたペレットを中心にあげるようにしましょう。
ペレットにプラスするようにして補助的にあげたり、おやつとしてあげるのも良いでしょう。
水菜はカロリーが低いながらも、ビタミンやカルシウムなども含まれ意外と栄養があります。
でもこれらの栄養成分も摂りすぎると、ハムスターの内臓に負担がかかります。
よって水菜をあげる時はあくまでも補助的にあげるようにしましょう。
水菜の置きっぱなしに注意する
ハムスターが水菜を食べきれないと、食べ残したものがケージ内に残ります。
食べ残しをそのままにしておくと傷んでしまいます。
特に夏場は痛みが早いので注意が必要です。
ハムスターはいったん食べ残しても、しばらくしてまた食べようとします。
ハムスターが傷んでいる水菜を知らないうちに食べてしまう可能性があります。
よって食べ残しはすぐに片づけるようにしましょう。
ケージ内に残っていなくても、ハムスターの巣箱の中にある場合があります。
ハムスターはいろいろな場所にエサを運んでしまうことがよくあります。
水菜をあげた後はケージ全体に食べ残しがないか、必ず確認するようにしましょう。
ハムスターの観察を行う
ハムスターに水菜をあげた後は、観察をしっかり行いましょう。
水菜を食べた後、便や尿の状態やカラダのむくみの有無などを観察していきます。
水菜には水分が多く含まれる他、カルシウムやカリウムも含まれます。
これらの成分を摂りすぎると心臓や腎臓に負担がかかります。
食べ過ぎなければ大丈夫ですが、水菜を食べた後は量にかかわらず観察をしていくことで病気の早期発見につながります。
またハムスターは何か異常があっても、すぐにカラダに現れないこともあります。
あげたら終わりではなくエサの成分を考慮しながら、その後の観察もしっかり行っていきましょう。
ハムスターへ水菜をあげる際の注意点を把握しよう
ハムスターに水菜をあげる前に、事前に注意点を把握しておきましょう。
合わせて水菜の栄養成分を理解しておくと、あげる目安もわかります。
ハムスターにも不向きな野菜はありますが、水菜は注意点さえ守ればあげても問題はありません。
でもあげすぎには十分注意しましょう。
また飼い主の水菜をあげた後の処理や観察も大切です。