ハムスターを慣れさせる方法。環境や餌に慣れない状態を解消しよう

かわいいハムスターを家に迎えても、すぐには仲良くなれないことが多いです。

そんな時はハムスターの様子を見ながら徐々に新しい環境に慣れさせていくことが大切です。

人間のペースではなく、ハムスターの性格に合わせてあげましょう。

家に迎えてから2~3日はあまりかまわない

ハムスターはのん気そうにも見えますが、実はとても神経質な生き物です。

ちょっとした物音や人間が聞こえないような小さな音にまで敏感に反応します。

新しい家に連れてこられたばかりのハムスターは、こりゃどうしたことだとテンテコマイになっているはずです。

ケージに入れてあげても、周りの様子を伺って金網の外を覗いたり、ケージの中をせわしなく動いたりして落ち着かない様子で過ごすはずです。

新しい環境に連れてこられたハムスターは、緊張やら好奇心やらでとても疲れています。

ですので、ハムスターが自分で環境に慣れるまで、できるだけそっとしておいてあげることが大切です。

できれば、ケージ内に置く小屋は、ペットショップからハムスターを連れてきた箱をそのまま入れておいてあげると安心できるでしょう。

徐々に人間にも慣れさせよう

家に連れてきて2~3日たつとハムスターはだんだんと新しい環境に慣れてきます。

しかし、焦ってはいけません。

ハムスターと早く仲良くなりたい気持ちはわかりますが、ハムスターにいきなり接近していくことは避けましょう。

ハムスターと早く仲良くなる近道は、まずハムスターの警戒を解くことです。

ケージの前でハムスターをしばらく眺めてみましょう。

するとハムスターも興味を示し、飼い主のことを認識します。

このように、初めはのうちは、眺める程度にとどめましょう。

この飼い主は安全だということをハムスターに知らせることが重要です。

いきなりハムスターを触ったりすると、飼い主を警戒して気性の荒い子になってしまったりするので気をつけましょう。

手からエサをあげてみよう

ハムスターは飼い主をよく観察しています。

そのため、毎日の世話や掃除をきちんとやってくれる飼い主には徐々になついてくるでしょう。

いつまでも眺めているだけではハムスターもなかなか慣れてくれませんので、連れてきて1週間くらいたった頃からは、積極的にハムスターと触れ合いましょう。

まずは野菜を手からあげてみるなど、ハムスターの喜ぶことから始めましょう。

そのときもハムスターが寄ってくるのを待ってあげるようにし、寄ってきたらあげるようにしましょう。

ハムスターにとってペースを合わせてあげることはとても大切です。

毎日エサをあげるときに少し遊んであげるようにすると、ハムスターにもよい刺激になります。

このときあまり長い時間遊ぶことは避けましょう。

ハムスターと触れ合う時間を長くしていく

ハムスターの方も飼い主と遊ぶことに慣れてきたところで、遊ぶ時間を徐々に時間を長くしていっても大丈夫です。

個々の性格にもよりますが、慣れやすい性格の子なら触っても大人しくしています。

そういう子なら手に乗せたりして一緒に遊ぶことができます。

中には飼い主の手の中で眠ってしまうハムスターもいるそうです。

穏やかな性格だと慣れやすいし、飼いやすいと言えるでしょう。

ハムスターの性格も徐々にわかってきて、気性の激しい子だとかんだりもするので注意が必要です。

ジャンガリアンハムスターは比較的慣れやすい種類だと言われているので初心者には向いているでしょう。

ハムスターに運動させよう

ケージに十分な広さがあればいいのですが、なかなかケージの中だけではハムスターにとって充分な運動量を得ることは難しいです。

そこで、部屋に囲いをつくって放してあげたり、可能であれば、部屋に放して運動させましょう。

このときもハムスターとの触れ合いを忘れずに、エサを手からあげたり、手の平の上を歩かせたりしてスキンシップをはかりましょう。

毎日30分~1時間くらい遊んであげるようにすると、ハムスターは運動不足にならないと言われています。

こういった毎日の触れ合いによってハムスターは飼い主にどんどん慣れていきます。

部屋に放しても、名前を呼ぶと戻ってくる子もいるほどなので、ハムスターと仲良くなれるように頑張りましょう。

できるだけ毎日決まった時間に遊んであげることが大切です。

昨日は遊ばしてくれたのに今日は遊ばしてくれない、ということがあるとハムスターにとってストレスとなってしまいます。

ぜひハムスターとの時間を毎日つくるようにしてあげましょう。

ハムスターのペースで慣れさせることが大切

ハムスターはなつきにくい動物だとも言われていますが、ゆっくりと仲良くなるようにしていけばうまくなついてくれます。

あまり周りのことに関心がないようなハムスターが警戒を解いてなついてくれたときは、喜びもひとしおです。

飼い始めは焦らずハムスターのペースに合わせてあげることで、慣れてくれるのではないでしょうか。