複数のハムスター

家庭で手軽に飼える小動物の中でも、特に人気があるハムスター。

ハムスターと一口に言っても、その中にもたくさんの種類があり、それぞれ違った性格をしています。

同じハムスターなのに全然違った性格をしているなんて面白いですよね。

そこで、ハムスターの種類ごとの性格についてご紹介します。

ゴールデンハムスターは穏やかな性格

ゴールデンハムスターはハムスターの中でも大型で賢く、とても飼いやすい種類です。

柄にも種類があり、オーソドックスなものやキンクマなどの様々な種類があります。

毛も長毛の子や短毛の子がいて、一番バリエーションが豊かです。

性格はおっとりとしていて穏やかで、ほかの種類よりも噛まれることは少ないです。

賢いのにどこか天然なところがあり、動きもほかの種類よりのっそりしています。

鳴くことはほとんどなく、一度も鳴き声を聞くことなく一生を終えることが多いです。

飼い主の臭いや声を覚えることができ、人間の1歳児程度の学習能力を持っています。

トイレも覚えやすいので、ケージの掃除も簡単です。

好き嫌いも少なく、たいていのものは食べてくれます。

しかし縄張り意識が強いため、多頭飼いはとても難しいです。

また、力が強いのでケージをこじ開けて脱走することがあるので注意が必要です。

それ以外は特に目立った短所はないため、とても飼いやすい種類です。

ジャンガリアンハムスターは人間に慣れやすい堂々とした性格

ジャンガリアンハムスターはゴールデンハムスターと同じくらい人気のあるハムスターです。

ゴールデンよりも小さい、ドワーフハムスターに分類されます。

ジャンガリアンはゴールデンほど柄の色や種類は多くありません。

背中にうり坊のような黒い筋が一本あるのが特徴です。

性格は個体差が大きいですが、あまり人間を怖がらないところがあります。

警戒心が薄く簡単に手に乗ってきますが、噛むことも多いです。

噛む力はゴールデンよりは弱いですが、血が出ますので結構痛いです。

噛まれても寛大な心で許せる飼い主であれば、良い関係になれるはずです。

ゴールデンほどではありませんが脱走をすることがあります。

力はゴールデンほど強くありませんが、ケージの回して開ける部分を自力で開けて脱走することがあり、比較的賢いです。

ロボロフスキーハムスターは多頭飼いできるハムスター

ロボロフスキーハムスターは、ハムスターの中でもとても小さい種類です。

ジャンガリアンと同じくドワーフハムスターに分類されます。

ロボロフスキーは動きが俊敏で、ハムスターの中ではよく動く方です。

ほかの種類のハムスターはすぐケンカをしてしまうため多頭飼いはできませんが、ロボロフスキーだけは珍しく多頭飼いができる、たった一種類のハムスターです。

人間にはあまりなつかないため、観賞用と割り切って飼う飼い主が多いです。

嫌なことがあるとすぐに逃げてしまうので、噛まれることはあまりありません。

初心者にはまったくオススメできないハムスターですが、上級者にとってはとても飼育が面白いハムスターです。

キャンベルハムスターは気が強い性格

キャンベルハムスターは、他のハムスターに比べて、最近ペットとして飼われだしたハムスターです。

ペットショップで売られていることは少なく、入手難易度は少し高めです。

毛の色や柄の種類が多く、キャンベルといったらこの柄、というのがありません。

赤目の個体もいるので、個性的なハムスターを飼いたい方にはオススメです。

外見はジャンガリアンと似ていますが、キャンベルの方がタヌキっぽい顔つきをしています。

上級者の方なら見分けがつくと思います。

キャンベルはあまり人間になつかない種類で気が強く、よく噛むといわれています。

このハムスターも初心者にはオススメできない種類です。

クロハラハムスターはめちゃくちゃ凶暴

クロハラハムスターもキャンベルと同じく、比較的新しくペットとして飼われだしたハムスターです。

輸入されることは少なく、入手難度はとても高いです。

ゴールデンハムスターよりも大型で、モルモットと同じくらい大きいです。

外見はゴールデンに似ていて、おなかの毛が真黒なのが特徴です。

性格はとても凶暴で力も強く、噛まれると大出血必至です。

人間に襲い掛かる映像もあるほどです。

ケージを壊して脱走することもあるので、飼育環境には注意しなければなりません。

人間になついたという話を全く聞いたことがないので、とても飼育が難しいハムスターです。

寿命はほかの種類よりも長いようで、8年ほども生きるようです。

初心者、上級者、それぞれに合った性格のハムスターを飼おう

飼いづらいハムスターも確かに多いですが、どのハムスターもとても魅力的な性格をしています。

ハムスターを飼ったことがない方は、穏やかなゴールデンまたはジャンガリアンをオススメします。

ハムスターを飼育したことがある方は、ロボロフスキーやキャンベルなどに挑戦してみてはいかがでしょうか。

ハムスターの性格には個体差もありますので、ペットショップで自分に合った子を探してみましょう。