くしゃみをするハムスター

ハムスターがしゃっくりをする時の原因とは。病気のサインであることも

最終更新日:2016年10月25日

ペットの中でも気軽に飼えるイメージのハムスターですが、診察してもらえる動物病院も少なく、病気等の情報も広く知られているものではありません。

そんなハムスターがいつもと違う動きをしていたらとても心配になりますよね。

今回はしゃっくりをしていたときの理由をご紹介します。


1.生理的なしゃっくり

そもそも、ハムスターも人間と同じくしゃっくりをします。

しゃっくりとは横隔膜の痙攣および、声帯が閉じて「ヒック」という音が発生することが一定間隔で繰り返される現象です。

これはハムスターにも起こりうる現象ですので、数回で止まるようでしたら問題ないでしょう。

変な音がしたり長時間続くようでしたら、しゃっくりによる衰弱や他の原因も考えられるのでしっかりとした観察が必要です。

もし食事中にしゃっくりをする場合、えさの種類やあげ方にも注意してみましょう。


2.床材によるアレルギー

ハムスターは個体によってアレルギーがみられる場合があります。

特に注意しないといけないのが床材です。

ウッドチップの中でも、針葉樹のチップはアレルギーを起こす個体が多くいます。

アレルギーの場合、2つ以上の症状が起こる場合が多く、しゃっくりのような痙攣とともに鼻水や目やに、目の赤みなどの症状がないかチェックしましょう。

床材のアレルギーの場合、多くは床材を他のものに変えることで症状が治まることが多いです。

アレルギーの起こらないウッドチップや、紙製の床材、土への変更などを行い、観察を続けてください。

ただし、床材を過剰に触ったりすると、素材が舞い上がってアレルギーの症状がひどくなってしまうので、変更の際はハムスターを離れた位置に置き、換気をしたあとケージに戻すようにしましょう。

3.呼吸器疾患

しゃっくりのような痙攣とともに、大きな呼吸と鼻から「ぴゅうぴゅう」などの異音がする場合、呼吸器疾患の可能性があります。

食欲も落ち、苦しそうにしている場合が多いので、すぐにかかりつけの病院で診察してもらいましょう。

呼吸器疾患には肺炎や肺水腫があり、動物病院にてレントゲン検査などが必要です。

肺炎はインフルエンザウイルスなどからなる場合があります。

病気が悪化してからではないと気がつきにくいものですので、周りの環境にも注意しましょう。

肺水腫は心臓の疾患などにより、肺の血流が悪くなり、酸素不足に陥る病気です。

どちらも命に関わる病気です。

抗生剤などを飲ませて治療しますが、それには素早い症状の発見と治療の開始が必要です。


4.心臓疾患

こちらも、食欲の不振と、しゃっくりのような痙攣とともに大きな呼吸をしている場合がみられます。

特に気をつけなければいけないのが高齢のハムスターです。

高齢になるとともに心臓の機能が落ちていき、場合によっては急な心停止など起こりえます。

なかでもしゃっくりのような痙攣がみられる場合、重病の可能性が大きいので、すぐにかかりつけの病院で診察してもらいましょう。

こちらもレントゲン等で検査します。

心疾患と診断されたことがある場合、心機能の衰えは治るものではないので投薬治療を続け、運動制限や食生活の改善にも努めましょう。

予防として、1歳以上の高齢になったら高脂肪・高カロリーの食事は控え、余計なストレスはかけず免疫力が下がらないように注意しましょう。

5.しゃっくりをするハムスターを動物病院に連れて行く場合の注意

まずは、ハムスターを診察してくれる動物病院をあらかじめ調べておきましょう。

連れて行く場合、できるだけハムスターの普段過ごしている状況のままが好ましいです。

ケージを運べるようでしたらそのまま連れて行きましょう。

振動の大きい自転車は避け、自動車や公共交通機関を利用しましょう。

また、外気温がハムスターにとって快適でない場合、さらに弱ってしまう場合があります。

季節に合わせて対策をし、直射日光や騒音を避けるルートを選びましょう。

病院に着きましたら、待合室の他の動物からのストレスを最小限にする位置で待ちましょう。

診察の時は、確認したしゃっくりのような症状の説明と、他の症状もある場合全て伝えましょう。

思わぬ病気の発見につながる場合があります。

そして今回ご紹介したしゃっくりのような症状がある場合、レントゲン撮影が必要になる可能性が高いです。

レントゲン撮影は動くハムスターを押さえながらの診察になりますので、なるべく症状が出てからすぐの元気があるうちに診てもらいましょう。

普段からハムスターの様子をよく見ておこう

ハムスターのしゃっくりはとても珍しい行動で、過度に心配してしまうことが多くなります。

もちろん楽観視しすぎず、病気の可能性を考えることも大事ですが、普段から身近に接し、様子を観察していることが大事になってきます。

合併症も普段との違いから発見に結びつくことが多く、透明なケースに入れて全身を観察したり、えさの量に関しても毎日確認しましょう。

ハムスターはとても小さく、短命な動物です。

一緒にいられる時間が長くなるように気を配りながら、ハムスターとの共同生活を楽しく過ごして下さい。

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