ハムスターの床材を新聞紙にする際のポイントや注意点

大きな瞳でくるくる動き回るハムスターは、見ていてとても癒されますね。

寝ている姿もつい可愛くて、撫でてみたり…。

ペットは家族のような存在で、いくらお金をかけても惜しくないと思っている方も少なくないと思いますが、そうは言っても「毎日のこと」。

節約できるところは節約したいものです。

そこで、床材に新聞紙を使う際のポイントや注意点をご紹介します。

細かく新聞紙を刻む

ゲージの一番底に、新聞紙を折りたたんで敷き、その上に市販の床材を敷いているケースは、少なくないと思います。

おしっこや水を吸い取ったり、お掃除も楽でいいですね。

しかし、新聞紙を「ウッドチップ」や「牧草」などの代わりとして使用する場合は、細かく刻みましょう。

いつもの床材と同じくらいの細かさが良いです。

ここが「使うか使わないか」の分かれ道です。

新聞紙を市販の床材と同じような形状に切り刻むことは、かなりの重労働。

1匹ならまだしも、複数のゲージがある場合、指がはさみで擦れて皮がむける…なんてことも。

テレビをみながら毎日少しずつ刻むなど、負担にならないような方法を考えると良いかもしれません。

市販の床材と新聞紙を半分ずつ

いきなりすべてを新聞紙に代えてしまう必要はありません。

市販の床材と半々ずつにするなど、飼い主さんなりの工夫をしてみましょう。

少しずつ慣らすという意味でも、警戒心の強いハムスターには良い方法です。

また、日中お家にいる人にお願いして、刻んでおいてもらうのも良いでしょう。

お年寄りと同居していたり、別居していても日中時間のある人が身近にいる場合は、お願いすることで、新たなコミニュケーションが生まれ、共通の話題も増え、ペットが家族の絆をもっと深めてくれるかもしれませんよ。

新聞紙、キッチンペーパー、ティッシュ。それぞれの長短

家にある紙類で床材として使えそうな、新聞紙・キッチンペーパー・ティッシュ、それぞれの長短についてご紹介します。

新聞紙良いところは吸水性があり、ほどほどに暖かい点があげられます。

古新聞ということで費用はほぼ0円で、経済的です。

汚れたら惜しげもなく取り替えることが出来きます。

デメリットとしては印刷されているので、白っぽい毛のハムスターは汚れてしまうことがあげられます。

紙に色があるので、おしっこの色の変化や、出血など体調の変化に気づきにくいことも。

また、切り刻むのに手間がかかります。

キッチンペーパーを使う場合には白いのでおしっこの変化や、出血など体調の変化に気づきやすいです。

しかし溶けないため、床材を食べてしまうハムスターには不向きです。

ティッシュペーパーの場合は白いのでおしっこの変化や、出血など体調の変化に気づきやすくなります。

しかしハムスターが口の中に入れるとほお袋内に貼りついたり、胃腸に詰まらせてしまう危険があります。

こうした各素材の短所と長所を知って自分の家のハムスターに合った床材を選びましょう。

新聞紙は「もみもみ」して使う

新聞紙はストレートで、さらさらです。

市販の床材でも「ストレートで長めの牧草」は同じような現象が起きると思うのですが、かなりの確率で、ゲージからこぼれてきます。

ハムスターが穴を掘って潜れば、ひらひらと網の隙間からこぼれてきます。

ですから、切り刻んだ後に、少々「もみもみ」しましょう。

市販の「紙」でできた床材は、ちぢれ麺のようになっています。

ちょっとした工夫で余計な手間を省きましょう。

新聞紙を利用する前の注意点

お家のハムスターをよく見てみましょう。

ハムスターにも個性がありますよね。

床材を食べてしまうハムスター、アレルギーを持ったハムスターはいませんか?

床材を食べてしまうハムスターの場合、新聞紙はあまりオススメできません。

「ウッドチップ」や「牧草」がオススメです。

アレルギーを持ったハムスターの場合、「新聞紙は天然のもの」ではないので、あまり体に良いとは言えません。

飼い主さんの判断で、個々のハムスターに合った床材を選びましょう。

ハムスターに最適な床材を選択していこう

ハムスターは、安価で飼いやすく、ペットの中の人気者ですね。

しかし、ハムスター自体は飼いやすくても、環境づくりにはお金がかかってしまいます。

節約のために、床材に新聞紙、試してみてはいかがでしょうか。

ただ基本的には自分の家のハムスターの特性に合った床材を選んでいきましょう。