犬もハムスターも人気が高いペットです。

両方とも好き、という人もたくさんいます。

でも事情があって両方とも飼えないという人もいます。

犬とハムスターのどっちを飼うか迷ったら、どのようなことを考えると良いでしょうか。

散歩に連れて行けるかどうか

犬は散歩が必要なペットです。

散歩に連れて行かないと、ストレスがたまってしまいます。

雨が降るなどして散歩に行けないと、中には吠えて機嫌が悪くなってしまう犬もいます。

室内犬であっても、ある程度外に散歩に連れて行って、運動させることは大事なことです。

普段よく室内を走り回って、運動が好きな犬であっても同様です。

そのため犬と一緒に外に出かけたい、散歩をして気分転換をしたい、という人にはオススメのペットです。

また忙しかったとしても、散歩が苦にならない人に向いています。

一方ハムスターは基本的に観賞して楽しむペットです。

散歩に行く必要がなく、手間がかからないのが魅力です。

犬とハムスターのどっちを飼うか迷ったら、散歩に連れて行けるかどうか、しっかりと考えてみると良いでしょう。

飼育スペースがあるかどうか

犬の飼育には室内飼育と屋外飼育があります。

室内飼育の場合、さらに放し飼いとケージ飼いに分かれます。

放し飼いにする場合、ある程度自由に動き回れるスペースがあった方が良いです。

ケージ飼いの場合も犬の大きさに合わせてケージを選んで、飼育スペースを確保する必要があります。

屋外飼育でも庭に犬小屋などを用意して、スペースを確保しなければなりません。

また犬小屋を置く場所にも配慮する必要が出てきます。

一方ハムスターはカラダが小さいので、ケージは犬よりもかなり小さくて済みます。

ケージの移動も楽に行うことができます。

部屋が狭くても、比較的飼いやすいペットです。

犬とハムスターのどっちを飼うか迷ったら、飼育スペースがあるかどうか、考えると良いでしょう。

飼育費用を負担できるかどうか

生体を購入してペットを飼う場合、犬とハムスターでは価格が大きく違ってきます。

犬の価格は種類によってかなり違います。

中には100万円以上する犬もいます。

ハムスターも種類によって、価格に違いがあります。

でも珍しいハムスターでなければ、犬よりもかなり安い価格で購入できます。

だいたい1000円から3000円くらいの手軽な価格で済みます。

また犬はその後も費用がかかります。

予防接種、飼育用具、エサ代などの他に、病気になってしまったら治療費もかかります。

総合的に比べても犬よりもハムスターの方が、飼育費用は安く済みます。

ペットは多かれ少なかれ飼育費用がかかります。

犬とハムスターのどちらであっても、経済的に負担にならず飼育ができるか、しっかりと考えてみると良いでしょう。

どっちの方か癒されるのか

犬とハムスターにはそれぞれ独特な特徴があります。

犬にも個体差はありますが、とても情が深いペットです。

飼い主が落ち込んでいたり、泣いている時に寄り添ってくれることがあります。

慰めるように、ペロペロと舐めてくれる時もあります。

また犬は撫でたり抱っこをしたりして、可愛がることができます。

存在感をかなり感じることができるペットです。

一方ハムスターはカラダが小さくて、行動や仕草が愛らしいのが特徴です。

基本的にケージの中の様子を、観賞して楽しむペットです。

好奇心旺盛で飼い主の方に寄ってくることもあります。

ハムスターによっては人になつきにくい種類もありますが、訓練をすれば手乗りにすることもできます。

癒され方は人それぞれ違います。

犬とハムスターでは自分にとってどっちの方が癒されるのか、考えてみると良いでしょう。

飼育に適した環境であるかどうか

犬とハムスターのどっちを飼うか迷ったら、飼育に適した環境であるかどうか、ご紹介します。

犬の場合、鳴き声による騒音や他人を噛んでしまうといった、近隣トラブルを避けなければなりません。

気になるようなら、あまり吠えない犬を飼うなど、配慮が必要です。

また散歩の時はウンチを持ち帰るようにしたり、屋外飼育ではリードをしっかりとつけるといったことも大切です。

一方ハムスターは室内で、ケージなどの飼育ケースで飼っていきます。

たまにキュッキュッと鳴きますが、ほとんど気になりません。

住居が賃貸のアパートやマンションの場合、犬や猫は禁止されていても、小動物は許可されていることもあります。

アパートやマンションによって違いがあるので、飼育する前に確認しておくことが大切です。

犬かハムスターかは総合的によく検討することが大切

犬とハムスターはカラダの大きさはかなり違いますが、両方とも愛らしいペットです。

でも世話の仕方や飼育環境、費用などに違いがあります。

犬とハムスターのどっちを飼うか迷ってしまったら、今住んでいる環境や経済状況などをしっかりと考えてみましょう。

思いつきで決めるのではなく、総合的によく検討することが大切です。