ハムスターがトイレや砂浴びで使う砂を、散らかしてしまうことがあります。

掃除が大変になるなど、飼い主は困ってしまいがちです。

ではどのようにすれば、ハムスターの砂の散らかしを防止できるでしょうか。

屋根付きの容器を使用する

ハムスターの砂の散らかしは、トイレや砂浴びをする場所で起こります。

トイレ容器や砂浴びをするバス容器は、市販されている物を使用している人がいます。

箱などを利用して、手作りの容器を使っている人もいます。

ビンや缶、ケースなどを代用することもできます。

でもハムスターが砂の散らかしをするようなら、屋根付きの容器を使用した方が良いです。

屋根が付いていることで、砂が外に飛び散ってしまうのを防止できるケースがあります。

ペットショップで販売されているトイレ容器やバス容器は、屋根が付いている物が多いので入手がしやすくて便利です。

ハムスターの砂の散らかしで困っている人は、一度屋根付きの容器を試してみると良いでしょう。

容器は安定感がある物を使用する

トイレ容器やバス容器に安定感がないと、ハムスターが砂を散らかしてしまうことがあります。

ハムスターがトイレ容器やバス容器から出た時に、容器が傾いたり倒れてしまうことがあります。

ハムスターが砂を掘らなくても、それだけで砂が散らかって汚れてしまいます。

そのためトイレ容器やバス容器は、ある程度面積があって、安定している物を使用するのをオススメします。

面積が小さくて高さがある容器だと、安定感がなくてグラグラしてしまいます。

市販されている容器は、ある程度安定している物が多いです。

でもケースなどを代用して使用している場合は、容器をいろいろと検討してみると良いでしょう。

容器の入口や広さを考慮する

ハムスターのトイレ容器やバス容器は、様々な大きさや形の物が販売されています。

ハムスターが砂の散らかしをする場合は、入口が一つしかない物をオススメします。

入口が二つ以上あると、砂が外に出やすくなります。

さらに入口の高さが低い位置にあるよりは、高めの位置にある容器の方が、砂が外に飛び散りにくいです。

またトイレ容器やバス容器の広さも考慮してみると良いでしょう。

特にバス容器はある程度広さのある物を選ぶことが大切です。

ハムスターが砂の中に埋もれたり、いろいろな体勢になっても、のびのびと砂浴びができる広さを確保する必要があります。

バス容器が狭すぎると、ハムスターが上手く砂浴びができなかったり、外に砂が飛び散りやすくなります。

ハムスターの砂の散らかしで困っている時は、入口や広さを考慮して容器を選んでみると良いでしょう。

砂の種類を変えたり、ケージの外で砂浴びをさせる

ハムスターが砂の散らかしをする時は、砂の種類を変えてみると良いでしょう。

ハムスターのトイレ砂は粒の大きさが様々です。

粒の細かい砂の方が、外に砂が飛び散りやすくなります。

掃除をするのも大変です。

そのためトイレ砂を大きめの粒の物に変えてみましょう。

砂の散らかしがなくなったり、軽減されることもあります。

またバスサンドの場合、粒が細かい物が多いです。

サラサラしている砂が多く、砂浴びはしやすいですが、その分砂が散らかりやすいです。

この場合ケージとは別の容器で砂浴びをさせる方法があります。

深めで広さのある容器を用意して、中にバスサンドを入れます。

ハムスターをケージから出して、その場所にそっと放します。

そこで砂浴びをしばらくしてもらいます。

この方法は大きな容器で砂浴びができる反面、ハムスターの環境が変わってストレスになることもあります。

長時間の使用を避けたり、ハムスターが嫌がっているなら中止しましょう。

容器に入れる砂の量を調節する

ハムスターが砂の散らかしをするようなら、トイレ容器やバス容器の中に入れる砂の量を調節してみましょう。

ハムスターのトイレ容器に砂を入れる場合、底面から1cmから2cm程度の量が丁度よいです。

砂が少なすぎると、オシッコが十分吸収されず、汚れやすくなります。

でも多すぎると砂が散らかりやすくなります。

特に砂浴びの場合、ハムスターがいろいろな体勢になるので、多すぎると砂が飛び散りやすくなります。

ハムスターは穴を掘るのが好きで、これは習性でもあります。

砂が多いと喜んで砂浴びをすることもあります。

でも中には少なめの量でも、上手に砂浴びをするハムスターもいます。

少し砂の量が多すぎると感じたら、量を調節して様子をみると良いでしょう。

ハムスターの砂の散らかしを防止しよう

ハムスターには穴を掘る習性があります。

そのため個体差はありますが、頻繁に砂を掘って散らかすケースが多く見られます。

でもいろいろな方法を試すことで、砂の散らかしを防止できるケースもあります。

トイレ容器やバス容器、中に入れる砂などを再度検討してみましょう。

飼い主も根気よく努力して、防止していくことが大切です。