ハムスターは見た目が可愛いのはもちろん、飼育用品などが安価で飼いやすいため、人気があります。

しかし、種類や個体によって性格が違うので、注意しなければなりません。

そこで、初心者さんにオススメの種類をご紹介します。

ゴールデンハムスター

温和で人懐っこい性格で、噛むことはほとんどありません。

また、性格の個体差もあまりなく、初心者には扱いやすいハムスターです。

人気があるハムスターなので、飼育本や動物病院も探しやすく、安心して飼うことができます。

大きさは標準150gほどで、適度な大きさがありますので、観賞用だけではなく、ケージから出したり触ったりしたい方にはオススメの種類です。

ケージの外に出して部屋の中を散歩させると、ハムスターのストレスも減りますし、手に乗ってきてくれるようになります。

また、何もしなくてもトイレを覚えてくれますので、掃除の回数は他のハムスターに比べて少なくて済みます。

初めての方は単独飼いがほとんどだとは思いますが、ゴールデンハムスターは多頭飼いができませんので注意しましょう。

縄張り意識が強く、親や兄弟でもケンカをしてしまいますので、何匹か飼いたい場合にはそれぞれにケージが必要です。

キンクマハムスター

キンクマハムスターはゴールデンハムスターを改良した種類です。

そのため、性格や体格はほとんどゴールデンハムスターと変わりありません。

性格は温和で人懐っこく、噛みつくことはほとんどありませんし、鳴くこともあまりありません。

ある程度の大きさがありますので、観賞用というよりもスキンシップを取りたい方にはオススメです。

また、個体差はありますがメスよりもオスの方が懐きやすい場合が多く、発情期のにおいもオスの方はありません。

ですから、初めて飼うならオスの方がいいでしょう。

そしてゴールデンハムスター同様、トイレも覚えることができますので、安心です。

ジャンガリアンハムスター

日本で一番人気なのは、ジャンガリアンハムスターです。

ペットショップで見かけるのも一番多いのではないでしょうか。

そのため、ほとんどの飼育用品は、ジャンガリアンハムスターのサイズで作られています。

体は小さく場所をとりませんし、性格は個体差があるため、ハムスターを飼い慣れた人からも人気があります。

体格はゴールデンハムスターの半分くらいで、とても小さい種類です。

個体の性格にもよりますが、基本的に好奇心が旺盛で手に乗ってきてくれる個体も多いことから、懐きやすいと言われています。

おとなしい性格の個体が多く、特にオス方が温厚な性格が多くなります。

しかし、人を怖がらないがゆえ噛んでしまう子もいますので、嫌がることはしないように注意が必要です。

また、トイレは必ずと言っていいほど覚えられます。

トイレではないところでしている場合は、そこにトイレの位置を移してあげるといいでしょう。

チャイニーズハムスター

チャイニーズハムスターは、あまりペットショップでも見かけないので、聞いたことがないかもしれませんが、とても小さい種類のハムスターです。

見た目は若干ジャンガリアンハムスターと似ていますが、しっぽが少し長くネズミっぽいのが特徴です。

いたずらもせず、とてもおとなしい性格で、嚙みつくこともあまりありません。

おとなしいといっても、動きは機敏で大き目のケージで飼ってあげると生き生きとします。

動き回るのが大好きな種類なので、手のひらに乗せておくのは難しいですが、懐きやすいハムスターです。

巣箱の中が好きなので、脱走することも少ません。

また、トイレを覚えることは難しいですが、排せつ物のにおいが少ないので安心です。

性格などの面では、初心者にオススメのチャイニーズハムスターですが、飼育用品の入手や動物病院の受け入れが少ないことは、注意が必要です。

ロボロフスキーハムスター

ハムスターの中でも特に小さいのが、ロボロフスキーハムスターです。

チャームポイントは、白いまろ眉です。

とてもおとなしく臆病な性格なので、噛みつくこともほとんどありません。

触られるのは苦手な個体が多いため、観賞用として飼うのがオススメですが、懐いてくれると手のひらに乗ってくれることもあります。

しかし、ほとんど懐くことはないので、スキンシップがしたいということでしたら、ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターの方がオススメです。

また、性格が穏やかなので、唯一多頭飼いができるハムスターです。

仲よく寄り添っている姿はとても愛らしいです。

ロボロフスキーハムスターを診察してくれる動物病院は少ないので、飼う前には事前に調べてからの方が安心でしょう。

ハムスターの品種を知ろう

ハムスターにストレスを与えないためにも、自分の希望に合った性格の種類を飼うのがオススメです。

初めて飼う方は、やはり、飼育本や動物病院での受け入れがあり、飼っている人も多いことから「ゴールデンハムスター」や「ジャンガリアンハムスター」がオススメです。

また、ジャンガリアンハムスターの場合は正確に個体差がありますので、店員さんに相談してみるのもいいでしょう。