ケージの中にティッシュがあると、ハムスターが食べてしまうことがあります。

飼い主も心配になってしまうでしょう。

ハムスターがティッシュを食べてしまったら、どのような対処をすれば良いでしょうか。

その方法を紹介します。

口の中から取り出す

ハムスターは頬袋に食べ物をため込む習性があります。

でもティッシュを食べてしまうと口の中にくっつきやすいので良くありません。

ティッシュを食べたようなら、ハムスターの口の中をまず観察してみましょう。

ハムスターはなかなか口を開けてくれないので、綿棒などを使って口を開けてみます。

ハムスターは嫌がって噛もうとしますが、大きく口を開けられなくてもそのまま綿棒をまわしてみましょう。

するとティッシュがからみついて出てくることもあります。

また綿棒が刺激になって、ハムスター自身で吐き出すこともあります。

目の前でティッシュを食べてしまっても、飼い主は決して焦らないで対処しましょう。

水を飲ませる

ティッシュを食べた量が少ない場合、水を飲ませてみるのも方法の一つです。

給水ボトルの場所までハムスターを誘導したり、直接近づけてみましょう。

でもハムスターはいろいろな方法で飲水を誘導しても、飲んでくれないこともあります。

よって嫌がって飲まないようなら、しばらく観察して自ら水を飲むのを待ってみましょう。

ティッシュを大量に口の中にため込んでいるようなら、水を飲まそうとするとかえって危険になることもあります。

口の中からティッシュを取り出して対処したり、動物病院に連れて行き獣医に診察してもらった方が良いでしょう。

2人で対処する

ハムスターがティッシュを食べてしまったら、できるだけ2人で対処するようにしましょう。

ハムスターの口を開けさせたり、水を飲ませるのは1人ではなかなか難しいです。

よって1人がハムスターをおさえて、もう1人がティッシュを取り出したり水を飲ませるようにすると対処しやすくなります。

嫌がって時間がかかってしまうと、ハムスターや飼い主もケガをする恐れがでてきます。

また対処している時は、ハムスターの転落事故には十分注意しましょう。

ハムスターをできるだけ低い場所で支えるようにして、事故防止に努めることも大切です。

ティッシュの食べ残しをチェックする

ケージ内に置いてあったティッシュがなくなっていても、ハムスターが全部食べてしまったとは限りません。

ハムスターは食べ物などをため込む習性があるので、いったん口の中に入れてどこかへ運んでいる可能性もあります。

いろいろな場所で吐き出しているケースが多いです。

よってケージ内のティッシュがなくなっていたら、ティッシュを隅々まで探してみましょう。

巣箱にため込んでいたり、ケージの隅に置くことが多いです。

ティッシュをため込んでいただけでも今度は食べてしまう恐れもあるので、すぐに取り除きましょう。

またため込んだだけのように見えても、一部はすでに食べてしまっている可能性もあります。

ケージ内のティッシュの残りを確認するとともに、ハムスターの様子も観察するようにしましょう。

動物病院で診察を受ける

ハムスターが大量にティッシュを食べてしまった時は、すぐに動物病院に連れて行った方が無難でしょう。

またティッシュが口の中にあっても、上手く取り出せないこともあります。

そのような時は無理せず獣医に任せた方が良いでしょう。

ティッシュは大量に食べてしまうと、お腹の中でつまってしまい腸閉塞を起こす恐れがあります。

腸閉塞になってしまうと、ハムスターの命にかかわることもあります。

そのためできるだけ早い処置が必要になります。

またハムスターを診てくれる動物病院は意外と少ないので注意しましょう。

ハムスターに何か事故が起きる前に、診てくれる病院をあらかじめ探しておくことも大切です。

ハムスターをしっかり観察する

ハムスターがティッシュを食べてしまったら、ハムスターの状態をしっかり観察することが大切です。

頬袋が膨らんでいないか、苦しそうにしていないかなど、カラダの隅々までチェックを行っていきましょう。

便がしっかり出ているか、確認することも大切です。

いつもと様子が違うようならすぐに動物病院に連れて行き、診察を受けるようにしましょう。

また口の中にため込んでいたティッシュを上手く取り出すことができても、その後の観察も大切です。

しばらくしてからカラダに異常が見られることもあるので、注意して観察するようにしましょう。

適切な方法で対処することが大切

ハムスターがティッシュを食べてしまったら、焦らず冷静になって対処しましょう。

口の中にため込んでいないか、どのくらい食べてしまったかなど、しっかり確認をしましょう。

またハムスターにティッシュを近づけないようにすれば事故防止につながります。

ハムスターの安全を第一に考え、状況に応じた方法で対処することが大切です。