ハムスターはいろいろな原因で、ケガをしてしまうことがあります。

ケガをしたら飼い主の機転を利かせた判断や処置がとても重要になります。

ハムスターがケガをした時の対処法を知っておきましょう。

状況に合わせてハムスターに応急処置をする

ハムスター同士でケンカをしたり、何かと接触をするとケガをしてしまうことがあります。

出血をしていたらまず止血をすることが大切です。

止血をするには患部を清潔な布やティッシュで軽く押さえます。

この時患部を強く圧迫しすぎると、さらに組織を損傷する恐れがあるので気をつけましょう。

応急処置をして落ち着いたら、動物病院に連れて行きましょう。

また高い所から転倒すると骨折をする可能性があります。

ハムスターが骨折した場合、応急処置を飼い主側で行ってしまうとかえって危険になることもあります。

この場合はすぐに動物病院へ連れていく必要があります。

いずれにしてもハムスターがケガをしたら、ケースバイケースで適切な処置をすることが重要です。

ハムスターのケージ内の環境整備を行う

ハムスターがケガをしたら病院で診察してもらうことが大切です。

でも状況によってはすぐに動物病院へ連れて行くことができない時もあるでしょう。

病院が休診だったり、時間外ですぐに診てもらえないこともあります。

このような場合応急処置などをした後に、ケージ内の環境整備を行うことが重要になります。

ハムスターがケガをしている時に、ケージ内に危険な物が置いてあるとさらにトラブルが起こる恐れがあります。

そのためケージ内の回し車やおもちゃなどは取り除きましょう。

また高い場所に登れるようなグッズも危険です。

さらに金網型のケージを使っているなら、ハムスターはケガをしていてもよじ登ろうとすることもあります。

水槽型の飼育ケースや衣装ケースなどを臨時的に使用して、ハムスターの安全を守っていくことが大切です。

2人以上でハムスターに対処をする

ハムスターがケガをした時は、2人以上で対処することが望ましいです。

ハムスターに応急処置をするなら1人がハムスターを支えて、もう1人が処置を行うようにします。

さらに人がいるようなら、その間にケージ内の環境整備や動物病院への連絡を行うなどの対応をします。

ハムスターはケガをしていても、じっとしていてくれないこともあります。

また応急処置やその場の判断は、正確さの他にスピードも重要になってきます。

1人で対処できないわけではありませんが、このように手分けをすることでスムーズに行うことができます。

そのためできるだけ人数を多くして対処すると良いでしょう。

また処置をする時は低い位置で行うようにしましょう。

高い位置で処置をするとハムスターが転倒する恐れがあるので注意が必要です。

ケガをしたハムスターを隔離する

ゴールデンハムスターは縄張り意識が強いので複数飼いはできません。

しかし、小さなドワーフハムスターを複数飼いしている人もいるかと思います。

複数飼いをしているとケンカをする可能性が出てきます。

もしハムスターがケガをしたと気づいたらできるだけ早く、すぐに隔離をさせることが重要です。

そのままにしておくとさらに傷を負ってしまう恐れがあります。

ハムスター同士でケンカをすると、ケガだけでは済まないケースもあるので十分注意が必要です。

また傷口が出血して他のハムスターに病原菌を感染させてしまう恐れもあります。

そのため隔離をしてハムスター同士の安全を確保するようにしましょう。

隔離をしたら静かな場所にケージを移して、ハムスターにストレスがかからないようにしましょう。

またケガは事前に防止していくことも重要です。

ドワーフハムスターであっても危険を察知したら、単独飼育も視野に入れることをオススメします。

エサや水の場所を変えたり介助をする

ハムスターがケガをしてしまったら、上手にエサや水を飲めない場合があります。

すぐに動物病院に連れて行けないようなら、エサや水の場所を変える必要性があります。

ケガの状態によって場所を考えてみましょう。

高い場所にエサや水があったり、滑ってしまう容器に入れているなら危険です。

食べやすい位置に置いたり、容器を外してそのままエサを置いてあげるのも良いでしょう。

給水ボトルも低くて飲みやすい場所へ設置します。

また状況によっては介助をしてあげても良いでしょう。

でもケガが重症であるなら無理にエサを食べさせなくても良いです。

いずれにしてもケガの状況に合わせて、対処することが重要です。

ハムスターがケガをした時の対処方法を事前に理解しておこう

ハムスターがケガをしてしまったら、決して焦らないで対処することが大切です。

ケガをしたら患部をよく観察して、状態に合わせて適切な対処をするようにしましょう。

ケガは事前に防ぐことも重要ですが、思わぬトラブルが起こることがあります。

そのためハムスターがケガをした時の対処方法をあらかじめ理解しておくことも重要です。