ハムスターも人間と同様、嬉しかったり怒ったりする時があります。
そのような時、色々な行動や仕草が見られます。
中でもハムスターが驚いている時は、どんな行動や仕草が見られるのでしょうか。
二本足で立つ
大きな物音がしたり、ケージがガタガタと揺れ動いたりすると、ハムスターは二本足で立ったりします。
前足を上げた状態で、驚いた様子を見せます。
また同時に鼻やひげを同時に動かすのも特徴的です。
ハムスターは警戒心が強い小動物です。
物音などで、周りを何か警戒しているような時に多く見られる行動です。
また飼い主が触るとびっくりして、二本足になることもあります。
そのままの姿勢で歩き出してしまうこともあります。
ハムスターは驚いたりすると、ストレスがたまることもあります。
ハムスターに極度のストレスを与えないようにしましょう。
金網をかじる
ハムスターがケージをかじってしまう時は、単にイライラしている時だけではありません。
ハムスターが何かの原因で驚くと、物音の方に寄ってきて金網をかじる時があります。
誰かがいるとわかると、飼い主に向かってケージをかじってやまない時もあります。
ハムスターが驚いて一瞬止まってから、金網をかじる場合、何かを訴えている可能性が高いです。
外に出して欲しいとか、エサを食べたいなどと様々です。
飼い主はエサは切らしていないか、ハムスターが遊びたがっていないかなど、しっかりと把握して対応しましょう。
また猫などが寄ってくると、驚いて金網に走ってかじろうとすることがあるので注意しましょう。
ケージ内を走り回る
ハムスターが驚くと、一瞬立ち止まってケージ内を走り回ることがあります。
物音や人の気配を察知して、周りの様子をうかがったり、緊張感がある時に見られる行動です。
特に敵が近くにいると驚いて、ケージ内をひたすら走って縄張り意識をむき出しにします。
また弱気になって怖がると、走った後ケージの隅に隠れたりします。
ハムスターは狭く囲まれている場所が好きなので、その場所に隠れると、いったん落ち着いて毛づくろいを始めたりもします。
飼い主もハムスターが走り回っている時は、周囲に危険はないか確認して、ハムスターの安全を確保しましょう。
巣箱に隠れる
ハムスターが何かの原因で驚いた時、巣箱に素早く隠れるケースがあります。
巣箱はハムスターにとって、マイホームのような一番落ち着ける場所です。
暗くて外からも見えにくく、身を隠すには最適な場所です。
単に驚いているといっても、巣箱に隠れる時は何かに警戒していたり、怖がっている時に起ることが多です。
ハムスターは気弱な面があるので、少しの物音や人の気配でもびっくりします。
驚いて怖がっていると、ハムスターは自分の落ち着ける場所に走って隠れます。
場合によっては、しばらく巣箱から出てこない時もあるので、飼い主は静かな場所へ移動してあげるなどの配慮をしてあげましょう。
体勢を変える
ハムスターが驚いた時は、何かに警戒心をもっている時ばかりではありません。
単に「何だろう?」と何かに興味を示している時もあります。
ハムスターが体勢を変えたり、振り向いたりする時によく見られる行動です。
ハムスターは音に敏感なので、音が聞こえた方向に振り向いたり、体勢を変えたりします。
また飼い主が声をかけると、一瞬ビクッとしてその方向へ振り向きます。
びっくりした様子でも、飼い主の声掛けはコミュニケーションにつながるので、適度に行うようにしましょう。
ハムスターの行動を理解することで、より良いコミュニケーションを築くことができます。
何かを噛む
ハムスターが驚くと何かを噛んでしまう時があります。
飼い主が手乗りをしていた時に、びっくりすると突然手を噛んでしまうことがあります。
特にハムスターに触ったりすると、一瞬ビクッとしてとっさに噛んでしまいます。
また大きく揺れ動かしたりすると、緊張感や恐怖感でカブッと噛んでしまう時もあります。
手乗りをしてハムスターと遊ぶことで、コミュニケーションを取ることができますが、刺激を与えすぎては逆効果です。
ハムスターが驚いて噛むことが多い時は、かえってハムスターのストレスになります。
状況をみてケージに少し離して、休ませてあげましょう。
立ち止まって臭いをかぐ
ハムスターは音と同様、臭いにも敏感です。
自分の臭いをつけることで、敵を寄せつけず、縄張りを作ったりします。
鼻を上下にクンクンとさせるような行動を見せることもあります。
そのためハムスターが何かの気配に気付き、驚くとその場で臭いをかいだり、物音のする方へ素早く走ったりします。
それから掃除をした時にグッズを入れかえると、びっくりして臭いをかぎます。
さらに尿をしたりして、自分の臭いをつける時もあります。
またハムスターも驚くと、人間にも見られるように、粗相をしてしまうこともあります。
そんな時もハムスターをたたいたりして、決して怒らないようにしましょう。
ハムスターが驚いた時の行動や仕草を理解しよう
ハムスターが驚いた時は怖がっていたり、興味を示していたり、その時の状態によって様々です。
またハムスターも個性がそれぞれ違うので、飼い主は普段から飼育しているハムスターの行動や仕草を理解しておきましょう。
ハムスターは話すことができないので、行動や仕草のサインを見逃さないように気を配りましょう。