夏に突入すると、線香や蚊取り線香を使うことが増えていきます。
ハムスターにこれらを使用した部屋で飼育しても大丈夫なのか、飼い主は不安になる方も多いでしょう。
では具体的にどんなことに注意すれば良いでしょうか。
部屋を開放する
ハムスターがいる部屋で線香や蚊取り線香を使う場合は、部屋のドアを開けて密閉しないようにしましょう。
ドアを閉めてしまうと、ハムスターにこれらの煙や香りがつきやすくなってしまいます。
またできるだけ広い部屋で飼育するようにしましょう。
リビングは広い自宅も多いですし、ハムスターの管理を容易にすることができます。
部屋が広い方が、それだけハムスターと線香や蚊取り線香との距離を保てるようになります。
事前に風通しが良くて、通気性のある部屋を選んでおくという方法も考慮すると良いでしょう。
ケージとの距離を離す
ハムスターのいる中で線香や蚊取り線香を使うなら、ケージとの距離をできるだけ離すようにしましょう。
距離を取るだけでも、ニオイや煙からハムスターを守ることができます。
夏では金網のケージを使用している家庭が多いでしょう。
でもハムスターがいるケージと蚊取り線香が近いと、飼い主が気が付かないうちにかじろうとしてしまう可能性もあります。
ハムスターは金網型のケージだと近くにあるものを、前足をのばしてすぐにいじろうとします。
また蚊取り線香の灰を口に入れてしまう恐れもあります。
ニオイや煙は距離を取れば良いですが、口に入れてしまったら大変です。
よって必ず距離は離すように気を配りましょう。
換気をしっかり行う
ハムスターがいる部屋で線香や蚊取り線香を使う時は、換気は必ず行うようにしましょう。
夏の暑さが厳しい日は、エアコンを使用している家庭が多いでしょう。
エアコンをつけていると、部屋のドアを開けていてもニオイや煙がこもってしまいます。
一時間から二時間おきくらいは、換気を行うようにしましょう。
またエアコンを使用していない時は、網戸にして窓を開けるようにしましょう。
網戸にしないで窓を開けてしまうと、蚊が入りやすくなります。
それだけ蚊取り線香を使う機会が増えてしまいます。
外に出入りするときは、すぐに網戸を閉める習慣をつけましょう。
長時間使用しない
ハムスターがいる部屋で、線香や蚊取り線香を使う時は長時間使用しないことが大切です。
蚊が多くなってくる時間帯は夕方から夜間です。
その時間より少し前から使うようにすると良いです。
もし昼間も蚊が気になるようなら、その時間だけでもハムスターのケージを移動させた方が良いでしょう。
長時間使用してしまうと、それだけハムスターのカラダや飼育用具にニオイや煙がついてしまいます。
特にエサや水についてしまうと、それを食べたり飲んだりする可能性もあるので良くないです。
もしエサや水について気になった時は、すぐに交換するようにしましょう。
煙や香りがきつくない線香や蚊取り線香を使う
ハムスターがいる部屋で、線香や蚊取り線香を使うなら、できるだけ煙やニオイが気にならないものを使用すると良いでしょう。
またペット用の蚊取り線香は、主に外を対象に作られているので、煙が結構でます。
ハムスターがいる部屋で使うのはオススメできません。
煙やニオイがハムスターや飼育用品についていないようでも、悪影響を与えている可能性も否定できません。
ペット用でも煙が少ない物もありますが、人間が使う物でも煙や香りがきつくないものもあります。
線香や蚊取り線香をこのような物に変えるだけでも、気にならなくなるはずです。
いろいろな商品がでているので、試してみてはいかがでしょうか。
ハムスターの観察をしっかり行う
ハムスターがいる部屋で、線香や蚊取り線香を使うなら、ハムスターに目を配るようにして、観察をしっかり行いましょう。
蚊取り線香には「ピレストロイド」と呼ばれる物質が含まれていて、これがペットに多くかかってしまうと良くないと言われています。
またハムスターは自分のニオイをカラダや飼育用具につけることで安心します。
別のニオイがつくことでストレスにつながり、病気になってしまう可能性もあります。
過剰なストレスは免疫を弱くしてしまう原因になります。
よって線香や蚊取り線香を使っている時も、その後も異常がないか観察していくことは大切です。
また何か異常が見られたら、すぐに動物病院で診察してもらうようにしましょう。
ハムスターがいる時線香や蚊取り線香は注意点を守って使おう
ハムスターに線香や蚊取り線香が良くないと心配なら、別の部屋に移すのが手っ取り早いです。
でもなかなかそうはいかず、ハムスターがいる中で使う場面もあるでしょう。
使用するなら注意点を守る必要はあります。
短時間にしたり、換気を行うようにすれば問題はありません。
またハムスターの観察はしっかり行うようにしましょう。