ハムスターへ水をあげる方法。水を最適な量あげよう

ハムスターはとても愛らしくて、色々な動画サイトでもお馴染みのペットです。

ここではハムスターに快適に暮らしてもらうため、お水をあげる際のポイントをご紹介します。

給水ボトルを使用する

給水ボトルはどこのペットショップでも販売されているので利用している人が一番多いと思います。

ハムスターは犬や猫と違って、お水が欲しいと飼い主にねだってきたりなどの意思表示はしませんので、いつ、どのタイミングで水を欲しているのかなど飼い主にはわかりません。

ですので、いつでも好きな時に飲めるように給水ボトルをケージに設置するのが賢明です。

給水ボトルはケージに取り付けるタイプと置き型のタイプがあります。

どちらでも良いですが、ケージがあまり大きくない場合にはケージに取り付けるタイプの方が中を広くしてあげられるので、ハムスターにとっては良いと思います。

取り付けるタイプも、蓋からつり下げるものや側面に貼り付けるものなどもあります。

もし、こういうものを使っていてハムスターが登ったりプラスチック部分を噛んだりするようであれば、そこから落ちて怪我をしてしまったり、誤ってプラスチックを飲み込んでしまったりしてしまうおそれがありますので、置き型タイプに変更することをオススメします。

また、水は腐るので毎日お水は交換するようにしましょう。

出来れば毎日決まった時間にケージのお掃除をするときにでも取り換えてあげるのが一番です。

夏場は腐りやすくなりますので、1日に2回以上お水を交換してあげる方が良いと思われます。

水は水道水でかまいませんが、給水器をしっかりとすすぎ、時々ほ乳瓶を消毒する薬品で殺菌をしましょう。

B00BV43TOI

野菜から水分をとらせる

ハムスターは体が小さいので、目に見える勢いで水を飲むことはありません。

ですので、給水ボトルから飲んでいる場面を見ることも少なく心配になるかもしれませんが、ボトルから飲んでいなくても野菜から摂取している場合があります。

水分補給の代わりになるとされていて、人気があるのがキャベツです。

早死にするなどの噂もあったりしますが、特別にそういうことはなく、長生きする子もいますしキャベツをあげているという飼い主さんもいらっしゃいます。

キャベツの場合は、一番外側ではなく少し内側のものを3㎝角程度に切ってあげましょう。

そのほか、カボチャやサツマイモ、ニンジン、ブロッコリー、白菜などもハムスターが喜ぶお野菜です。

どれも新鮮なものをあげるようにしましょう。

野菜から摂取していればボトルから飲まなくなりますが、飲まないからとボトルは外さずにいつでもハムスターが飲めるようにしておきましょう。

野菜以外の食べ物からも水分はとれる

ハムスター自身にも個性があるので、野菜をあまり食べない個体もいます。

ボトルからも飲まない、野菜も食べないでは飼い主さんは心配でならないと思います。

そんな時は、ヨーグルトなどからも水分補給が出来ます。

豆腐とヨーグルトも水分補給になるハムスターに与えて良いものとされています。

容器に入れておくのは危険なので、スプーンであげたり、慣れている個体なら飼い主さんが指先に少しつけて舐めさせてあげるという感じでも十分です。

気に入ったようであれば継続的にしてあげて良いと思います。

ヨーグルトの場合は無糖であまり冷えていないもの、豆腐も常温で少し水切りをしてからあげるようにしましょう。

ただし与え過ぎはお腹を壊す原因になりますので、こちらもほどほどにしてボトルも常備しておきましょう。

自分で飲めない場合はスポイトで

病気にかかってしまったり老衰で自分の力ではお水を飲めなくなってしまう個体の場合は、飼い主さんが飲ませてあげましょう。

スポイトで少し水を飲ませてあげるという感じで大丈夫です。

脱水状態だとますます苦しい思いをさせてしまいます。

タオルなどでくるんで、頭を固定させてスポイトを口の横から差し込ませてください。

無理やり飲ませようとぎゅっと握ったりしてはいけません。

あくまでも優しくしてあげてください。

暴れても根気よく頑張りましょう。

また、ハムスターが子供を産んで母親が亡くなってしまった場合や育児放棄をしている場合も、赤ちゃんハムスターにスポイトでペット用のミルクを飲ませたりしてください。

果物からも水分摂取させてあげる

野菜をあまり食べない個体であれば、果物を与えてみましょう。

リンゴやイチゴが一般的に人気のようです。

野菜同様新鮮なものを与えましょう。

痛まないように食べないようであればすぐに取り出し、腐ったものを食べないようにしてあげましょう。

脱水症状がひどい時には桃やブドウも良いとされています。

果物の場合はそのものを食べなくても汁を吸うだけや、皮との境目の栄養価の高いところをハムスター自身が選んで食べたりするようなので、おやつとして与えましょう。

ハムスターに水をあげよう

野生のハムスターは乾燥した地域に住んでいますので、少量の水で生きていけるような体の仕組みになっています。

ボトルのお水が減っていなくてもごく少量は飲んでいると思われるので、よくハムスターを観察して夏場は脱水しないように色々工夫してあげてください。

ハムスター自身も飼い主さんもストレスなく仲良く1日でも長く一緒に生活してあげられるようにしましょう。