アオジタトカゲってどんな子?【生態・性格・価格・寿命】

最終更新日:2016年8月22日

昭和後期頃から日本に輸入されて注目を浴びた、アオジタトカゲ。

迫力ある外観と飼いやすさから今でも人気の爬虫類ですが、実際はどのような生き物なのでしょうか。

アオジタトカゲの生態や流通価格についてご紹介します。

1.アオジタトカゲの性格と生態

アオジタトカゲは、太平洋に浮かぶ島々に生息するトカゲの仲間です。

主にインドネシアなどの赤道下や、オセアニア・パプアニューギニアなど南半球の温かい地域で生活しています。

その名前の由来となった、真っ青な舌が特徴です。

一部の種類には、名前に関係なく舌がピンク色の個体もいます。

体長は大きい種類で70~80cm、小さいものだと20cm程度です。

茶褐色の体に、黒いギザギザの横縞模様を持っています。

様々な亜種が存在し、種類によって色合いや模様が微妙に異なります。

丸太のような寸胴体形をしていて、短い足を持ちます。

オスとメスを見分けることが非常に困難な種で、オスのほうが頭が大きいなど、特徴がある僅かな種しか判別できません。

森林地帯から砂漠地帯まで、あらゆる環境に適応して生活できます。

昼行性で雑食です。

昆虫や小型の動物、果物など、好き嫌いもなく何でも食べます。

地表に巣を作って暮らします。

繁殖の際にはお腹の中で卵を温めて子供を産む卵胎生の性質を持ちます。

性格は、獲物を狙う時などには獰猛な一面もありますが、比較的大人しく、人間に対して警戒することもあまりありません。

しかし懐きにくく、飼い主の判別などはあまり行いません。

敵だと判断した相手には青い舌を突き出し、唾液を噴出して威嚇します。


2.アオジタトカゲの種類

アオジタトカゲは種類が多いことでも有名ですが、主にインドネシア系とオーストラリア系に分類され、外観や性格に違いがあります。

・インドネシア系オオアオジタトカゲ、イリアンジャヤアオジタトカゲなどが有名です。

カラフルな色合い、多様な模様が特徴的な種類が多く、尻尾が長くてすっきりした体つきです。

成体の大きさも60cm~80cmと大型のものが多いのが特徴です。

流通している個体は野生種が多く、人に懐きにくい性格が顕著に出ます。

・オーストラリア系キタアオジタトカゲ、ヒガシアオジタトカゲなど、生息地域に応じて名前が付けられています。

全般的に地味な色合いの種類が多く、尻尾が短く全体的に太い体格をしています。

過酷な環境に適応するために、夏になると夜行性に変化する種も存在します。

温厚な性格で人に懐きやすい性格のものが多く、繁殖率の高い種が多いため、人工繁殖したものがペットとして多く出回っています。

アオジタトカゲの仲間は異種間による交配が容易に行えるため、人間の手が加わることで住む地域が異なる種類が交雑して、雑種の個体が増加している傾向にあります。

外見や特性では判断がつかず、生殖能力が衰えることもないため、純血種を見分けることが非常に困難になっています。

3.アオジタトカゲの歴史

アオジタトカゲは18世紀頃、植民地を広げるために航海してきたヨーロッパの探検家によって発見され、存在が知られるところとなりました。

当時の人たちにとってもアオジタトカゲは珍しく、魅力的な生き物であったらしく、自国に持ち帰って飼育を試みた記録が残っています。

当時の飼育は知識が乏しいために失敗の連続でしたが、生態が明らかになるにつれて飼育方法が確立し、人工繁殖できるほどに進化してきました。

日本では昭和の末ごろに輸入が始まり、ペットとして流通するようになりました。

昔は野生種を輸入していましたが、現在では野生動物の輸入禁止によって、飼育下で繁殖した個体が出回っています。

飼育する人が増えるにしたがって、捨てられたり逃げ出すなどして野に放たれる個体も存在しました。

アオジタトカゲの体形や体の模様が、想像上の生物とされるツチノコのイメージと非常に似ていたため、一部の個体は山でツチノコと見間違えられて話題になった時期もありました。

目撃情報のあったツチノコの多くは、飼い主の元を離れたアオジタトカゲであると言われています。


4.販売価格・入手方法

アオジタトカゲは有名な種類なら大型のペットショップや爬虫類専門店などで購入が可能です。

値段は一匹10,000円~30,000円程度の範囲で購入ができます。

希少なものだと10万以上の値がつく場合もあります。

個体の状態や大きさ、体調に応じて値段交渉も可能です。

爬虫類を展示するイベントなどでも販売が行われているので、実際に好みの個体を探しながら購入することができます。

また、繁殖を行っているブリーダーや、増えすぎたり飼えなくなった飼い主からの里親募集によって安く入手できる場合もあります。

ネットショップでも手に入りますが、アオジタトカゲ類は色の変化が複雑で、写真に写っている体の色と実際の色に違いがある場合が多いです。

こだわりの色や模様を希望する場合は、実物をしっかし見定めてからの購入が望ましいです。

5.アオジタトカゲの寿命・長生きさせる方法

アオジタトカゲは、平均10年~20年程度生きます。

病気にも強く、拒食になることも少ないため、暖かい環境ならば比較的元気に生活します。

長生きさせるためには、入手時に体に傷がないか、足の指などを損傷していないか、ダニや寄生虫に寄生されていないかをしっかり確認しておくことで、長生きさせることができます。

カルシウム・ビタミンなどが不足すると骨が変形して、クル病などの病気になってしまう危険が大きいため、定期的に栄養分を与えることでしっかりした骨格作りを行うことが大切です。

拒まず懐かずの気ままなアオジタトカゲ

アオジタトカゲは人間による飼育を拒んだり攻撃することはほとんどありませんが、他のペットのように懐いて愛情表現をしてくることも滅多にありません。

マイペースな生活を観察しながら飼育を楽しめるタイプの生き物だと言えます。

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