【ウェルシュテリアの特徴】性格・寿命・価格・しつけ方・歴史

最終更新日:2016年10月20日

「テリア」と名前の付く犬種は数多くいますが、今回紹介するウェルシュテリアもその中の一つです。

勇敢で活発な姿や、長い手脚や高い背中はおおよそ他のテリアと共通するものがあります。

ウェルシュテリアはその中でも比較的小柄ですが、余すところなくテリア種の気質を引き継いでいます。

今回はそのウェルシュテリアの魅力や特徴に迫ってみたいと思います。

1.ウェルシュテリアの外見

ウェルシュテリアは、そのテリア種らしい細長い顔と、くるくるっとした巻き毛が特徴的な犬です。

「テリアの王様」といわれるエアデールテリアを、そっくりそのまま小さくしたような印象を受けます。

体の大きさは40cmくらいで、平均的な体重は9〜11kgくらいに成長します。

日本では中型犬とされていますが、小型犬に分類される国もあるそうです。

被毛の色はしっかりとした色味のある茶色と、黒いタンが基本とされています。

少し硬めの針金のような毛質のカールしたトップコートを持っており、それが見た目の最大の特徴でしょう。

また正面から見ると、手前に倒れたV字型の耳も可愛らしいチャームポイントになっています。

テリアに共通する長い足とアーチ状の背中は、獲物を追いかけて速く走ることに適していて、運動能力も抜群です。


2.ウェルシュテリアの寿命と値段

ウェルシュテリアの寿命は約10〜12年が平均的とされています。

ウェルシュテリアには犬種特有の病気や遺伝性の疾患は知られていません。

健康で長生きしてくれる子が多いのも嬉しいですね。

ただし、残念ながら日本では飼育されている数があまり多くはありません。

数が少ないというのは、飼いにくさやブリーダーさんの少なさというのを如実に示しています。

国内のブリーダーさんも数が多くないため、どうしても一頭の値段は高くなりがちです。

相場は20〜35万円といったところでしょう。

3.ウェルシュテリアの歴史

ウェルシュテリアは、その名前にもあるように、イギリスのウェールズ地方が発祥の犬種です。

祖先はアナグマやうさぎなどの小動物を追うようなテリア種だったと言われています。

18世紀から次第にエアデールテリアとの交配が進み、体や被毛の特徴から一つの犬種として確立されるようになりました。

古くから親しまれている犬ではありますが、ウェルシュテリアとしてイギリスで登録されたのは1886年のことです。

現在の体のサイズや特徴に落ち着くまでに、ワイヤー・フォックス・テリアとの交配もされています。

こうした過去の歴史を見てみても、ほとんどテリア種以外の他の犬種との交配記録は残っていません。

体の特徴も見ても、性格を見ても、さながらテリア種というべき特徴を現在もなお残しています。


4.ウェルシュテリアの性格

テリア種の多くは頑固者で負けず嫌いと言われますが、ウェルシュテリアも例外ではありません。

見知らぬ人や動物には警戒心が強く、攻撃的な態度を示すこともあります。

こうした性格は、テリア種に共通する猟犬気質とも言えますが、同時に飼い主への忠誠心はとても強い犬です。

ウェルシュテリアの生来の性格を生かすも殺すも、飼い主のしつけ次第という部分が大きいと言えます。

気難しさや負けん気の強さがどうしても目立ってしまいますが、好奇心も強く茶目っ気もあります。

懐いてくれれば、とても従順なので飼い主の良いパートナーになってくれるでしょう。

実際に警察犬としても人間との関わりを持っています。

もともと猟犬として飼われていたこともあり、運動量は多めです。

運動不足や過度のストレスは、攻撃的な性格が出やすくなるためきちんとした散歩や運動の確保は必要となります。

5.ウェルシュテリアのしつけのポイント

ウェルシュテリアはコンパクトな体ですが、なかなかしつけや言うことを聞いてもらうのは難しい犬種です。

プライドが高く勝ち気とも言われるので、しつけはしっかりと厳しめに行う必要があります。

もちろん叩いたりすることはもってのほかですが、ウェルシュテリアに「自分より下だ」と判断されるとなかなか言うことを聞いてもらえません。

小さなことから、メリハリをつけた付き合い方というのが大切になってきます。

ウェルシュテリアは自信家で、ケンカっ早く気性が激しいというのもよく聞かれます。

しつけがしっかりとされていない状態で、ドッグランなど他の犬や人のいる場所に放すのは避けましょう。

飼い主との主従関係をしっかりと気づき、ある程度の社会性を身に付けさせないと、様々なトラブルの元になってしまいます。


6.ウェルシュテリアの被毛のケア

ウェルシュテリアはダブルコートの被毛を持ちますが、あまり抜け毛は多くないタイプです。

しかし、カールした毛や硬めのトップコートは絡みやすいため、こまめにブラッシングをしてあげる必要があります。

海外ではドッグショーの常連でもありますが、キレイな毛を保つにはトリミングも必要になってきます。

長く伸びてくる毛は、タイミングを見てカットしてもらった方が良いかもしれません。

また、口周りの毛が長く、濡れたり汚れたりしやすくなっています。

雑菌が繁殖したり、それによち炎症を起こしたりしやすいので、湿らせたタオルなどで拭いてあげるようにしましょう。

乾いたタオルやアルコールなどを使うと地肌を痛めてしまうことがあるので注意しましょう。

ウェルシュテリアの特徴を知ろう

テリア種は初心者にはしつけが難しいと言われていますが、ウェルシュテリアも同様です。

頑固者でなかなか自分を譲ろうとしないという、ある意味では野生っぽさを残す性格を持っています。

しっかりとした主従関係を築き、社会性を身につけるのは大変ですが、こうした性格を可愛いと思える人もいるでしょう。

あまり日本で飼われていないのは、そうした手間や飼い主同士のコミュニティーが存在していないからかもしれません。

手間のかかる子ではありますが、とても賢く、日本犬にも似た気質のあると言えます。

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