胴長短足で短いシッポにぷりっとしたお尻、という可愛い見た目が特徴のウェルシュ・コーギー・ペンブローク。

イギリスのエリザベス女王にも愛されている犬種として有名ですが、その性格はどうなのでしょうか。

賢くてフレンドリーな性格としてよく知られていますが、詳しい性格や他にも何か特徴などがあるのでしょうか。

今回はそんなウェルシュ・コーギー・ペンブロークの性格についてご紹介します。

賢い

元はイギリスの牧羊犬として牛追いなどをしていたコーギーなので状況判断能力などに優れた賢い犬種です。

訓練能力も高くもの覚えも良いので、しつけは楽な方かもしれません。

また運動能力も高く、短足な見た目からは想像できないくらいよく動きます。

おまけに体力もあるので、本当に元気でパワフルな犬種です。

ですのでコーギーは小型犬なのに「小さな中型犬」と呼ばれたりもしているんです。

小さいからと言って甘く見ていると、飼い主の方が振りまわされてしまうかもしれません。

従順

頭が良く賢いコーギーなので、飼い主の事をちゃんとリーダーと認識すればちゃんと従ってくれます。

先程も言いましたがコーギーをしつけるのは比較的楽な方だと思いますので、しっかりしつければ飼いやすい犬になることでしょう。

ただこれはつまり、ちゃんとしつけなければ飼い主のルールには従わず、コーギー自身で勝手にルールをつくってしまうという事です。

頭が良いから、自分で色々な判断ができてしまうのです。

せっかく優柔な子なので、可愛いからと甘やかさずにしっかりしつけてお利口さんに育ててあげましょう。

愛情深い

コーギーは優しくフレンドリーな性格なので、他の犬や人など、誰とでも仲良くなれますし、愛情深いので飼い主の事も大好きになってくれます。

そしてコミュニケーションをとりやすく愛情表現も豊かなので、色々な表情を見せてくれる犬種です。

たくさん近寄ってきて大好きというアピールをしてきてくれますし、甘え上手なところもあります。

愛嬌がある上に利口なので、甘やかされてしまう傾向にあります。

けれど常に甘えん坊なわけではなく、構いすぎると離れたり、一線引くような態度をとる時もあるようです。

賢い犬なので、もしかしたらそういったところも状況や様子に合わせて判断しているのかもしれません。

勇敢

コーギーの性格の特徴としてもう一つ挙げられるのが、勇敢というところです。

コーギーは牧羊犬だったので、元々警戒心が強く番犬としての性質があります。

気が強く、自分の縄張りや家を守ろうという意識がとても高いのです。

また飼い主に愛情深くても、離れるのは大丈夫という性格でもあるので、飼い主がいない間1人で長時間留守番が出来る優秀な犬種です。

ただ警戒心が強いので、周囲を警戒して何かあるたびにすぐ吠えてしまうという問題もあるかもしれません。

これはちゃんとしつけないと吠え癖がつき、玄関のチャイム・電話の音・ドアの音など、ちょっとした事にも吠えてしまうようになり、ご近所迷惑になってしまいます。

コーギーは守ろうとしてくれてるのかもしれませんが、そこはきちんとしつけて吠え癖がつかないように教えてあげましょう。

肥満になりやすい食欲旺盛

コーギーを飼う上で気を付けなければならない事があります。

それは、肥満です。

実は現在飼われている多くのコーギーが肥満だと言われています。

コーギーのように胴長の体型の犬種は、太らせると本当に危険です。

腰や背中に負担がいってしまうので椎間板ヘルニアになりやすくなってしまいますし、他にも骨などのトラブルが起きやすくなってしまいます。

また短足なので、歩く時にお腹が下について擦れてしまうという問題も起きてしまいます。

ですのでコーギーやダックスフンドは太らせてはいけないと特に言われています。

コーギーは食欲旺盛ということもありどうしても肥満になりやすいのですが、コーギーは牧羊犬で体力もあるのでたくさん運動をさせてあげる事も可能です。

ただ腰を痛めるような運動ももちろんダメなので注意してあげてください。

食事量と運動量のバランスを考えて、コーギーの体型と体調管理には十分気を付けてあげてください。

愛情深くて利口なコーギー

このように、コーギーは本当に頭が良く、愛情深い犬種です。

可愛い見た目も人気の理由だと思いますが、もしかしたらこの性格が王室でも愛される理由なのかもしれませんね。

コーギーは飼い主のしつけ次第でとても飼いやすいお利口さんに育てられます。

きちんとリーダーシップが取れて、根気よく訓練できる人にオススメの犬種です。

元が優秀な犬種なので、しつけをすることでより飼い主と上手くコミュニケーションがとれるようになります。

たっぷり愛情を注いであげましょう。