チワワを飼う際の基礎知識。エサからかかりやすい病気まで

最終更新日:2016年2月21日

今にも涙がこぼれてきそうなウルウルとした大きな瞳が愛くるしいチワワ。

小さく、か弱い見た目からは想像もできない活発さ、賢く鋭い洞察力を持ち、飼い主に対する忠誠心も強い、魅力いっぱいのチワワ。

そんなチワワを飼うにあたって、知っておきたいことをご紹介します。


1.チワワが将来かかりやすい病気

同じチワワでも固体差はありますが、将来かかりやすい病気を知っていることで、心構えが出来、慌てずに対応できます。

①頭部のトラブル

チワワの魅力のひとつである、リンゴのようなアップルドームといわれる丸い頭。

とても可愛いのですが、少し注意することがあります。

頭の前の部分にある泉門(せんもん)が開いた状態になっている、「泉門開口」という病気があります。

チワワには比較的多い病気で、成長過程で閉じることが多いのですが、生涯開いたままのチワワもいます。

開いていること自体が生命に影響することは無いのですが、この部分を強く打ったりすると、生命の危険につながります。

頭を叩いたり、高いところから落ちたりすることがないよう注意が必要です。

また、水頭症にかかっていることが原因で、骨が閉じないケースもあります。

あまり大きく開いている場合は、動物病院で診てもらいましょう。

②口のトラブル

チワワは骨格構造などの理由で、乳歯が抜けずに残ってしまい、永久歯と重なってしまうケースが多く、歯垢が溜まりやすくなります。

歯垢が歯石になってしまうと、歯ブラシでは取れないので、動物病院で全身麻酔をして削り取る処置をしてもらうことになります。

身体の小さいチワワにとって、全身麻酔のリスクは高いので、そうならないよう、日頃から歯ブラシの習慣をつけることが必要です。

③心臓のトラブル

生後半年以降に発病する後天性の心臓病が、「うっ血性心不全」です。

初期の症状が表れると、深夜になると咳き込むようになります。

早期発見すれば、薬の投与で治療可能です。

また、チワワが8歳を過ぎる老年期の頃から多く見られるのが、「僧幅弁閉鎖不全症」(そうほうべんへいさふぜんしょう)という心臓の病気です。

心臓の中の血液の逆流を防ぐ弁が、正常に機能しなくなり、そのために血液が逆流してしまう病気です。

すぐに息切れをおこすようになり、肺に水が溜まり、ゼーゼーと苦しそうな咳を発します。

7~8才になったら定期的に検査を受けることが必要です。

④骨格のトラブル

チワワなどの小型犬に多く見られるのが、膝の皿がずれてしまう「膝蓋骨脱臼」(しつがいこつだっきゅう)です。

膝の皿が動くための関節にある溝が元々浅いので、ちょっとの衝撃で膝の関節が外れやすい傾向にあります。

チワワの場合、後肢の膝蓋骨が内側にずれて、足を引きずっているケースが多いということです。

軽症の場合は、薬を投与して安静を保つことで、通常の生活が出来るようになります。

慣れてくると、自分で足を伸ばして、ずれた膝の皿を戻すことが出来るようになります。

しかし、重症の場合は、手術が必要になります。

また、チワワの四肢は細いので、他の犬種に比べて、骨折の頻度が高くなります。

予防として、高いところに上らせないことや、滑りやすい床には、敷物を引くことなどが必要です。


2.寒さ対策が必要

チワワは寒さに弱い犬種です。

チワワと暮らすようになったら温湿度計を用意し、床に置いてください。

というのは、空気には、暖かい空気は上に溜まり、冷たい空気は下に溜まるという性質があります。

人間が暖かいと思っていても、人間よりずっと床に近いチワワのいる場所は、10度前後温度が低いからです。

床に置いた温湿度計で、チワワのいる場所の温度を常に気にする必要があります。

チワワにとっての理想の室温は24~25度です。

部屋の中で、部分的に冷たい”冷気だまり”を作らないようエアコンと扇風機を併用して、空気をかき混ぜることが大切です。

また、就寝時や留守にするときなど、エアコンを使うことに抵抗がある場合は、屋根の付いたベットやハウスに、ペット用のヒーターを入れたり、ベット自体が遠赤効果のあるものにしたりするなどの寒さ対策が必要です。

3.チワワの食事

チワワは、痩せすぎと肥満の両極端に分かれる傾向があります。

子犬の頃から食の細いタイプと、逆に食事に執着するタイプです。

食の細いチワワに、1日分の必要なエネルギー量のフードを食べさせるのは至難の業です。

まず、おやつで満腹にさせないようにします。

フードは食べないけど、おやつは食べるというチワワが多いのですが、おやつではバランスのとれた栄養は望めません。

メインとなるのは、必要な栄養がバランス良く摂取できる総合栄養食のドライフードです。

しかし、食の細いチワワは、一度にたくさん食べてくれません。

ですので、フードの裏にある給与表にある1日の量を3~4回に分けて与える必要があります。

また、嗜好性を高める工夫として、温湯を加える、ドライフードを数秒レンジ加熱してみるなど、温めて匂いを強くする方法があります。

そして、少量の茹でたささ身肉や、ムネ肉、みじん切りにした茹で野菜をフードに混ぜてみるなど、チワワがフードに興味を持つようにすることも大切です。

量はあくまでも少量です。

その他、コングという犬用のおもちゃにフードをつめて、遊ばせながら食べさせる方法もあります。

もしこれらの方法をせず、なおかつおやつをあげたい場合は、しつけや、ごほうびの時と決め1日のフード量の10%を目安にし、その分のカロリーを食事から減らします。

ただし、愛犬が1歳未満の場合は、おやつよりも食事を優先してください。


4.チワワのしつけ

どんなに小さくてもチワワは立派な犬です。

子犬の頃は特に小さいため、擬人化してつい甘やかし、過保護になりがちな傾向になってしまいます。

育て方を間違えてしまうと、吠えたり、噛み付いたり、言うことを聞かなくなって手がつけられなくなったりする恐れがあります。

飼い主は、毅然とした態度で接し、尊敬できるリーダーと感じさせなくてはなりません。

しつけのコツは、信頼関係を築くことです。

スキンシップを惜しまず、上手に褒めて上手に叱ることが必要です。

しっかりとしつけをしてチワワと一緒に暮らそう

チワワはその小ささゆえ、か弱く見えますが、実際はかなり丈夫で、活発です。

ただ、小ささゆえに、病気になると負担は大きくなります。

また、チワワは、賢さと鋭い洞察力、確固とした自立心を秘めています。

それゆえ、飼い主が自分を守ってくれる力強いリーダーであるかないか、見極めてしまいます。

尊敬できるリーダーで無いと分かれば、自分がリーダーになろうとしてしまい、人間と暮らしていく上で問題行動となります。

ですので、チワワは、可愛いけど可愛いだけでなく、世界一小さい犬ということを忘れず、たくさんの思い出を作りましょう。

「チワワを飼う際の基礎知識。エサからかかりやすい病気まで」の関連記事

「チワワを飼う際の基礎知識。エサからかかりやすい病気まで」と合わせて読みたい