チワワの里親になろうと思ったら、迎えたチワワと幸せに暮らすために、どのようなことを知っておくべきなのでしょうか。

里親になるということは、可愛いだけではなく大きな責任を伴います。

しっかりとチワワの特性を理解しておきましょう。

チワワの性格

チワワは愛らしい見た目と違って、とても勇敢な犬です。

縄張り意識が高いので、自分よりも大きな犬や人にも恐れずに向かっていきます。

そんな姿から、小さなライオンとさえ言われることがあります。

誰にでも愛想ふりまく性格ではなく、1人の人に愛情を注ぐため、知らない人にはなかなか心を開かないところがあります。

こうした性格から、里親になって心を開いてもらうまで、時間がかかることを覚悟した方が良いでしょう。

ただ、この人と決めた人に対してはとても深い愛情を注いでくれるようになります。

とても頭が良く学習能力も高いので、しつけはしやすいでしょう。

気が強い反面、やはり体が小さいので臆病なところもあります。

初めての家では、慣れない場所で、不安でいっぱいなはずなので、怖がらせないように注意してあげましょう。

怖がっていたら、飼い主がちゃんと守ってあげましょう。

チワワの食事

チワワを子犬で迎え入れるのか、成犬で迎え入れるのかによって、食事の内容が変わってきます。

子犬の場合は生後3ヶ月ぐらいまでの歯の生え揃わない時期は、ドライフードをお湯かミルクでふやかしたものを与えます。

生後半年前後になると、永久歯に生え変わるので、この頃から子犬用のドライフードを与えるようにします。

子犬のチワワは低血糖を起こしやすいので、こまめに食事ができるように、置きエサをしてあげましょう。

生後10ヶ月を過ぎたら、成犬用のドッグフードに切り替えてあげましょう。

今ではウエットタイプなど、様々なドッグフードがありますが、やはりの健康のためにも硬いドライフードを与えるようにしましょう。

避妊後のチワワは太りやすくなるので、体重と相談しながら、太りすぎの場合はライトなどのドッグフードを与えるようにしましょう。

6歳頃からは、シニア用のドッグフードに切り替えます。

この頃から運動量も筋肉量も落ち始めて、自とエネルギー量も減ってくるので、ローカロリーなシニアフードに切り替える必要があります。

10歳頃からは消化器官が衰えてくるため、栄養が取りにくくなるので、高カロリーのシニアフードにしてあげましょう。

チワワの運動

チワワは散歩が必要ないと言われていますが、チワワも犬には変わりないので、やはり散歩は必要です。

運動の意味だけでなく、日光浴やストレス解消、外界からの刺激を受ける意味からも必要です。

特に日光浴は紫外線からビタミンDを作り出すので、カルシウムを吸収するためにも必要となります。

朝晩2回、30分以内の散歩ができると理想的です。

無理な場合は1日1回でも良いので、外に連れ出してあげましょう。

散歩以外に室内での遊びを取り入れてあげると、活動的で好奇心旺盛なチワワも満足することができるはずです。

里親に出されるチワワの中には、散歩に行ったことがないような犬もいます。

飼い主と一緒に歩くことはチワワにとっても、何物にも代えがたい喜びとなるはずなので、無理をせず、気長に散歩の楽しさを教えてあげましょう。

チワワのかかりやすい病気

チワワにはかかりやすい病気が3つあります。

その一つが水頭症です。

遺伝で脳に奇形があると脳脊髄液が頭の中に溜まり、頭が膨らんできます。

脳が圧迫されることによって視力が落ちたり、攻撃的になったり、てんかんの発作を起こしたり、足に麻痺が起きたりします。

子犬の時から診察を受け、早めに治療することで経過良く過ごすことも可能です。

チワワは目が大きく飛び出ているので、目の病気にもかかりやすい犬種です。

角膜に炎症起こす角膜炎に、とてもなりやすいのです。

目を擦ったり、炎症を起こしているようであれば、点眼薬で炎症をとってあげましょう。

チワワは手足が細く、とても華奢なので、後ろ足の膝がずれてしまう、膝蓋骨脱臼を起こしやすいです。

高いところから飛び降りたときになりやすいので、十分に注意してあげましょう。

そして、脱臼が癖になりやすいので、床を滑らないものにするなどの対策をしてあげましょう。

里親に出されるようなチワワは、病気を抱えているケースも多いです。

動物の医療は保険が効かないので高額になります。

金銭面でも負担がかかってきます。

きちんと病気を理解して、しっかりと治療を受けさせてあげる覚悟をしてから、迎え入れてあげましょう。

チワワの魅力を知ろう

チワワは多くの人に飼われている人気の犬種です。

それだけ多くの魅力を持つ犬です。

しっかりとチワワの特性を理解してあげましょう。

チワワの里親になろうと思ったら、今度こそ幸せにしてあげられるように、最後まで飼い続ける覚悟を持って迎い入れてあげましょう。