胴長短足で愛嬌のある出で立ちで人気のウェルッシュコーギー。
コーギーを飼ったら、一緒に散歩を楽しみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、コーギーを散歩する際のポイントについてご紹介します。
1日に2回は散歩に行きましょう
コーギーは体力があり運動が好きな犬種なので、1日2回の散歩が必要です。
運動不足になってしまうと、ストレスから攻撃的な性格になったり、いたずらっ子になってしまったりすることも少なくありません。
雨で外に出かけることができないときには仕方がないですが、日常的に室内のみで遊ぶのはやめましょう。
1回1時間程度の距離が理想的です
散歩の一回あたりの理想的な時間は1時間程度です。
1日に2回が理想的なので、1日2時間程度の時間は必要になります。
ただ、年齢によって体力にも変化があると思うので、ペットの体力に合わせて調度良い距離、時間を設定してあげる必要があります。
一般的には、散歩の行きと帰りを同じスピードで帰ってくることができるくらいの距離がベストと言われています。
いつも途中で疲れてしまって歩かなくなってしまう距離は、その子にとっては長すぎるということです。
坂道が多い地域などは、平坦な地域よりも運動負荷も大きくなるので、歩きやすい道を選んであげることもオススメです。
コースは段差のないコースを選びましょう
コーギーは見ての通り胴長短足の犬種です。
そのため、段差が多いお散歩コースは足腰に負担が大きいのであまりオススメできません。
運動のために階段を上り下りさせることも、腰の病気(特に椎間板ヘルニア)のリスクを上げてしまうのでやめた方が良いでしょう。
段差が多いコースよりは坂道のコースを選び、迂回できるようであれば迂回してあげることをオススメします。
スロープがあるところはスロープを使うのでもOKです。
病気の予防のためにも、散歩は毎日欠かさずに行きましょう
散歩は毎日欠かさずに行くことが大切です。
犬の体内のリズムを規則正しく保つ上でも、犬の気分転換という意味でも、もちろん運動の意味でも、散歩の果たす役割は大きいと言えます。
コーギーは腰の病気(特に椎間板ヘルニア)が多い犬種です。
この病気を予防する意味でも、太らせすぎないことはとても大切です。
太ることで、物理的に腰への負担が大きくなるためです。
でも、逆に運動を全くしないと、背骨を支える筋肉もないため、腰への負担が大きくなり、ヘルニアのリスクを高めてしまう可能性があります。
このような理由で、日常的に適度な運動を心がけることが大切なのです。
飼い主さんがしっかりとリードしてあげましょう
散歩をする際には、飼い主さんと犬との間にきちんと主従関係が築かれていることが必須と言えます。
リードを引っ張って犬が自分の行きたいところに引っ張る、散歩中に出会った他の犬に飛びつこうとするなどというのは、主従関係が築けてないことが明らかな例です。
コーギーは特に力が強いので、ふとした時に飼い主さんが引っ張られてケガをしてしまうことも少なくありません。
また、他の犬や子供にとびかかってケガをさせてしまう可能性もゼロではありません。
これらの事故を防ぐためにも、しっかりと飼い主さんとの間に主従関係を築くことが大切と言えるのです。
ワクチンが接種し終わったら散歩デビューの時期にはなりますが、その前からリードをつけて室内を歩く練習をしたり、抱っこをした状態で家の周りを歩いて外の環境に慣れさせておいたりすると、比較的スムーズに散歩をできるかもしれません。
ワクチンが接種し終わる時期には、犬の第一次社会化期も終わってしまうため、この時期に犬を外部の環境、人などに慣れさせておくことは非常に大切です。
必ずリードは付けて散歩をしましょう
時々リードを付けずに散歩をしている人がいます。
「うちの子はほかの子に噛みついたりケンカすることはないから大丈夫」という気持ちで飼い主さんはノーリードで散歩をしているのでしょう。
でも、これは間違いなくマナー違反です。
犬は他のものに注意をひかれると突進してしまうことがあるので、大事故になりかねません。
また他の犬や人にケガをさせてしまう危険性もあります。
ケガを何もさせなくても、犬を苦手な人はいるので、その人達のためにもマナーをきちんと守りましょう。
コーギーの散歩はしつけが大切
コーギーは体力もあるので、比較的長距離・長時間の散歩が必須になりますが、一緒に体を動かしたいと思っている方には非常にオススメと言えるでしょう。
天真爛漫でやんちゃですが、少し自己主張が強いことが多いので、楽しく散歩をするためにも子犬の頃からしっかりとしつけをしてあげる必要があります。