インコを飼っていると、どうしても家を留守にしなければならないことがあります。

可愛いインコに留守番をしてもらう時に、安全に、そして少しでも快適に過ごしてもらうためには、どうしたら良いのでしょうか。

そのポイントを押さえておけば、飼い主も安心して出掛けることができます。

ケージの置場所に注意する

インコを留守番させる時に、まず注意したいのが、インコがいる部屋の気温です。

インコの種類によっては、適切な温度を保ってあげないとダメな種類もいます。

エアコンなどで管理してあげる必要があります。

ヒーターを利用している場合などは、インコが火傷したり、火事にならないように十分に注意しましょう。

ヒーターに布などが触れた状態になると、燃えてしまうので、とても危険です。

安全な保温器具を選んで、使用法に注意しましょう。

インコを窓際に置いている方を良く見かけますが、外気に接しているので、意外と寒暖差がある場所です。

日光が入って、とても居心地の良い場所に思えますが、実際は直射日光が当たりすぎて、熱中症になる危険もあります。

エサと水の量に注意する

インコなどの鳥類は、1日エサを食べないと命に関わる生き物です。

インコの健康のためにも、ムキエサよりも皮付のエサをあげている方の方が多いのではないでしょうか。

皮付のエサは、剥いた皮がエサ箱に溜まって、実際にはエサが切れていたということもあるので注意しましょう。

ペレットや粟の穂を入れてあげるのも良いでしょう。

泊まり掛けで外出するときには、エサ箱を2つ入れておくと安心です。

糞切網を使っていると、エサ箱を倒してエサが食べられなかったということもあるので、2つエサ箱があれば、どちらかはエサが入っているので大丈夫です。

水入れは、糞やエサなどが入って汚れやすいです。

バナナ型の形をした、飲む分だけ少量の水が飲めるように工夫された給水器も販売されているので、そうしたものを普段から使っていると、留守中もキレイな水を飲むことができます。

寂しがらない様に配慮する

インコも飼い主がいないと、とても寂しがります。

番飼の場合は、まだ良いのですが、一羽飼のインコは、不安で落ち着かなくなって、食欲が落ちてしまうこともあるくらいです。

とても大きなストレスになります。

少しでも寂しがらない様に、オモチャを入れてあげたいと思うかもしれません。

普段から遊び慣れているものならば、まだ良いのですが、遊んだことのないオモチャだと、思わぬ事故に繋がる危険があるので、やめた方が良いでしょう。

ラジオをタイマーにしてつけておくと、誰もいなくて、シーンとした部屋にならないので、いつもの環境に近づけることができるでしょう。

カーテンは開けておけるならば、開けておいてあげましょう。

電気を付けっぱなしにしていると、暗くなると眠る習性を持つインコは、熟睡することができません。

太陽の光で昼夜のサイクルを知ることができるので、インコも過ごしやすいです。

ペットホテルなどに預ける

誰もいない部屋に置いて、一人ぼっちで留守番させるよりも、ペットホテルや病院に預かってもらうこともできます。

人の目があるので、エサや水を切らす心配も無くなります。

急病になったときにも対応してもらうこともできます。

可能であれば、インコを購入したペットショップの中にあるペットホテルや、病院の方が安心です。

犬や猫とは違う生き物なので、インコのことを良く理解している所に預けましょう。

しかし、年末年始や、ゴールデンウィークなどの休みは、予約でいっぱで預けられなこともあるので気を付けましょう。

最近ではペットシッターさんにお願いする方もいます。

自宅の落ち着いた環境で過ごしながら、お世話をしてもらえるのは、インコの負担が少ないので、デリケートなインコにはオススメです。

出かける時期などを考える

もし可能であれば、留守にする際、夏場の暑い時期や冬場の寒い時期を避けてあげるのがベストです。

夏場に突然停電してエアコンが止まってしまったり、冬場にヒーターが壊れてしまうことが絶対に無いとは言えないのです。

留守番させるインコのことを一番に考えて、計画を立ててあげましょう。

インコの目線で留守番を考えよう

インコを留守番させるときは、インコの目線になって考えてあげましょう。

些細なことでも、見逃さないように注意しましょう。

些細なことが、インコにとっては大きな問題になってしまうからです。

可愛いインコの命を守るのは飼い主の責任です。

快適に安心して留守番できるように最大限の努力をしてあげましょう。

留守中にインコの置かれる環境、食事、メンタルなどを良く考えてあげることがポイントです。

留守番に限らず、こうしたポイントを押さえることが、インコを幸せにする飼育にも繋がります。