静かなブームを続けているインコですが、最近では、様々な種類の珍しいインコを、ペットショップで見かけるようになりました。
インコはフィンチ類の文鳥などと比べて、噛むイメージが強いかもしれませんが、比較的大人しくて、噛むことの少ないインコもいます。
そんな大人しいインコには、どのような種類がいるのか、ご紹介します。
セキセイインコ
日本で飼われている、小型インコの代表とも言える、とてもポピュラーなインコです。
小鳥好きの方は、一度は飼われたことがあるのではないでしょうか。
オーストラリア原産で、雛から育てれば、とても慣れた手のりになるので、初めて飼う人にも、オススメな入門のインコです。
性格はとても温和で、個体差もありますが、噛まれることは、比較的少ないでしょう。
頭も意外に良く、2才児の知能があると言われています。
そのため、教え方次第で、歌や言葉を覚えるセキセイインコもいます。
身体も比較的丈夫で、大切に飼えば、10年以上生きることもあります。
値段も手頃で、雛なら2,000円前後で売られています。
オカメインコ
中型のインコになりますが、オカメインコも、セキセイインコ同様に、とても人気のあるインコです。
原産国は同じく、オーストラリアです。
頬に赤い斑点を持つことから、おかめのお面になぞらえて、オカメインコと名付けられました。
赤い斑点がとても可愛いインコです。
最近では、様々な色変わりが作り出され、斑点を持たないオカメインコもいます。
性格も温和で人にも良く慣れます。
臆病なところがあるので、しばしば、オカメパニックという、パニック状態になることがあります。
セキセイインコに比べると、おしゃべりは上手ではないかもしれません。
値上はノーマルで10,000円から15,000円、一番ポピュラーなルチノーが、15,000円から20,000円位で販売されています。
ホワイトフェイス、シナモン、エメラルドなど、珍しい羽色になると高額になります。
身体も比較的丈夫なので、寿命は10年から15年と言われています。
大切に飼えば、長生きしてくれるインコです。
サザナミインコ
まだ日本でペットとしての歴史が浅く、どこのペットショップにも、いるようなインコではありませんが、ずんぐりとした身体と大きな目、ブルーやグリーンなど様々な美しい羽色があるので、これから人気が出てきそなインコです。
南アメリカの山岳地帯などに生息しているインコなので、暑さに弱く、注意が必要です。
水を良く飲むので、水っぽい便をします。
性格はおっとりしていますが、鳴き声が意外と大きいです。
臆病なところがあるので、慣れるまで時間がかかりますが、一度慣れると、素晴らしいパートナーになってくれるでしょう。
飛ぶよりも、地面を歩くのが好きな変わった鳥でもあります。
グリーンなどは15,000円位から販売されています。
珍しいカラーだと40,000円位と高額です。
アキクサインコ
オーストラリア原産で、珍しい鮮やかなピンクの羽色が人気のアキクサインコは、穏やかな性格で、ベタベタするのはあまり好きではありませんが、飼い主の肩にそっと寄り添ってくれるような、そんな控え目なところが、可愛いインコです。
鳴き声も小さいので、住宅事情を気にしなくても飼えます。
飼いやすさとピンクのカラーで、女性に特に人気が高いようです。
最近では、ペットショップでも、時々見かけるようになりましたが、ノーマルで15,000円から20,000円位、色変わりで20,000円から30,000円位で販売されています。
アケボノインコ
南米ブラジルが原産のアケボノインコ。
インコ特有の青とグリーンのカラフルな羽色が美しい、中型のインコです。
性格は温和で人にも良くなつきます。
スキンシップが好きな種類のインコでもあります。
平均寿命が30年と言われ、とても長生きします。
普段は鳴き声が比較的小さいですが、時々、甲高い声で鳴くことがあります。
あまりかまってもらえないと、ストレスから大きな声を出すことがあります。
運動不足にならないように、自由に遊べる時間を必ず作り、広いケージを用意してあげましょう。
価格は10万円から30万円と購入店や仕入の数によって変わってきます。
温和な性格な種類のインコを選ぼう
インコも生き物なので、全く噛むことがないと言える種類はいませんが、比較的、性格が温和で、おっとりした、攻撃性が低い種類のインコはいます。
そうした種類の中から、インコを選び、インコの飼育方法をしっかり学んで、愛情をかけて育ててあげれば、噛むことが少ない、優しいインコに育ってくれるはずです。
インコが噛む時には、必ず理由があるはずです。
その理由を理解し、受け止めてあげられる、飼い主になりたいですね。
インコも、そうした飼い主を信頼し、より強い絆を生むことでしょう。