インコのうんちが大きい時があります。

いつもと違ううんちが見られると、飼い主は心配になってしまうはずです。

ではインコのうんちが大きい時は、どのようなことが考えられるのでしょうか。

ここでその原因をご紹介します。

1.エサを食べ過ぎている

インコはエサを食べ過ぎてしまうことがあります。

特にエサを食べ過ぎて、起きた後はうんちが大きくなることがあります。

インコに何らかの原因があって、エサを食べない時は問題です。

でもエサをよく食べ過ぎてしまう場合も良くありません。

最近インコによく見られる、肥満になってしまうことがあります。

インコが肥満になると、糖尿病や心臓病などの病気にかかりやすくなります。

そのため栄養のバランスを考えながら、エサの量を調節していくことが重要です。

栄養食であるペレットは、量を考慮して与えたり、シードの場合は副食も考えるようにしましょう。

インコに大きいうんちがよく見られる時は、食事について見直してみることも大切です。

エサをあげ過ぎていないか、偏っていないかなど、しっかりと確認してみましょう。

2.便秘を引き起こしている

インコも胃腸の調子が悪くなることがあります。

下痢が見られることもありますが、便秘をすることもあります。

インコは人間と同様、食事の内容や運動不足などが原因で、便秘になることがあります。

また何らかの原因で、お腹に力が入らない時も、便秘を引き起こすことがあります。

インコは便秘になると、お尻を振るような仕草をします。

うんちが出にくいので、ふんばるようにして、いきんでいるのです。

このようにインコが便秘になって、無理に排泄しようとすると、うんちが大きくなる時があります。

うんちが大きかったり、便秘の仕草が見られる時は注意が必要です。

適度に放鳥して運動させるようにしたり、食事の量や配合を、見直してみることが大切です。

またインコのうんちは健康のバロメーターです。

うんちの大きさの他に、量や性状などを普段からしっかりと観察するようにしましょう。

3.発情している

インコの発情は、種類や個体によって差が見られます。

中でもセキセイインコの場合、生後6ヶ月くらいから発情行動が見られるようになります。

インコが発情すると、オスもメスも鳴き声が大きくなったり、活発になります。

時には攻撃的な行動が見られることもあります。

でもオスとメスでは、違った行動も見られます。

メスが発情すると、羽根を伸ばして反り返えるような仕草を見せます。

またうんちを体内にため込むことが多くなります。

そのため一度に大きなうんちをすることがあります。

過度な発情は体力を消耗したり、病気になってしまうことがあります。

そのため飼い主がインコの発情を、抑制させてあげることも大切です。

部屋が暖かくなりすぎないように注意しましょう。

インコがゆっくりと休めるように、早めに暗くしてあげるような配慮も必要です。

4.産卵の時期を迎えている

インコはケージ内で、メスだけで飼育している場合も産卵します。

メスのインコが無精卵を産むことは、自然なことです。

メスのインコは産卵の時期を迎えると、巣作りをするようになります。

またうんちを体内にため込んで、回数を減らして排泄しようとします。

そのため大きなうんちをするようになります。

これは体内にある卵を、上手に出すために行われる行動です。

インコのうんちが大きい時は、いろいろな原因が考えられます。

これは産卵の時期を迎えている、というサインの一つでもあります。

産卵の時期でうんちに異常が見られなければ、大きくても問題はありません。

でも産卵の回数が多すぎる場合は、カラダに異常がある可能性があります。

特に10個以上、一度に産卵する場合は注意が必要です。

このような場合は、獣医師に相談した方が良いでしょう。

5.卵詰まりを引き起こしている

インコは卵詰まりを引き起こすことがあります。

これは体内で作られた卵が、スムーズに排出できず、詰まってしまう症状のことを言います。

産卵をする様子が見られたのに、数日しても行われない場合は注意が必要です。

卵詰まりを引き起こすと、お腹が膨らんでいたり、食欲がないなどの症状が見られます。

じっとしていることが多い場合もあります。

またうんちをため込んで、産卵をせず、いきんでいるような姿をすることがあります。

回数は少ないですが、大きいうんちをすることがあります。

インコの卵詰まりをそのまま放置してしまうと危険です。

卵詰まりの症状が見られる時は、すぐに動物病院に受診しましょう。

インコのうんちの大きさや量、形状などを観察しよう

インコは産卵の時期を迎えると、大きいうんちをするのは自然なことです。

でも便秘や卵詰まりなどが、原因の可能性も考えられます。

インコのうんちは健康のバロメーターです。

普段からうんちの大きさの他に、量や性状などをしっかりと観察することは大切です。

また気になる症状が見られる時は、動物病院に受診するようにしましょう。