インコは止まり木に乗って、いろいろな仕草や行動をします。
中でも止まり木の上を、右往左往するような時があります。
ではインコがこのような行動をする時、どのような心理が働いているのでしょうか。
ここで紹介していきます。
1.インコは外に出たい
インコが止まり木の上を右往左往する時は、外に出たいという心理が働いていることがあります。
インコは何かを習慣化するのが好きな動物です。
飼い主が何度か放鳥させると、楽しさを覚えていきます。
そして外に出たがるようになります。
インコの放鳥は、とても重要なことです。
適度に運動をすることで、健康を維持するという意味があります。
ケージの中にいるだけでは、ストレスもたまりやすくなります。
放鳥することで、ある程度発散させることができます。
そのためインコが止まり木で右往左往して、外に出たがっている時は放鳥しましょう。
でも放鳥させる時間にも、気を配る必要があります。
一日に30分から1時間程度が無難です。
長すぎるとかえってインコのカラダに負担がかかったり、事故に遭うことが多くなります。
またインコを放鳥している時は、戸締りをしっかりと行って、様子を見守るようにしましょう。
2.インコは機嫌が良いので止まり木で右往左往してる
インコはいろいろな仕草や行動で、気持ちを表していることがあります。
インコは機嫌が良い時も、悪い時もあります。
機嫌がとても良い時は、頭を上下に振るような仕草をすることがあります。
また止まり木の上に乗って、右往左往する時もあります。
特にインコが元気にさえずりながら、止まり木を行ったり来たりする時は上機嫌です。
人間も気分が良い時、無意識にいろいろな行動をしますが、インコも同様です。
精神的な苦痛がなく、安らいでいる時なので、飼い主の配慮が大切です。
インコが止まり木で右往左往して、機嫌が良い時は、大きな物音を立てないようにしましょう。
また無理にケージを移動させるなど、インコの気分を害するようなことは避けましょう。
3.飼い主に遊んでもらいたい
インコは飼い主に甘えたかったり、遊んで欲しい時も、いろいろな仕草や行動をします。
インコが飼い主に甘えている時、翼を肩から離すようにして、震わせることがあります。
また止まり木の上に乗って、右往左往することもあります。
飼い主にかまってもらいたい時なので、一緒に遊んであげると喜びます。
インコはもともと遊ぶことが大好きな動物です。
ケージの中で退屈した時間が続くと、ストレスがたまってしまいます。
インコを撫でてあげたり、おもちゃを使って遊んであげましょう。
インコに積極的に呼びかけながら、遊んであげると喜びます。
インコの様子を良く観察しながら、コミュニケーションを取って仲良く過ごすようにしましょう。
4.何かに興味を示している
インコは好奇心旺盛な動物で、いろいろな物に興味を示します。
インコが何かに興味を示している時は、首を傾けてみたり、対象をじっと見ることがあります。
興味を持ってその場所に近づくこともあります。
でも止まり木の上から見える物に興味を持って、右往左往するような時もあります。
人間も何かに興味を持つと、そわそわすることがありますが、インコも同様です。
インコの視覚や聴覚は、とても優れています。
そのため止まり木から見える様子や、物音に反応して、様々な物に興味を示します。
人間の声をしっかりと聞いている時もあります。
インコが何かに興味を持つと、一心不乱になることが多いです。
インコが止まり木の上で右往左往している時は、インコの様子を観察してみましょう。
状況を把握して、何に興味を示しているのか、飼い主もじっくりと考えてみましょう。
5.病気で落ち着かない
インコが止まり木の上で右往左往している時は、まれに病気の可能性もあります。
インコが病気になると、あまり鳴かなくなったり、じっとしていることが多くなります。
でもこのように落ち着かないこともあります。
特に止まり木の上でウロウロするだけでなく、落ちそうになる時は注意が必要です。
また普段見られないような、異常な行動をする時は注意が必要です。
野性の鳥は弱った状態を見せてしまうと、敵に狙われるので、病気を隠そうとします。
飼われているインコも、この名残があります。
そのため飼い主がわずかな様子の変化を、見逃さないことが大切です。
病気を見逃さないために、普段からインコの様子をしっかりと観察するようにしましょう。
インコの病気は早期発見、早期治療がとても重要になります。
気になる症状が見られたら、すぐ動物病院に受診しましょう。
インコの様子を見て、心理を把握しよう
インコが止まり木の上を右往左往する時は、いろいろな心理が働いています。
インコが外に出たがっている時や、飼い主に甘えて遊んで欲しい時などに見られます。
でもまれに病気の可能性もあるので注意が必要です。
飼い主は普段からインコをしっかりと観察することが大切です。
インコの様子を見て、心理を把握できるように努めましょう。